昼近くなってこの祭り会場周辺では目ぼしい食事処も無さそうと思っていたら、会場内でチラシを配っている若いのに渡されたのが足柄にあるアサヒブール神奈川足柄工場の宣伝で、今年からこちらに来た観光客を誘うためにシャトルバスも運行させるようになったらしい。ビール工場にはつきもののビール園ならば、車を運転する人のことも考えてランチも食べられるだろうとそちらに行ってみることに。冒頭写真は門を入ってすぐに見られるアサヒビール神奈川工場の全景で、見学客を意識してよく出来ていますねぇ。
配布されていたアサヒビール工場案内チラシ
車なら10分もかからないやや小高い場所に工場があって、足柄の豊富な水を活用してスーパードライを作っているというが、工場見学やビール園への客を意識して眺めのいいロケーションにゆったりとした施設が配置され、足柄の物産販売所までも揃っている。昼からは雨が上がって周辺の雲も高くなり始めて、これは晴れたら素晴らしいと思われるロケーションに立地していますねぇ。
工場棟
工場の案内マップ
右手が足柄の物産館
工場を見学すれば最後にビール二杯が無料で飲めるというのにはそそられたが、運転があるのと全部で90分という所要時間が長すぎるからと、この日はビール園でランチだけにすることに。12時少し前だったのですぐに席に案内されたが、12時過ぎからは団体客も含めて次々にというような客の入りで、収容能力は外のテラス席も含めればかなりあるけれど間もなくで満員状態になってきた。ほとんどがビールを頼んでジンギスカンなどをと言う客ばかり、札幌から大々的に始まったこの手のビアレストランであるビール園はやはりこのスタイルが一番ですよね。でも我々は僕がノンアルコールビールだけを頼んでランチメニューからは足柄まさカリーを、女房は足柄牛ハンバーグランチを。チャンとしたレストランだから味の方は安心して食べられますね。ただし食事中は周りはほとんどがビールを飲んでいるから賑やか過ぎてウルサイのだけが難点、飲まない客は損だということだな。我々が帰った1時頃でも擦違ったシャトルバスは超満員のようで、こんなことをしちゃうと開成町には怨まれませんかね。
左はビール園テラス席
ノンアルコールビールはやはり軽め
足柄まさカリー
足柄牛ハンバーグ
最後はやはりここまで来たら山北町の丹沢湖の奥にある中川温泉にもと足を延ばす。この温泉は丹沢湖に注ぐ中川川の渓谷沿いにある温泉で、岩場を流れてくるから雨が降り続いていたのに濁っていない渓流とまだ新緑の緑が目の保養となっていた。利用したのはぶなの湯という町営温泉で、2時間以内は700円というのはすぐ隣にあったあしがら荘の看板に500円とあったのに比べると高かったのだが、それなりの理由があるのだろうといつも利用しているこちらに。泉質はアルカリ性単純泉で、今回の成分表示にはPH10.1というこれまでより高い値となっていて、これだけ高アルカリの湯は珍しいのでは、でも泉温は33.3℃とあるから沸かし湯ではある。内湯はややぬるめでユックリと浸かっていられるのがいい、逆に露天は熱めで長湯できないがこちらの方が源泉濃度が高いみたいで湯のスベツル感が強い。両方に交互に入って最後は露天で〆とした。
渓流沿いに建つぶなの湯
イアワタバコの大株に花がいっぱいで見事
成分表の一部
温泉を出たのは3時頃、そのまま大井松田までR254を走って東名に、海老名ジャンクション付近で少しだけ渋滞があったがそれほどでもなく、この日は雨が幸いしたということで帰りまでスムースとなって良かったなということにしよう。