鮭漁で有名な三面川を渡れば間もなくでR7から右折して市街中心部に向かうことになるが、旧市街地は城下町の名残りそのままの道路状況だから方向感覚が狂わされて、それこそ迷路みたいになっているのが困る。それに観光客用の駐車場も整備してもらいたいもの、この前の団体ツアーでもバスが駐車したおしゃぎり会館の駐車場は当館利用者以外は駐車禁止の表示はあるが、ほかに適切なのが無いから観光客には目をつぶっていると思われるけどね。
冒頭写真は塩引鮭を干している民家で、3月にはズラッと吊り下がっていたのが残り少なくなっていて、もう多くは食べちゃったのかな。
そこからは市内中心部は歩いてもすぐでこの前と同じ道筋をぶらつくことに、今回は町屋のお人形さま巡りなどの催しは何もしていないから街は閑散としていて、我々みたいな観光客らしいのは数組を見掛けたぐらい。しかし古い町家が多く残る街並みはどこか懐かしい風情があっていいもの、一部には道路拡幅で整備がすすんだ通りもあるけれど、そこも新築の家は在来和風民家様式にして雰囲気を壊さないようにしているのも好ましくて、一部の路地など黒塀で統一するなどと、町全体で城下町村上を相当に意識しているのが分かる。昔からの六斎市に加えて骨董市もやっているから、その日に合わせてくるのがいいかないつも思うのだが機会が無くて。今後の町興しのためには駐車場整備が必要ということと、いっそのこと見晴らしのいい場所にあったお城の復元もどうですかね。
中心部でまだ道路整備が済んでいない商店街
上の通りに続く先は拡幅も完了して新しい家は古民家風に
塩引鮭の有名店喜つ川
雅子様ご結婚引き出物の堆朱を用意した池田屋
内部を公開している城下町情報館
お茶の北限村上の老舗
通りがかりに店の前にヒメサユリとヤマシャクヤクの鉢を置いている堆朱屋さんを見つけて、店の奥にもいくつかあるというので見せてもらいに入ったら、御歳はもう80歳というお婆さんが狭い中庭を利用して沢山の種類の山野草を育てていて、どれも種から増やしたんだそうだ。場所が狭いから一部は鉢に植えているということで、雪割草などはもう数えきれないほどの鉢が室内に並べて置いてあって、花の時期には良い花を選んで交配して新しいのを作るんだと、いやひとしきり講釈を聞いて感心してしまった。これなら小布施のやましち山野草店みたいに山野草店も兼業したらどうですかね。
玄関先には鉢は三つだけだったが奥が凄い
木工と竹細工の店
黒塀横丁
黒塀横丁の一郭に料理店も
昼は以前にも一回だけ食べたことがある割烹の千渡里に、狭い路地にあるけれど駐車場もあるから都合がいい。日替わりランチは滅法に安いが今回はその上のランクの定食で、お任せ刺身定食と焼魚定食にしてみたが、日本海の幸てんこ盛りの名物丼というだぁーまた丼なるものもあるらしいが、毎晩が食べ過ぎで昼はあくまでも抑えてと。ここは夜が良さげな店でランチはサービスという感じ、器などいいものを使っていてさすがに魚は美味しい。女房のお刺身は見るからに艶々の切身で新鮮そう、僕の方は3種類から選べるというのでヤナギカレイにしたがやはりプロの焼き方は違いますな。
千渡里
定食の共通セット
それぞれのメインのお刺身と焼魚