冬休み前のお得価格の宿泊料金の期間を狙ってスパ・ハワイアンズに一泊の予約を入れてお出掛け、大震災の前以来だから二年ぶりの日本のハワイで遊ぶということになる。ここも被害を受けて一年弱は多くの施設が休業していたはず、その間のフラガール達は各地に巡業興行して頑張ったというニュースが宣伝にもなっていたような、今年2月に全面再開してから既に十ヶ月以上、新しいモノリスタワーも完成して開業している現在はどんなものになっているかと楽しみに、でも泊まるのは安い方のホテル・ハワイアンズのほうだけどね。
今回も予約の時から申し込んで、横浜からの無料送迎バスを利用することにして、朝は9時20分に天理ビル前からの出発のバスはほぼ満席、すぐに首都高に乗ってから都内に入れば、いつもながらベイブリッジ側からとの合流渋滞があって、そこを抜けたあとは順調で、守谷SAと中郷SAの二ヶ所でトイレタイムをとっただけで約4時間ほどで湯本ICで降りる。その目の前の場所には郡山の薄皮饅頭で有名な柏屋の店舗があって、女房はここに寄ってくれればいいのにと言うのだが、そんなことに聞き耳持たずは当然で素通り、すぐ近くのスパ・ハワイアンズに直行する。目の前には大屋根の隣に新しいモノリスタワーが真っ先に見えてきた(冒頭写真)が、タワーというには旧いホテル・ハワイアンズのメイン棟よりやや高層ぐらいの建物といったところで、でもこの位の方が施設全体とのバランスという点ではいいかもね。
いわき湯本 柏屋
中央がウォーターパークの大屋根、右がモノリスタワー、左がホテル・ハワイアンズ南館
ホテル・ハワイアンズ東館
この日は到着した午後1時過ぎのチェックインではすぐに部屋に入れるということで南館の客室に、これまでは格安料金だと東館だったけれどいつもの東館1号館は改装工事中とかでもっと広めの部屋となったみたい。しかしホテル・ハワイアンズの中央間の展望風呂が緊急工事中で、女風呂は使えるが男風呂は一番端っこ遠くの東2号館最上階の展望風呂ということであったが、このあとすぐにフラガールのショーを見た後は一般客も利用できるほうの温泉施設の方がいろいろな浴槽があるからそちらを利用して、夜の最後は近くにある南館の風呂に、そして展望風呂は翌朝にと、とにかくここではいくつかの風呂のハシゴも楽しみなんですよ。
客室
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉でPH8.1、毎分5tの湧出量の内でこの施設で使っているのは3tというような豊富な湯が自慢、新しく出来たモノリスタワーなどのほうにも専用温泉があるというがそちらの宿泊者専用、もしどれも自由に利用できても全部には一泊では入りきれないからそれはいいとして、何処に泊まるかによって施設内で着るアロハやムームーが異なるのは差別みたいでこれは頂けないのでは、それと施設全体が増築を繰り返してきているのと、エレベーターが少なくて分散しているから歩く距離が長くなって、運動にはいいのかと皮肉も出そう、さらに施設を巡っても閉じられた空間みたいに外の景色が見えないというのも減点かな。でもそれ以上にフラガールショーは補って余りあるということで、このあとの夕食バイキングの内容も考えるとコストパフォマンスは高いから、これからも何回も利用したいと思いますよ。もっと年取ったら、モノリスタワーが専用の温泉やレストランで動くのがコンパクトになるんだったらそちらに宿泊にすればいいかと、楽チンを金で買いましょうかね。
昼のショー開始にはやや遅れてステージ前の観客席に行けば、座る長椅子は震災前からは新しくなっていたが、見やすい前の方は有料の席となっているではないか。でも前後の勾配は大きく段差になっていたのと二階席も椅子席が設けられていて、収容力が増えているのと一般席からも見えにくいということは無い。ここの大屋根が大震災でかなりやられたと聞いたが、中央には新しく補強用の受け柱が設けられていて、以前にあった右手の大プールとの仕切りとなった海賊船風の船は撤去されていて、こちらからの大空間全体の見通しは良くなっている、このシアターを閉鎖的に使っていた前よりもこのほうがいいんじゃない、ショーを見ながらプールのビキニギャルなどを脇見もしながら楽しもうというオトーさんにはなんてね。
ショーの内容はあくまでもフラダンスだからそんなに大きく変わった演出ということはないけれど、それぞれの踊りの構成には違いを付けているのと、フラガールの日常の訓練よろしくお見事なものでまたレベルアップしているように感じる。本場のショーは見たことは無いが、このくらいスタイルのいいフラダンサーが居並ぶショーはハワイやタヒチなどでもあるんですかね。前半はややオシトヤカなハワイの踊りで、中間には観客の希望者をステージにあげてフラダンス体験というサービスを入れ、後半はポリネシアンなどの激しい踊りが多くなり、最終はフラガールのトップが踊るソロがあって、チームメンバーの紹介でフィナーレという構成は以前も同じだったような、でも全体の中身は進化していると言えるでしょう。
今回のショーで一番大勢のフラガールが出演したのは23名、これにファイヤーナイフショーの男性が3名、これにバンド演奏と歌で3名が昼と夜の2回のステージをエネルギッシュに、皆さん交代制の休みがあるんですかねと心配しちゃうぐらい、それと写真では分からいが実際のステージからは物凄い大音量が響いてきて迫力が一段と増して、これなら本場以上なのかもと思わせるよな。
第一日目昼のショー
奥にバンド、手前はファイヤーナイフダンサー
中央に大屋根補強柱が
右手手前の船が無くなっている
第一日目昼の部のソロダンサー
昼のショーから夕食までは我々みたいなロートル組は温泉のハシゴ、若い人達は大プールのウォータースライダーなどで遊ぶことになるわけだが、小さい孫に付き添っているジーさん連中もいて、見守りながらいい湯だな気分でいるみたい、後で考えてみたらプールは温泉浴槽よりもぬるい温度だろうから必然的に長湯できるというもの、次回はワシも水着を持ってこようかとも、しかし腹プックリというのも不格好でおおっぴらにはできませんな。
この間は時間が十分にあるから、温泉は宿泊者専用の内湯だけの温泉に入るより一般客も利用しているスプリングタウンの大浴場のほうが、多くの種類の浴槽があって楽しめると思う。こちらには大きな内風呂とそれに連なる露天風呂が中心部にあって広々、別にあるかなり濃い目の源泉風桧風呂はかなりお薦めの湯、ほかにはジャグジー浴槽やジェットの寝湯に打たせ湯があるし、サウナも高温と中温の二つがあって、合間に休み休みを入れそれぞれの湯に浸かって長時間楽しんでしまおう。さらにここの外にもスプリングパークという水着着用のエリアがあるのだが、そちらもこれまで入ったことが無くて、冬場は寒そうで遊ぶなんて我々には考えられないから、露天風呂ならギネスで世界一広いと認定されたという江戸情話・与一という温泉を利用するのがここの定番、ということでスプリングタウンで全部に入った後は和風に演出した露天の与一に、ここの露天は内湯と同じ源泉を加温していないみたいだから長湯できる、蒸し湯の小屋もあってこの日はミカンの皮を置いてあったがそんなには香りは出てはいなかったけれどそれも利用して、こちらでもジックリ湯を楽しんで4時半で切り上げることに、通しでは2時間ぐらいは温泉で過ごしたことになる。実はこの露天風呂では夜の9時50分から、茶室風建物の障子に日本舞踊の影芝居という趣向があるのだが、これは通常は僕は寝てしまっている時間だからもう少し早い時間帯でやってもらえませんかねぇ。
温泉成分表