6年目の今年も参加することに決めた鴨川棚田倶楽部の山入地区の最初の説明会が3月3日にあって、その説明会自体はもう改めて聞く必要はないのだが、これまではもう少しあとで勝浦のビッグひな祭りが終了していたのに今回は期間内ギリギリで開催中ということで、そちらを見物しながら出向いてみようということになった。心配した天気のほうも幸いに晴れということで、これなら有名な遠見岬神社の階段の飾りが見られるぞと期待して。
棚田倶楽部の説明会は10時からということで、その前にみんなみの里などで野菜などの買物を済ましてから行けばいいと我家を7時に出発、いつものようにアクアライン以外は一般道R410を使って2時間ちょっとで鴨川最北部の長狭街道まで到着、すぐ手前にある豆腐屋はまだ開店前であとでと、その先のみんなみの里も開店直後でまだ品数が揃っていない感じで、野菜類だけいくつか買ってこちらもまたあとでということにした。というのもちょうどお雛様の日だから有名な房総太巻き祭り寿司がここにあるんじゃないかと女房が期待していて、今晩は息子夫婦を夕食に呼んでいたので見せてやろうなんぞと目論んでいたようだから。
みんなみの里
すぐ近くの公民館で開催された説明会は例年通りで、1時間ほどで終わった後は継続組はもう現地の田圃など見る必要はないからそのまま解散してもう一度買物に向かう。まずは菜の花とうふという店でおぼろ豆腐や枝豆豆腐、厚揚げ、おから、おからドーナツなどを買込む。ここの豆腐はきめ細かい滑らかな食感なのに味は実に濃いという、硬めの田舎豆腐とはまた違った美味しさが特長でオススメなのだ。
菜の花とうふ
次に廻ったみんなみの里ではやはりありましたよ雛祭りを表現した絵柄の現れた太巻きが、それも残り二つだけでなんとか間に合ってよかったよかった。それと干物があまりにも安かったからと、河津桜見物で地元スーパーで買った地場産干物があまりに旨かったから柳の下を狙って、しかし買いたかったアジのサンガはこの日は品切れみたい、これはそのあとのスーパーでもイワシはあるのにアジのは見つからなかった。
房総名物の太巻き祭り寿し
そのあとも今晩の刺身用の地魚をとスーパーODOYAにも立寄ってみたら、この日はキンメ、アジ、スルメイカ、カマスがあって、自分で裁きやすいこともあって新鮮で金色に光るアジと大き目のスルメイカを選ぶ。何回も買いに来ているこの店ではみんなみの里に置いているようなアジのサンガは見かけたことが無いのは何故だろう。
地元スーパーのODOYA
房州地魚コーナー
三ケ所も立寄ってから向かった食事処の鮮魚池田(冒頭写真)には11時半の開店直後となってしまって店の駐車場はもう満車、すぐそばの生コン工場の残材置場が使えると教えてもらって店に行ったら満席の直後で暫し待つことに、でも料理が一巡した頃には食べ終わる人もいるから間もなくで席に着けて、我々が注文したものが出てきたのは12時ちょっと過ぎと回転が速い。ここのは煮魚や焼魚は一匹が大きいから我々には少しばかり手に余るからと、僕はかき揚丼にして女房は天ぷら定食を、この店の天ぷらが初めての女房はきっと食べきれないことになるだろうと見越して。周りの客を見ているとキンメ煮付定食を食べている人が多いけれど、結構大きいのをよく食べるなぁと、以前に一回食べたときには煮具合が僕好みじゃなくて残さずに食べるのに苦労したからね。かき揚丼はタレが少し甘すぎるの以外は美味しい、ご飯にキザミノリが掛っているのもいい。女房の方は案の定食べきれないということになって、エビ1本とアナゴの半分は僕が片付けることになった。毎度のことではあるが、これらの定食に付け合せる小鉢の副菜や漬物をもっと薄味のものにしてくれませんかね、魚料理にこんなにキツイ味付けはマイナスだと思うんですけど。この日はアジを使ったナメロウがないという店内の黒板書きがあって、みんなみの里でもアジのサンガを売っていなかったしでアジの水揚げが少なかったのかと、でもスーパーODOYAでは新鮮なアジが買えたのにね。
この看板は書き換えしないようでこの日はナメロウは無し
かき揚丼
天ぷら定食
この店には食事処の道路側には鮮魚売場があるのだが、この日仕入れたらしいカンパチとイシダイだけが箱ケースに入っていたが調理用らしくて、販売用には干物を含めて何にも置いていなかった。