ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

パーカー90点という6本セットのワインを飲んでみた

2020-09-17 08:40:00 | グルメ・酒・ワイン

 ネット通販の京橋ワインのすべてパーカー90点以上6本セットなるものを購入してみた、各所でパーカーさんの評価についてはいろいろ書かれているが、いい悪いは別にしてどちらかというと濃い目のワイン好きらしいから僕の好みには会うのかなと、でも平均1本当たりの価格が1280円ほどだから大きな期待まではしていなかったけど。冒頭写真は添付されたそれぞれのワインの謳い文句ですが、こんなお上手なコメントは僕にはできません。

●ラ・トリブ 2010

 京橋ワインのすべてパーカー90点以上6本セットの最初に飲んだ1本で単品価格1518円、確かに濃い目の味わいではあるが、ややザラついた感じが舌に残るのと、香りは弱めで鄙びたようなところがある。それでか10年の熟成があるのに厚みやパワーが出てきていない、スペインワインは熟成年数があっても安いものが多くお得感があるがこれは普通か、二日目にはやや柔らかみが出てきたが10年熟成の円やかさと深みは出ないまま、当然に若さのパワーもないわけで、その中間という雰囲気もない、やはり普通でやや濃い目の味のワインといったところ、それにしてもこのラベルの異様な絵は何を主張しようとしていたのかな。

                                

●プエージェス・リオハ・クリアンサ 2014

 京橋ワインでの単品価格1620円でこのセットでは3番目の値段のワイン、スペイン産は値段以上に熟成期間が長いのが取り柄でこれも、こちらは全体的に熟成風味からくる厚みと複雑さはあるものの、ややキツメの味が舌に来て口に広がる美味しさはあまりないかな、二日目には柔らかみが出てきてまずまずの味わいに、酸化がいい方向に出ているようですが、まぁこのくらいの値段以上にはなっているかなというところ。

                                 

●ル・シルク・ルージュ 2017

 単品価格は1518円、フランスはルーション地方でもスペインに接する地域の産とか、南仏らしい濃くて果実味が強い味わいで香りもソコソコにいい、説明には優雅な佇まいとあるが僕はややクドサを感じてそれはないでしょうと。このシルクというのはコロナで破綻したシルク・ド・ソレイユのシルクでラベルの絵もサーカス場面から、二日目には柔らかみが出てきていい感じに、アルコール度が14.5%もあるので甘味が強くて、それにマスクされたのか複雑さや奥行きは無いけれど。

                                

●セニョリーオ・デ・P・ベシーニャ・コセチャ 2018

 単品価格1738円はこのセット最高価格の2本の一つ、スペイン産であるが2018年と熟成期間が短いのにこの値段はソコソコにいいのかもと。当然に熟成風味は期待しなかったが味わいのほうはスッキリ以上の何かがあるかと思ったら、やや酸味が強めだがバランスはいい程度のワインですが、それ以上に果実から来る香りとはかけ離れた動物的な匂いがあって、喉越しには更に強く異臭感がある、鼻をつまめば臭いは消せるが喉越しのほうは避けようがない、これは甘さ強め好きなパーカーさんの90点とはとても思えない、二日目に少し残してみたら味は濃くなって僕の嫌いな匂いが弱まったものの、まだまだ残る風味にこれはハズレですね。

                                  

●エンフェルメラ・トロ 2015

 京橋ワインの単品価格は1590円、プエージェス・リオハ・クリアンサと同じくスペン産の熟成期間が同じようにあって、厚みや複雑さがあるのは共通だが、こちらのほうが柔らかく果実味も強くて値段とは反対に味わいの軍配はこちらにあがる、二日目の最初は甘味が強まったかと思ったが、そのあとはやや地味になってしまったのは何故だろう、当日とそのあとはプエージェスとは逆になった感じ、これが業者が付けた値段差ですかね。 

                                

●シャトー・コルネイラ・エリタージュ 2017

 京橋ワインでの単品価格は1738円でこのセットでは一番高い2本のもう一つ、フランスらしい香りが良くて厚みと複雑さがある味わい、でも安ボルドーみたいな堅物ということは無くて、やや柔らかみもあって飲みやすいが口に広がる旨さやパワフルさはない、中の上といったところ、二日目もあまり変わらずでやや味わいが弱くなっていたかな。    

                                  

 京橋ワインの単品価格を合計してみると9722円、これがセットでは7678円(送料無料)ということだから79%、満足度もそのくらいだったということになるかな、ハズレもあったからそこまでいかない70点ぐらいでしょうか、それにしてもパーカーさんが全部飲んで評価しているんですかね、パーカー評価とか金賞などというのは話半分ぐらいと思った方がいいような、また販売値段でも味わいとリンクしているわけじゃないと感じるのは僕だけか、別格値段のワインは確かにそれだけのことはあるものの、人それぞれに好みがあるからこのくらいの安めのワインでは自分に合って美味しいというものはなかなか見つけられませんね。         


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