今回も山荘の風呂には入らずに毎日東信地区の温泉巡りを、6月とだいたいは重なるが上田の西の端にある室賀温泉ささらの湯は一昨年依頼と久しぶりに、あとの旧浅科の穂の香乃湯、星の温泉トンボの湯、追分の木もれ陽の里は先月にも利用した温泉だ。冒頭写真は散歩中に地べたで見つけたカエルでアカガエルというのかな、君は温泉には入らないよな。
室賀温泉は別所温泉に行った時にそちらでは入らずにわざわざ回り道してやって来たのだが、ここは午後も3時ぐらいになると日陰ができてそこに車を停められるのと、泉質が上田一般の硫黄泉の中でもアルカリ度が高いのとメタ硅酸が多いからか肌にヌルリとくる湯が温泉らしくて美人の湯と言われ、それに飲泉できて糖尿病、痛風、高血圧にいいと老人にも嬉しい温泉だ。地下1500mからの温泉で地元客はペットボトル持参で来る人が多いが、このもっと西の奥にある田沢温泉有乳湯に次ぐ泉質だと僕は思っている。
ここは以前は入浴料金が300円だったのが数年前に400円に値上がりし、名古屋在住の実業家の母親の実家があった縁でふるさと基金に寄付があって新しい露天風呂が加わったことで500円となってしまったが、内湯と露店二つで湯温が高中低と分かれているから、一番ぬるい露天に入ればゆっくりと湯を楽しむことができるところがいい。露天からは特に眺望が効くわけではないが、山裾から田園が広がる接点にあるため自然に囲まれたという雰囲気はある。サウナもあるから設備はまずまず、唯一食事処が休憩所とは別に独立しているから受付に理って一旦出ての利用となるのが不便かな。
ささらの湯
成分表部分
旧浅科の穂の香乃湯には今回も二回入ったが、犬を連れて行っても木陰があるからと、いつも空いているからということで回数券を買って利用している。その回数券は布施温泉や春日温泉と共通となっているから何かと都合がいいこともあって。東信地区は東御から東はどこも塩化物温泉で、ここもやや濃い目の21℃の冷鉱泉、沸かし湯ながら内湯はやや熱めの設定になっているから、この時期は露天で長居することにしているが男側からは浅間山は見えない。
穂の香乃湯玄関
成分表部分
星野温泉トンボの湯は8月になると特別期間となって住民割引が無くなるので、今回が夏休み前最後の利用となるだろうね。泉質はやや湯の花があるナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で飲泉すると微かに塩気がある。特に露天風呂は広々としていて木々にも囲まれてノンビリできる、有名な星のやの運営だから公衆温泉よりワンランク上の施設を狙ってはいるようだ。今回は6月に居たアイガモはもう巣立ったらしくてもう見えなかった。
男女が左右に
軽井沢町が運営する健康増進施設でリッチな町らしい全体施設だが、温泉だけは茅野の芹ケ沢温泉からロータリー車で運んでくるという中途半端なものなのがやや残念である。温泉は小さめだから混雑したら大変そうだが、いつも空いているのはこの中途半端さが原因なのかな。入っていても湯に特徴はないが、でも湯上りしたら肌はスベッとするからやはり温泉だなぁと分かるアルカリ性単純温泉だ。老朽化ということで解体撤去された国民宿舎もロータリー車で運んできた温泉だったが、やや茶色っぽい温泉でこれも今は閉鎖している塩沢温泉からのものかと思われたが、その湯よりは綺麗な無色透明の湯だ。
木もれ陽の里の温泉側入口