冒頭写真だけは日本酒で、スーパーツルヤと諏訪の真澄とがコラボしたもの、どういうわけか我家が好きな牧水という生酒がツルヤでは置かなくなったみたいで、こちらに滞在中にはこのお酒を何回か、アルコール度14%ということで柔らかい味わいと香りが取り柄の酒です、やわ風という名付けには納得で白ワインに対抗しているのかも、税別1190円というのも手頃ですが格安ワインと比べるとどうでしょう。
●テンプス 2018 カベルネ・ソーヴィニヨン
ツルヤで439円の格安ワイン、ラベルにはブルゴーニュの名門ELG社がセレクトした南仏IGPワインとあり、芳醇な果実味と樽香という宣伝文句があって、確かに樽香が主張する点では僕の好みに合うが、カベルネ・ソーヴィニヨン100%でも軽い感じでやや酸味が勝っている、アルコール度が12%というのも軽さになっているのかも、特に二日目は樽香が弱まり酸味が強くなる、空けたら飲み切ったほうがいいのかな、でもこの値段なら納得のコスパは抜群のワインです、皆さんも良い評価をしているらしく8月後半には品薄になってしまったようだが、9月にはまた入荷して並べられていた。
●TEMPUS 2018 ピノ・ノワール
9月になって再入荷するようになったTEMPUSの赤にはピノ・ノワールが新たに加わった、この前に飲んだのはカベルネ・ソーヴィニヨンで樽香はあったがやや軽めの味わいであったが、こちらはスッキリタイプかと思って飲んだら、特に二日目にはこのほうがむしろ濃い目でやや雑味も感じられ、ブドウ品種からは全く逆。レベルの宣伝文句にはエレガントで上品な酸味とあるがそれはむしろカベルネの方かも、でも値段とすればこれも健闘していることは確かだ。
●マンモス・ジンファンデル 2018
コストコで1168円、イタリアはプーリア産で、ジンファンデルというのは当地ではプリマティーヴォで、僕の好みのポッジョレ・ヴォルピのものと似ているかもと購入、飲んだ最初の印象はやはり濃い目の味ではあったが甘さが主張しすぎていて醸造による風味感が隠れてしまう、アルコール度が14%というのがきいているのかなと、二日目はやや落ち着いてきてまずまずに、さらに三日目にはいい味わいに、でもポッジョレ・ヴォルピのほうが上ですね。
●ラランド・モーラック 2018
コストコで738円、やはりボルドーらしいまとまったバランスがいいワインで、どちらかというと硬い味わいのものが多い中では、これは柔らかみが多少あるのは好印象、しかしボルドーでこの値段なのでパワーと厚みには欠ける、まずまずのデイリーワインという印象、二日目もあまり変わらないから変化も期待できなかったということです。
●シャトー・ムーラン・デ・プライエール 2015
コストコで618円、フランス産らしいバランスのよいワインで、堅物というより多少は柔らかみが感じられるものの、全体的には地味な味わいと言わざるを得ない、まぁ値段が値段だからしょうがないけれど、これも僕の好みからは外れている。
●シュヴァルエ・デ・カイユス ピノノワール キュヴェスペシャル 2018
コストコで1098円から100円引きの998円となっていた、5年連続金賞のラベルがあって、あまりピノ・ノワールは飲まない僕が値引きにも釣られて1本だけ購入、ピノ種は軽めの味わいという先入観があったが、これは南仏産ということでシッカリした味わいはあったがやはり地味で広がらない、開くことを期待した二日目ではかなり果実味も出てきたがパワーはないですね、またピノはピュアな味わいかと思っていたがこれは複雑さといえばいいがやや雑味も、これが5年連続金賞というのは何処が評価されたのかなと。
●カークランド メンドーサ マルベック
コストコで898円、これまでカークランドとつけられたワインをいくつか飲んだがどれもイマイチかなと、しかしこのアルゼンチン特有種のマルベックは僕の好みだったこともあるが、厚みがある味わいが好印象、香りは少なめであったが二日目には風味も増してよくなったような、フルーティさよりも発酵酒だぞと強調されていたので酒飲みには好ましいのでは。
●コート・デュ・ローヌ ルージュ 2018
コストコで1098円、これはフランス産でも硬さを感じるものが多いボルドーとは全く違う味わいで、柔らかみがあってコクもややあるが逆にピュアなというよりニゴリ感がするのと、喉越しに少しイヤミな風味があってプラスマイナス相半ばか、アルコール度が14.5%もあるようだがそれはあまり感じられない、でも甘味には寄与しているかな。二日目は落ち着いたというよりやや地味な味わいに、ヘタッてきているような感じになってきていた。
これらはいずれも軽井沢で飲んだもの、コストコのワインではチリや南ア産は以前に書いているのでここには入れなかったので、新規のものはこの程度ぐらいであったが好悪半々でした。ツルヤのワインでは頻繁に飲んだのは最初のテンプスとトキ・アンディーノ カベルネ・ソーヴィニヨンで、いずれもワンコイン以下という格安ワイン、チリ産はやはりコスパがいいですね。