ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

ここ一ヶ月に新たに飲んだワイン6本の勝手な感想を

2021-12-06 10:30:00 | グルメ・酒・ワイン

 ワインというのは実に種類が多い、僕はほとんど赤だけしか飲まないが、昔ならワインはフランスとその周辺ぐらいだったのが今は南半球も含めて多くの国から輸入されている、僕が毎日飲んだとしてもほんの一部のワインだけ、それも安ワインが中心ですが、高くて旨いは当たり前、毎晩そんな高級ものだけとはいきません、確率は低いけれど1000円程度以下でも好みの味が見つかることがあります、今回はダメだったかな。

①シャトー・オー・カルル 1998

                          

 我家の地下ピットから出していたのに飲み忘れていた1998年もののボルドーはフロンサックのワイン、買ったところや値段などすっかり忘れていたがネットで調べたら数年前で7000円代だったらしいが、そんな値段では買っていないはずで格安セールでじゃなかったかなと思う、これだけ年数が経っていたので抜栓に失敗してしまったがコルク自体はそんなには劣化していない感じ、グラスに注いでみてもまだ健全そう、味わいも厚みと奥行きがあって熟成の円やかさと相まって美味しいワインですが、喉越しに香る獣臭い風味が僕の好みではないのだけがマイナス、それも二日目は味わいは全く変わらずその獣風味は減ってきていて許せる範囲に、三日目にも残してみたら全くヘタリ無しで喉越しのイヤミも更に少なくなった、最後には澱が多く残っていてやはり濃い味わいを証明していましたね。

 冒頭写真もこのワインです。

②フランコ サンジョヴェーゼ ロマーニャ・スペリオーレ 1999

                            

 これも自宅で長らく置きっぱなしになっていたワインを見つけて、イタリアワインで1999年もの、値段は現役時代に半額セールで1500円だったかな、栓はちゃんと抜けたがコルクに着いた色は凄い、期待して注いだグラスの中ではやはりレンガ色が出ていてピークは過ぎたかもと、香りはまだ立派ではあるが味わいは 酸味が強めになっていて熟成が進み過ぎのようです、ただ複雑さがあって風味は柔らかくなっていて悪くはない、もっと早く飲んでいたらかなりパワフルだったかも、三日目になったら甘味が加わってきて過去の片鱗が少しは出てきたのかも、これはもっと早くに飲んでおけばよかった。

③テンプラニーリョ ドラゴン ピノ デ ラ  ティエラ 2018

                                        

 いなげやでイムーリなどのお薦めワイン棚で売られていた中では一番安い1153円、宣伝文句では世界最大のワイン祭典でお買い得と評価されたとか、スクリューキャップを開けた時の香りは少なめだったが、味の方は嫌味のないスッキリ味でなかなか、樽熟成もしているとあったがその熟成風味は少なくて、少し酸味が強めなのでピュアな感じの味に感じられた、敢えて半分強を残した二日目もたいしては変らないが、やや酸味は減ってタンニンが主張してきて、スッキリ感から濁り感が出てきたかな、この値段だから華やかさには欠けるのは仕方はないが、コスパNO1というまでの評価は僕には分からなかった。

④サリーチェ・サレンティーノ フォルテ・インカント 2017

                                        

 いなげやで15%OFFの1054円で、割引に誘われてではあったが、プーリアのサリーチェ・サレンティーノはトゥルッリで美味しかったので柳の下のドジョウを狙って、飲んでみたら味はまずまずだが喉越しに来る風味が獣的でフルーティーさが全くない、この前に飲んだオー・カルルと同じで、少し飲んだだけで二日目に残したらこれが薄まるかなと、またカルルのほうが厚み奥行きがあったがこちらはやや淡白かなとも、二日目はカルル同様に獣臭はかなり減ってあまり気にならなくなった、味の方はやや酸味が強めで全体印象は地味な感じになってしまう、しかしうわっぺらなということではなくて濃い味ではあるのだが、全体的にはイマイチというところかな。

⑤モメサン メルロ 2019

                                             

 いなげやで10%OFFにクーポン50円引きで946円で、英国王室公認という札が付けられていた、このワインは香りが良くて味のバランスもよいのとスッキリした味わいなのでスイスイ飲めるのだが、これは柔らかなメルロでもブドウジュースとお酒の中間といった感じで、僕には物足りなかったがフルーティ好きの人向きかな、ちょうど時期柄のヌーヴォーみたいな感じも、それが二日目は打って変わってタンニンが前面に出てにきて硬い味わいに、最後には一日目の要素も少し感じられたが総じて地味なワインで熟成風味や厚みがない、このほうが食事に合わせるのにいいということか、僕は英国王室の末端にも近づくことができないことを知ることとなりました。

⑥シャト-・テルトル・ド・シベール 1994

                                         

 貰い物で調べると1800円から4300円まで幅があるのが不思議と、飲んでみて分かりました、27年も経っているのにそういう熟成風味が感じられないスッキリ味というか地味な味わいで拍子抜け、瓶も軽めでボルドーの安めの香りはいいが硬い味わいと同様です、ワインがこれだけ経っていてもこんなものというのは逆に不思議な、アルコール度が12%と低いのも影響しているのかも、二日目にはやや厚みが出たかなぁという程度で大きくは変わらない地味なワインでした、ヴィンテージを見て飛びつかないようにしましょう。


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