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10月の長期信州滞在から横浜に帰ってきてこのところ家でゴロゴロと過ごすことが多くて、多少は用事で車で出ることはあったものの電車に乗って出かけることは全く無くて、そんな時に五反田で肉祭2014なるものをやっているという案内記事を見つけたものだから、不動前駅を使えば一本で行くことができるし、食の祭りならではの格安メニュー企画があるというので、どんなものかと街歩きを兼ねて期間中の平日を狙って出向いてみたのだが。冒頭写真はJR五反田駅に向かう道筋で、目黒川手前から駅方面を撮ったもの、40年以上も前の五反田を知っている者からはビルが増えてもんだと。
数店の参加料理店のある場所を知っていたので、それらの店では半額で食べられるグルメパスポートが貰えるとか、そのパスポートを提示すれば参加店全部で掲載してあるメニューがゲットできるということだったから、店に行ってみたら何のそれらしき案内表示が無いし、街全体でも開催案内のポスターなども見当たらない。昼時で行列が出来ていた店で、先行注文を取りに出てきた店のアンチャンにパスポートのことを聞いたら、この催し開催前日には全部捌けちゃって、そのあとは追加も無くてこちらもどうなってんだろうと思っていたとか、主催者にドンドン文句を言ってくださいよだと。行列を作っていた近在の昼を毎日この辺りを利用する勤め人らしきも、そういう企画があったことすら知らないらしくて、その話を聞いてビックリ、損したなぁと。
どうも初めからパスポートの数を少なくしていて、配布するものが無くなっちゃったからこの催しのPRポスターも撤去しちゃって、ダンマリを決め込んだものかと、そんなことをする必要があったんですかねぇ、これは噴飯もの、イケマセン、イケマセンと昔の何でも鑑定団の渡辺さんの口癖が出てきましたぞ。こんなケチ根性ならやらないほうがマシというものですよと、声を大にしちゃいましたな。
目黒川に架かる橋の上ではハトが人間を見下ろしていた
五反田はどちらかというと庶民的な店が多いから、不動前駅からJR五反田駅まで歩いてみた道筋で、昼時のサラリーマンの行列があったいくつかの店のどれかで食べて帰ろうかと、また不動前駅にただ戻るだけでは面白くもないと帰りはやや回り道の別ルートで。その途中でどんな食事処があるかと、これまで通ったことが無かったところを歩いてみたら、まさに肉料理ながら参加していないけれど格安のメニュー看板を掲げる店が目に留まって、地下に降りる間口がやや狭いがちょっとばかり雰囲気が良さげで、肉屋がやっている雌黒毛和牛専門というのには、ハンバーグ好きな女房が食べてみようと。看板にはハンバーグとステーキだけのメニューが書かれていたが、店内のランチメニューには豚肉やコロッケもあって、この肉祭なるものにガッカリした僕はあまり肉肉しいのは今日は食べずに牛肉カレーだけを。この店の店内はそんなには広くなくて、夜の溶岩焼肉がメインというとちょっとばかり手狭な感じ、流行っているとしたら使いにくい店とも思われているかもしれないね。
食べてみた感想としては、どちらにもスープとサラダがついて850円というのは安いと思います、あくまでも夜がメインでしょうからサービス価格かな。味の方もカレーの肉は柔らかくてまずまず、でも僕はもっとサイコロ状の赤味が良かったかな、それともっとスパイシーなほうがいい。女房の熱い鉄板皿に乗せられたハンバーグは俵状で、半割りした中はレア状態、柔らかくて美味しかったそうだ。それとこのスープは牛骨などガッチリ大量に使っているんだろうか、家庭では出来ない旨さがありましたね。
地下に降りる銭場精肉店の入口
店の前にあったメニュー看板
カレーセット
ハンバーグはテーブルで店員が半割りに、鉄板が熱いからジューと、食べているうちに徐々に火が入ることになる
11月末にはTOCで徳の市があるから、やや遅昼の午後1時過ぎならドリンク1杯サービスを狙って、こちらまで出てきてもいいかなと、五反田は探せば安くて美味しい店がまだまだ見つかりそうですね。