信州の農産物直売所でイチゴ大の変な果実らしいものが入ったパックを始めて見て、これは何かと訊いたらヤマホウシの実で食べられるという、ヤマホウシの白い花は知ってはいたが、それにこんな赤っぽい実が生ることはこれまで気が付かなかった。でも表面の皮がややグロテスクな感じがして買わなかったが、そのあと犬を連れて行った湯川公園で実が生っている(冒頭写真)のを見つけて、少しばかり採集して持ち帰って洗ってから食べてみた。
山などで花の時期には白い花(4弁に見えるのは実際は花ではないらしい)が遠目にも目立ってヤマホウシだとすぐ分かるのだが、この時期にはこんな大きさで赤くなる実ができるなんてどうして今まで気が付かなかったのだろう。直売所で聞かなかったら実が生っているとしても、その樹がヤマホウシだとはすぐには思いつかないかも、普段はチラ見ぐらいしかしていなくて案外と見過ごしてしまっているんだね。
あまり美味しそうには見えない
それではと食べてみたら、やや皮がカサカサで歯当りしてくる食感で外皮は食するには不向き、中の実はやや甘い味ではあるが食感がこちらはネットリとしたミルキーさの感じが果物らしくない、さらに種が大き目だから食べられる部分が少なくて決して美味なというものではない、どうしてこれを売っていたのかと、あとは食べずに捨ててしまった。
齧ってみたら
あとでネットで調べてみたら果実酒にするのが一番らしいと分かった、それなら売っていても買う人はいるでしょうか。酸味が無いので果実酒にするのでもレモン汁を加え、氷砂糖も控えめがいいらしい、効能は滋養強壮特に健胃整腸にいいらしい、それなら来年はリキュールを作ってみようかと、また一つ山の幸の利用方法を学べたね。