行書版 東海道 日本橋
保永堂版五十三次では大名行列の出立を描いたが、此処では庶民の旅立ちを描いている。「行書」といった気軽さがそのまま絵に出ている。「曙旅立の図」とあるように、のんびりとした旅立ちが、かえって爽快な朝を感じさせ、落ち着いた画面に成っている。天正十八年(1590)徳川家康の江戸入城後、江戸東部海岸を埋め立て、架橋した日本橋は、長さが約二十八間(50m強)あり、翌年諸街道に一里塚を設けるにあたり、ここを起点にした
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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