この日は平日でも多くの観光バスが駐車場に停まって整理員も出ていたし、ここまでの道中でも多くのバスともすれ違って来たしで、どれだけの観光客が河津桜を期待してやってきたことかと、それがこの咲き方では残念なことでした、今年の観光バスツアーはこのままではハズレで終わりになってしまいそうですな。それなのに花見客目当ての出店があまりにも多いのには驚いた、花の状況とアンバランスなことこの上ない商魂ではないですかね、これらはまつり予定期間のあとまで花が咲いていたらどうするのかと、おそらく客が集まってくるとなれば続けて商売をと逞しくも考えるでしょうな。
各所に出店が沢山あって
稲取みたいに見事ではないが
ということで1時間15分の滞在時間は見るところが少ないから余ってしまって、最後は会場内にあったさくらの足湯(冒頭写真がその建屋)というのに割り込んで足だけでもと、これが結構暖かくて後々まで靴の中でジーンとしてポカポカ気分を感じさせてくれた。でもサクラがこんな状況だと花より何とかじゃないけれど、何処か近くの温泉にという臨機応変の対応も準備しておいてくれませんかね旅行社さん、やはり身体全体で温泉を味わいたいもの、さっき歩いた川筋の対岸には日帰り温泉らしい施設が見えましたよ。
仲よくおみ足がズラリと並んで
湯口の孔付近が熱めでおすすめ
帰りも有料の修善寺道路を使った以外は全く同じ道で沼津に、天城峠を越えて中伊豆あたりに来たら晴れ間が広がっていて河津もこのくらい晴れていたらよかったのにと。狩野川の流域が広がる旧大仁付近ではパラグライダーが大空に舞うのを眺められて、これは景色にいい点景が加わっているなぁと、飛んでいる彼らは観光に一役かっているとは思いもしないだろうけどね。
パラグライダーが上空に
そのあとはバスの運転手が抜け道を選んでいるのかかなり右左と曲がる道筋を走って、朝に弁当を積み込んだジャンボひものセンターというお土産屋に到着する。この時間帯はこれからすぐ眼の先の沼津ICで高速に乗って帰るというバスが何台も停まっていて、このお土産屋さんは観光会社に相当に食い込んでいるんだね。以前に賑わっていたおさかなセンターのほうはもう違った施設になったみたいで駐車する車はマバラ、盛衰を感じちゃうけど沼津では個人で来たらこの街道筋より港付近の海産物店集積地に行くのが一番だものねぇ。結局こちらで買ったのは店名にもなっているような沼津名産の干物じゃなくて、試食試飲してみてこれならという練物とお茶だけを。ここの隣には餃子の王将があって晩飯用に買いたかったんだけどダメみたいで、テークオフできたら売れると思うんだけどね。
バスが並ぶ土産物屋
沼津ICから乗って走った東名では富士山周辺だけが黒い雲に覆われていて、期待した富士山が見られなかっただけでなく、御殿場付近では雪までが降っているのにはこれまた驚いた、天気予報は一日中晴れのはずだったのにねぇ。今回の日帰りバスツアーはツキに見放されていましたなぁ。
窓の外は雪
神奈川県側に入ってきたらまた晴れ間が現れてはきたがこれは後の祭り、最後はリニューアルされた海老名SAでトイレタイム+アルファの時間を撮っただけで、高速を順調に走って午後5時半に天理ビル前に帰って来た。これならもう1時間ぐらい使える観光場所を用意してもいいのではないですか、折角温泉地の伊豆に行ったんだから。
我家で帰って万歩計を見たらバスに乗っている時間が長かったのに14000歩を越えていて、ハテどこでそんなにに歩いたのかと、これだと観光するより運動をしに行ったみいたいだね。これだけ動いたのに晩飯は買ってきた惣菜に練物などをメインにして簡単になってしまって、今日の朝はおにぎりで昼はスーパーの弁当ものと全部が素食ということになって、さぞかしダイエットできたことだろうと良い方に考えておくか。
お土産は食料品ばかりを
この中ではあとで食べた河津産だというアジの干物は脂が乗っていて格別に旨かったですよ。