
実は1月と2月のコストコでは毎回買っていた安ワイン銘柄がまったく無くて、仕方がないとドン・キホーテなどの激安ワインで飲み繋いでいて、それらも含めて昨年末から貰い物などやコストコ物でもはじめて飲んだワインについて、大体は酔っぱらった翌日のおぼろげな味の印象記憶ながら、簡単なコメント形式の備忘録として記録しておくことに、でも同じワインでも違う日にまた飲んでみたら印象が少し変わることも、自分勝手のかなりいい加減な簡単食レポですが。
●ジョルジュ・デュブッフ・ボジョレーヌーヴォー 2018
ヌーヴォーは強いて飲む気もないのだが貰ったので、ヌーヴォーではサントリーが販売する人気商品とか、今年は出来がいいということだが確かに果実味がシッカリあるのは分かる、またイヤミがなくて飲みやすい、でも僕は日本酒の生酒新酒は好きだがワインでは熟成したもののほうがずっといい、ヌーヴォーは味に厚みと深みがないものね。
●トリバス・ヴィラ・プロクパック 2016
コストコで728円、セルビア産で固有品種のプロクパックを使用し12ヶ月樽熟成とか、お値段が手ごろに加えて珍しいからと、早速にも飲んでみたらかなりの好印象、香りもあって味のバランスもよく適度の熟成風味もある、決して高級ワインとは言えないものの何よりも柔らかく飲みやすいというところがデイリーワインにいい。翌日に飲んでみたらやや濃い味に変化は自然だろうが、ややアクが出てきたような、僕は最初のほうがスッキリ感があって好み、その日のうちに飲み切ったほうがいいと思う。
●トリバス・ヴィラ・プロクパック 2017
コストコが輸入主のヴィンテージが前のよりも1年あとのセルビアのワインで、738円と安かったので以前に買ったのを知らずにまた購入したもの、やはり安いなと納得する地味で薄味のワインです、翌日にはやや味は出てはきていたがコクやボリュームが感じられないピノ系の味、その味自体はまずまずとはなったものの僕が嫌いな麦藁臭がやや感じられてきたのはマイナス、同じ値段であればスペインやチリワインの方が僕の好みと評価した。
と1年違いのヴィンテージでこんなに違うものかと、または僕の舌がおかしいのかも、僕の経験では大量一括購入した同一ワインでも時に美味しくなったなぁという時が稀にあって、思うに保存場所の状態などが違っていたような、保存地が横浜と軽井沢で違ったというような場合だったけれど、それで偶然に変化があったものかもしれません、でも安ワインは保存には特に気を使っていないはずだから実際のところは何が原因でかはよく分かりません。
● ジャン・ジャック・ドミニク ピノ・ノワール 2015
コストコで598円と格安だったのでピノ・ノワールは好みじゃないがお試しにと、やはり硬くて広がりのない地味な味です、香りはいいのになぁと、味は薄いというよりも固まったままというような、僕には好きになれない味です、二日目はやや開いてきたかなぁというぐらいでもっと果実味が欲しいですねぇ。
●カークランド シグネチャー マルベック 2015
コストコで928円、アルゼンチン特有の品種マルベックは骨格のシッカリしたワインの印象があって、これまで僕には好きなワインが多かったので購入してみた。飲んでみたらこれまでの印象ほどガッシリ味の感じがなくて、思いのほか柔らか味で飲みやすい、やや甘味もあっていいバランス、チリのポルタと飲み比べたので比較するとこちらの方が優雅な味わいで少し上級で値段差通りとも思うが、コストコブランドであればもう一段安くしてくれたらもっと嬉しいのだが。二日目は果実味が減ってその分渋みが強くなったように感じる、まろやかさが減じたのはどうしてかなと、これは通常津は違った結果にハテナ?と。
これが次に飲んだ時のコメントではかなり評価が変わってしまった。
コストコブランドのワインで同じヴィンテージながら998円となっていた、このカークランド名のワインは国ごとに数種類あるが、これまで飲んだものに僕が共通して感じるのは、ソコソコに作ってはいるがもう一つといった印象、このワインは果実味に欠け柔らかみがないのが欠点でこれも同様にイマイチな、この値段だとコストコではやや高すぎ、ポルタやユステンバーグのほうがコスパはいいと思う。二日目も変化なしで鈍重なという印象のワインです、と前とはこれだけ印象が変わってしまったのはどうしてだろう。
●ムートンカデ 2015
コストコで1338円だったがこのワインはどこでもよく見かけますね、かの五大シャトーが手掛けるカジュアルワインといったところでしょうか、まずまず普通に飲めるなというワイン、二日目は逆に香りが落ちたからかちょっと締まった感じの味になって、飲みぐちが割安並みワイン程度になってしまったのでこの値段では不満ですな。
●クロ・デ・メニュ 2015
コストコで1188円、フランスらしいワインで香りはいいが、味のほうはやや硬くて地味なほう、でもこの値段のボルドーでは仕方がないかなと、二日目もあまり変わらない、もっと熟成させるべきかとも思ったが、この値段のワインでは寝かしておいても良くなるなんて望むのは無理じゃないかなとも。
●チラーノ カベルネ・ソーヴィニヨン 2017
メガドンキで397(その後に428に)+税、激安ワインながらチリとしてはクドサはなくて普通に飲めるというワインでこの値段なら十分に納得できる、やや舌にざらつく感じや品の多少無さは仕方がないところ、熟成のコクの無い分はやや濃いめには感じられる果実味で補っているのかな。二日目は酸化してにごり味がやや増えていたがそれなりに飲める味を保っていた。その後にまた飲んだ時にはざらつきは感じられなかったような、厚みや熟成風味はこの値段では無理、でもこのお値段だから多くを望むのは無理で納得して飲みましょう。
●チラーノ シラー 2017
ドンキで397(その後に428に)+税、このワインも値段からは健闘している、同じ銘柄の同一ランクのカベルネはややざらつき感があったがこちらはそれは無いもののカベルネよりも喉越しというか味の点ではキツイ感じがして硬質の味わい、でもバランスはよくデイリーワインにはなんとかなるかも。二日目もやや柔らかくなったかなという程度で硬いまま、二日間を通してだと果実味のややある前記のカベルネのほうが僕の好みではある。
●チラノ・レゼルヴァ・エスペシャル カベルネ・ソーヴィニヨン 2017
メガドンキで598+税、これはチラーノの上級のリゼルヴァ、多少は熟成風味が加わって確かにランクが上のかなりまともなワインでこの値段ならと納得、ただ二日目はややボケてきたような感じもあったがまだちゃんと飲める、デイリーワインでもこのくらいの味は欲しいところ、コストコのポルタと比べると味わいは同等ぐらいな感じがして、こちらの方が消費税分だけ高いのでドンキにはもう一つ頑張ってほしいところではある。
●ヴィーニャ・デル・マール NV
ドンキで328+税の激安ワイン、やはりお値段相応の薄っぺさは否めない、Al12%と少ないのも影響しているのでは、やや酸味勝ちなので二日目のほうが飲みやすくなったが、裏ラベルにデイリーワインに最適と書かれていたが、二日目のバランスだけが取り柄といってもまぁこんなものかというランクのワインです。
●CA'MOMI 2015 ナパのCA'MOMI
貰い物のワインでネットで調べると2550+円ほどかな、これはナパらしく濃縮した味と樽熟成風味がシッカリある美味しいワイン、濃い色でメルロでも力強さがある、もっと熟成させた方がいいのかもしれないが今でも十分に美味しい、これに華やかさが加われば一級品だ。
●Rosnay Grand・Pere Reserve Red 2015
これも貰い物だがネットでは35$とあったが日本ではまだあまり出回っていないらしくヒットしたデータは少なかった、オーストラリアドルなら3000円程度で米ドルなら3500円ほどか、持参した人はこれがオススメと言われたとかで購入したと、オーガニックらしい柔らかな味わいだがコクもある、でもパワフルじゃないところが逆に好ましいという人もいるはずで飲みやすいワインとなっている、しかしこの値段ランクでスクリューキャップというのはチャチな感じで珍しいのでは。
格安ワインについては最初に少しだけグラスに注いで瓶上部に空間をつくって、そこで10秒ほど激しく上下に瓶を振ってから本格的に飲むようにしていて、こういうワインは総じて若いヴィンテージものだからこうしたほうが味わいが増すとともに円やかになるようです。以上のコメントも安いものはそうしたあとの味についての感想です。