目白台近くを蛇行する、江戸最古の.上水・神田上水を描く。江戸では人工の上水の設置にも力が入れられ、神田上水をはじめ、承応三年(1654)に玉川上水、万治二年(1659)に亀有上水、万治三年(1660)に青山上水、寛文四年(1664)に三田上水、さらに元禄九年(1696)に千川上水の整備を進めた。関口の名称に関しては、奥州道中の関所が置かれていたことに起因するという説と、此処に井の頭からの水流を江戸川と神田上水に分流する堰の口が設けられたことによるとする二説がある。図の右側にある建物は、寛保三年(1743)の松尾芭蕉の五十年忌に、上水道の整備に携わった芭蕉を記念して建てられた芭蕉庵である。
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