ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

大昔に買ったコーヒーカップ作者の工房にて

2023-07-18 08:41:00 | 工芸絵画骨董

 長野県の地方新聞である信濃毎日のそのまた地方欄に、小諸在住の甘利紘陶房で自作の陶器と奥さんの染織りの展示販売を3日間だけ開くという記事を見て、軽井沢から近いからと出かけてみた。

 場所は小諸に入ってすぐの平原地区で、R18を注意して行ったから右手に見つけた看板に従って右折して細い一本道を曲がりくねって進むと、ポツンと建つ一軒家が工房ギャラリー兼自宅、その居間に続く南側の大広間には大谷石が敷き詰められた立派な展示スペースとなっており、壁も含めて友人に手伝ってもらい自分で施工したそうだ。

 これは蓄熱量が大きい材料だからエコで良いでしょうとちょっとばかり建築技術者としての僕の薀蓄を、訪問客は我々だけだったこともあって1時間ばかりお茶をよばれながらおしゃべり、この人のコーヒーカッをはもう30年以上前に、追分の寿美屋で同じようなものを二つ買ったのだと話したら、それなら小諸に移住したばかりの頃のものだと、大学卒業後に大倉陶園に入社しデザイン担当だったという甘利さん、笠間で修行し生まれ故郷で窯を開いたんだそうだ。

                         もう30年前からのカップ           

 並べられた作品は多彩で、皮製品をイメージする同じようなカップもあったが、笠間風色粘土で絵付けした飾り陶板や青磁風壺に志野風の鉢などなど、他にも面白いデザインの黄釉皿や粉引の酒器などが並べられていた。

 横浜は反町出身という奥さんの作品もショールやコースターなど女房が見ていたが、存外に安いお値段だったそうだ。

 ご挨拶代わりにと一つだけ選んだのが冒頭写真の湯呑、実は少し前に陶芸教室で見せてもらった個人収集の湯呑み図鑑にこの人の昔の作品が載っていたもので、そんな話をしながら結構手間がかかるという作り方や釉薬の種類なども教えてもらい購入したのです。

 7月最終土日にはアウトレットセールもやるそうだからまた来ましょうかね。

2009年5月のものの部分修正での再掲です、今回から以前の原稿をそのまま利用して修正することにしたので前の記事は消えることとなります、甘利さんはもう80歳近くになっておられるはずです


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