ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

鴨川棚田倶楽部の田植に、そして夜は酒盛り

2012-05-04 17:35:13 | その他

 参加し始めてからもう6年目となる鴨川棚田倶楽部の恒例の田植に29日の日曜日に行ってきたが、これまでゴールデンウィークの最初のこの時期でもアクアラインはそんなには混まなかったのに、今年は往きは川崎側の合流点から少し先まで、帰りはそれ以上の渋滞となって、これは出来たばかりのアウトレット木更津が影響しているんでしょうか。お蔭で帰りが遅くなってしまって、息子夫婦を呼んでの夕餉の用意には大忙しとなってしまった。

 新しく木更津にオープンしたアウトレットの影響があるかもしれないといつもより早めに家を出たのだが、川崎の浮島のアクアライン入口は二ヶ所の合流地点が近接しているから大渋滞を起こしていて、トンネル内もほぼ半分まではノロノロという状態にやっぱりかと。でもその先は走り出して、アウトレットがある木更津の金田出口ですぐ降りる車は8時前と開店時間より早過ぎるからかまだ少なくて、多くは潮干狩りなどに行く車かも。

 いつも通りにみんなみの里でトイレタイムをとってから山入地区の合同作業田圃の場所(冒頭写真の鯉幟の手前がいつもの集合場所)に集合時間の10時前に到着したらいつもよりまだ車が少なくて、どうやらあの渋滞で遅れたのが多かったみたいだね。

                      田植え前

               

                安物の地下足袋はもう6年使う                     苗が用意されていて

 初参加者には田植えの要領の説明があって、そのあと全員が一列に田圃に入り二人ずつがペアになっての作業の開始。初めは遅い人が必ずいるからなかなかハカがいかないが、1/3ほどからはドンドン早くなって休憩なしで12時前には共同の田圃の田植えが無事完了。

                      まずは小分けした苗を適当に投げ入れて

                      全員が一列になって

 田植えの最中には田圃の中にはイモリやオタマジャクシにタガメなどが泳いでいてカエルも周囲で飛び跳ね、イモチ病が出なければ農薬を使わないし、除草剤も最低限で米作りしているそうだからこれらの生き物がそれを証明しているわけだ。カエルの鳴き声に交じってウグイスの鳴き声も聞こえて、この里山近くの棚田の風景とマッチしていて心休まるというもの、2時間なんてアッという間であったな。この日は日差しが強くて、半袖だったから日焼けであとで赤くなった腕を擦ることになったが。

                      手植えの完了

 終了した田圃を見ると一部に苗の列が乱れているのはご愛嬌、それと一ヶ所に植える苗の本数がやや多いのは素人がなせること、最初の講釈でもこの植えた最初のものから株分けで増えて出る方に多くの米が稔るんだと言っていた、周囲の機械植えのものはこの半分近い感じだね。

 昼は農家のお母ちゃんたち手作りのチラシ弁当は田植えでの毎回のこと、ここに鶏肉じゃなくてマグロをつかっているのが意外と旨いのですよ。ほかに塩むすびもあって、これが米だけでも美味しいから参加者の一人が家のはこんなには味が良くないのはどうしてかと訊いていて、それは涼しい場所で保管していないからと言われていたな。我家では夏場でも涼しい場所で玄米で保存しているから1年間は大丈夫、でも2年目はやはり味が落ちるからその年のものは使い切らないといけません。

                         お弁当は他に塩むすびも

  田植えが済んだら帰ってからの夕食の食材などを仕入れるためにすぐの菜の花豆腐で豆腐をいくつか買ってからまたみんなみの里に、こちらでは野菜類やここでしか見掛けないアジのさんがや格安のわけあり干物などを買込む。この日は山野草を食べるというイベントをやっていて、食べられるものの見本を展示していたが、こうやって見ると食べられるものって多いんだね。でもニリンソウと間違えてトリカブトの若葉を食べての事故のニュースがちょっと前にあったばかりで、我々素人はキノコ並みに注意しないと危ないぞ。

                 みんなみの里

                         食べられる山野草見本

 次はやはり地元スーパーのODOYAにも立寄ってお目当ての房州産近海物を、今回はアジ、ヤリイカに小振りなカツオを、これらは帰ってから刺身にするのは僕の担当。

                      房州近海物は鮮度が違う

 房総の最後は田植えの汗を流そうと温泉に、今回は空いているのがいいとかんぽの宿鴨川に、ここは大浴槽は温泉じゃなくて天然温泉は小さな寝湯だけ、泉質は単純硫黄冷鉱泉ということで鴨川温泉なぎさの湯という源泉から引いているということだ。最上階7Fの浴室からは太平洋が見渡せるという景色が売りの温泉で、その手前には鴨川シーワールドが垣間見えて、この日はシャチのバック転の一部が少し見えたが観客の数のほが物凄く多くて、前の道路では西向きはかなりの渋滞であった。

                    鴨川シーワールドと海

 さてこの後の帰り道が問題でラジオでアクアラインの渋滞情報が流されていて、途中から高速に乗るか一般道で金田ICから入るか案じたが、アウトレットからも合流する車が多いだろうから高速だとかなり手前から渋滞にハマルかもしれないと一般道を選ぶ。やはり金田ICから本線に出るまでの渋滞は大変なもので、こういう時はやや強引でも前へと皆さん同様に頑張っちゃう。そのあともノロノロと、最後になってやっと流れる状態になって、川崎市街は逆にスムースになって我家には6時過ぎに帰還。この日は息子夫婦に加えて女房の妹が来ていたので、全員分の食事に大奮闘となる。

 それからのご馳走作りは頑張ってみたものの食卓に皆が座ったのは8時になってしまって、それでも食べ残すぐらいの内容に全員が腹一杯は年寄にはやや問題ですな。料理は嫁に合わせて肉抜きだから、息子用には昨日の残りの牛ホホ肉の赤ワイン煮を用意してやって、若い奴らはよう食べるねぇ、結構なことだ。

                          小鉢2種類

                     刺身とサラダなど

                   

                             アサリの酒蒸し                         野菜のパイ包焼

                   

                             蟹クリームコロッケ                      タケノコご飯

 ワインはややマシなのはカルフォリニア産のマンドリン/ジンファンデル・メルロ/2000年で、朝に出掛ける前に抜栓しておいたが値段以上にいいワイン、あとは安いコストコのスペイン産クラブ・プリヴァーダと駅近くに新しく開店したイオンリカーで安かったチリのコンドル/シャルドネ・セミヨンで。コストコのはそれだけで飲めばまずまずイケルのだが、やはり飲み比べると差は出てきてしまう、安い白のほうは比較するのが無くて皆さんがまずまずと評価、でも値段を考えるとどれも文句はありませんな。

                                

 この日は時間が短くなって飲む人4人でワインは3本で少し残った、本当はこのくらいがいいんだけどね。


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