今年の鴨川棚田倶楽部の山入地区では、夏恒例の暑気払いが地区の催しと重なったとかで中止となったり、稲刈りは雨模様で当然に翌日に順延と思ったのに強行してしまって我々は参加できなかったりと、4月末の田植え以来の半年ぶりの鴨川長狭地区への訪問となった。この収穫祭も当初は土曜日を予定して日曜日は雨天の場合の予備日だったのが、天気にかかわらずに日曜日だけと変更となっていて、雨だけは心配だったのだが、週初めの予報はまずまずだったのに直前には一時的には雨があるかもと下り坂とか、往きのアクアラインを過ぎてから走っているうちに一雨あってどうなるやらと、でも到着後には徐々に回復してきてくれて、久しぶりに猪肉の芋煮やBBQで賑やかにやってきましたよ。藁細工も一年ぶりで、多少は手早く綯えるようになりましたよ。冒頭写真は我々が参加した共同田圃で、稲刈りのあとが彦生えと雑草が競合中、このあと冬には枯れて来年の水入れを待つことになる。
朝7時過ぎに家を出て、往きはアクアラインで事故があったらしくトンネルの途中まで混んではいたが、それ以外の一般道は順調で9時にはトイレタイムをとるべくみんなみの里に到着、その時の空は雲が低くてちょっと前まで降っていたらしく舗装は濡れていて、下り坂だと心配な空模様でどうなることやらと。
みんなみの里
チェーンソーカービングの一番安いものが18000円
9時半には山入地区に、今回は参加者では二番目の到着で、我々が通った時よりもアクアラインがもっと渋滞していたらしい。現地ではつい直前にかなりの雨が降ったそうで草が水を含んでいて、このあとの藁細工作業はテントのなかだけでやらないといけないから早い者勝ちで。
黒い雲と水たまりが
それが段々と晴れて暑くなってきて、下り坂という天気予報は外れたみたい、そのかわり結構日射が強くて、こうなるとやはりなるべくテント内の日陰に入って藁細工に精を出すことにしないとと。
見違えるように晴れて暑くなって
山入地区からは海岸沿いの鴨川の温泉ホテル群が遠望できるのだが、最初は雲のような靄に隠れていたのが晴れてきてからはハッキリと。
デジタルズーム14倍で
藁細工は大先生がまず見本を作ってから手ほどきを、僕はもう何年か見よう見まねでやってきたが、昨年ぐらいからやっとコツが分かってきてやや手早くはできるようになったが、まだ先生が作る大物は形よく上手にはできない、自分の腕ににあった小物の注連縄を作って皆さんよりも早めに作業完了、あとは食べるだけの収穫祭を待つこととなった。
お手本
注連縄作り
昼からの収穫祭の宴会は12時少し前からと早まって、餅つきの米の蒸しや芋煮の火おこしはその前から着々と、まずは蒸し上がったもち米での餅つきから始まって芋煮、おくての枝豆などが煮上がって、そのあとから猪肉のBBQへと、この日は僕が運転手で女房だけが日本酒でご機嫌に。宴会は午後2時頃まで、最後の焼ソバまでは我々二人は届かないと、やや早目に退散とすることとなった。
煮炊き準備が進む
餅つき
猪肉のBBQ
撞きたて餅 枝豆は小糸在来という種類らしい
猪肉の芋煮 BBQ
最後は焼ソバ
棚田の斜面には雑草の中にも花では赤いタデなどが、その中に同じような葉で白い花があったので聞いたが分からないと、 あとで調べるとシロバナサクラタデというんでしょうか。また夏の草刈後に生えているから本来の背丈より低いけれどカラムシというのを教えてもらって、これがあの高価な苧織の材料繊維になるもの、ここでは雑草で珍しいものではないんですね。ほかにはカラスウリの実も見つけて家で飾りに使おうかと、里山の秋の収穫の儲けものもありましたな。最後は稲刈り時に貰うはずだった今年の新米も、遅ればせながら60kgを受け取って車に積んでサヨウナラとなった。
白花のタデの一種? カラムシは何処にもあるんだと、地元でイヤイヤ虫というのが葉を食べていた
カラスウリ 新米60kgは玄米で、我家はこれで1年分以上
帰りにはいつもどおりに菜の花豆腐とスーパーODOYAで房州近海もの鮮魚を買ってから、空いているのがいいとかんぽの宿鴨川で立寄り湯して、サッパリしてから帰路に。
菜の花とうふ
アジが黄金色に輝いていて
かんぽの宿鴨川
帰りのアクアラインも途中まで渋滞していて、金田ICから本線に入るまでの合流が大変なことに、どうも直前まで車線規制があったみたいで事故でもあったものか、休日マイカーという運転がヘタな人の事故は困りものですな。