これまでこれも知らなかったのだが、慶応大学日吉キャンパスではこの時期には、地元住民との交流を兼ねたイベントということで日吉フェアというのをここ数年やっていたとか、昨年からは三田祭の前夜祭に合わせての開催となっているという。まぁ学生が主体となっての催しだからと思いつつも、フリーマーケットなどもあるということで、どんなものかと女房と散歩がてらに昼過ぎに行ってみた。
東横線日吉駅から東側正面に見事な銀杏並木が迎えてくれるキャンパスには結構な人混みが、イチョウはやや秋の色付きが出てきたぐらいでまだ紅葉の見頃ではないが、このくらいの時期の方が落ち葉が舞うことははまだ少ないし、肌寒くもないから外での催しには向いているということもあって、そういえば学園祭というのは11月に集中していますよね。
銀杏並木
会場内の案内掲示(冒頭写真)を見れば外では大きく3ゾーンになっていて、正面の記念館前がフリーマーケット、その手前から北側に伸びる二つの通路では展示ブースゾーンと飲食ブースゾーンが、さらに往来舎という建物内のステージでは学生や地元グループによるプログラムが組まれていて、あとはキッズゾーンとか講演や上映会などと、学園祭をこじんまりとしたような、そして出展者に地元参加を意識したという、内容としてはかなり地味な感じではあったが、2年生までの若い学生に社会経験をというのが主目的でしょうかね。すぐ傍には立派なグランドがあるのにそちらは全く活用していないのは勿体ないと思ったが、まだまだこれ以上は手を広げられないということでしょう。
まずは会場内をサッと眺めつつ一番奥の記念館前まで、ここは学生たちが集まって何かの準備中と右手の仮設舞台ではグループでなにやら歌っていたりと、あんまりインパクトはないですな。夕方からは記念館では「きゃりぃぱみゅぱみゅ」の舞台があるということであったが、ワシには縁がないことでと、入場券は前売りであったようで学生さんだけにということですか、若い人には人気があるでしょうからねぇ。
記念館前
フリーマーケットの数はまだ少なくてちょっとばかり物足りない、出店者が多くても古着ばかりというのもつまらないが、もっとPRしていろいろな分野からの参加者を増やしましょうよ、手作りをというのがかなりを占めていたのは好印象だったけど。
フリーマーケットゾーン
飲食ゾーンは賑わうには少な過ぎる数、さらに近くには生協食堂があってこの日は一般開放していたようで分散しちゃっていたような、我々は家で食べてから行ったのでメニューと値段だけどんなものかと、やはり学生食堂は慶応であっても安いですねぇ、普段も一般客が使えるんでしょうか、それだったらいいのにね。
飲食ゾーン
展示ゾーンも地味なものが多いのとフリーマーケットとの違いも分からないというのは何故と、ほぼ興味なしではあったが一つだけ日吉台地下壕保存の会というテントがあって、本土決戦に備えて大本営を移そうとした地下施設があるというのは聞いてはいたが、月一回の見学会があるそうでこちらに申し込んで参加できるみたいですね。
展示ゾーン
日吉台地下壕保存の会で
往来舎内のホールにメインのステージが設けられていて、我々がちょっとだけ見ていた時には学生たちの演奏と何故かフラダンスグリープの演技が、やはりオジサンやジジイ達にはピチピチなほうがいいですな、あとは子供たちが控えていたようで帰ることにしたが、こういう参加グループは自薦でということですかね。
往来舎
学生バンドが
ここにフラダンスとは
こういう催しは地元に住んでいるも我々でも初めて知ったということではイケマセン、もっとPRが必要でしょう、これからも定着させていくのであればもっと盛り上がる仕掛けを工夫して規模内容を膨らまさないと、来年以降を期待しましょう。