「坂本」
刎石山を借景に坂本宿を俯瞰して旅人達で賑わう街道と、その北側の家並みを描いている。この宿場内の街道の長さは392間あり、道の中央には往来する馬の飲み水や防火用に4尺幅の用水が通っていた。用水には17の石橋が架かり、用水の両側との往来がし易くなっていた。さらに家庭用の用水が家並みの裏を通っていた。宿場の家は川の両側で161軒であった。この中で南側の家々は道路と平行して建てると裏鬼門に向いて縁起が悪いというので、各家とも少しずつ北へずらして建ててあった。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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