今年最初の軽井沢植物園の観察会が4月24日(日)にあって、今年は暖かいからと4月末に短期滞在していて、初めて4月での観察会に参加することができた。やはり4月はまだ別荘族の参加は無くて地元NOの車ばかりで人数も少なくて、ユックリと予定時間を超えての丁寧な説明は聞き取りやすく結構でした。特に今年は例年に比べると10日ほど花が早いそうで、いつもならゴールデンウィークが見ごろな花ももう満開で、5月に見物客で賑わう頃には花が終わりそうとか、タイミングよく多くの春の花が楽しめました。
入口近くの枝垂れ桜と大島桜が満開で見頃、これらも例年だと5月初めが満開でこの時期はコブシが盛りのはずが、コブシの花は散り始めていて季節の進み方が早い、この日も初夏並みの暖かさで園内を一周したら汗をかくぐらい、4月から5月初めの植物園を見物するのは初めてでこんなに多くの花に出会えるとは、来年からもこの時期は逃さないようにしないと。
この日に何らかの説明があった植物を写真に撮った、以下に多少のコメントを付記して。
満開だった枝垂桜と大島桜と手前にハクモクレン、下にはミツバツツジ
枝垂桜と大島桜を別角度から、大きくなった枝垂れは枝が折れて落ちる恐れがあると真下には入らないようにと、大島桜は皇太子ご成婚記念植樹とか
コクサギは葉や花芽に臭いがある木ということで
アポイカンバは北海道の木
ニリンソウとサクラソウ
エンコウソウは猿(猿猴)の手のように花芽が伸びる
リュウキンカはエンコウソウに似た花だが伸びない、ヒメリュウキンカは陸地でも育つがこれは水辺だけの植物
クリンソウに早くも花芽が、これもビックリするほど早い
アズマイチゲとヒトリシズカ、日当たりがいい場所のアズマイチゲの花はもう終わっている
ヒトリシズカ
シナノタンポポも在来種で咢片は反り返らないほう、種類によって反り方が微妙に違うという
カタクリは日陰ではまだ花が残っていた
シラネアオイとアズマイチゲ
シラネアオイは寒さ除けの下でもう咲き揃って
トガクシショウマ
サンカヨウ
キクザキイチゲはアズマイチゲよりも華やか
イカリソウ
イカリソウ
キバナイカリソウ、我家のものより色が薄くて白い感じだがこれが本来の色とか
ヤマブキソウ
毒草のハシリドコロ
雌雄異株という説明があったカエデの花
ほかのエンレイソウの花は終わっていたがオオバナノエンレイソウだけに
ザゼンソウはもう花が終わってしまって芽が出てきたところ、例年なら咲いている時期とか
ヒメザゼンソウは葉が出た後に花が咲くそうだがこれも終わっていた
ヒカゲツツジ
トサミズキ
カンアオイの仲間のウスバサイシンはギフチョウの餌だそうだ、土近くに黒い花があるがとても花には見えない姿かたち
ハルトラノオ
ツルキンバイ
ヒガンザクラ
マメザクラ
エイザンスミレ
ショウジョウバカマ
植物園からのお知らせが貼られていて、5月4日のみどりの日にはユウスゲ(アサマキスゲ)の苗を無料配布するとあったが、我々は5日から軽井沢に行くつもりで貰えませんな。