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対馬は南北82km、東西18kmと細長く、中央にある浅茅湾が北部を上島、南舶下島に分けている。対馬海流に洗われた海岸線は山が迫り、リアス式海岸が明媚な景観を造り出している。九州の最北端にあり、対馬海峡東水道を挟んで福岡からは138kmの距離。対岸の韓国までは50kmと最も近く、晴れた日には目視できるほどの位置にあることから、古来より朝鮮半島、大陸との交流に重要な役割を果たしてきた。豊臣秀吉の朝鮮出兵によって一時国交が途絶えたが、再開させた対馬藩主宗氏は、幕末より朝鮮との交易を委ねられ、独占的に利を得ていた。対馬は入り江が多く、どこを描いたか特定は難しい。それ故、「海岸夕晴」という題になったものか。雨上がりの晴れ渡った空に虹が彩りを添える爽やかな風景となった。遠くに見えるのが朝鮮半島だといわれる。
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