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二日目の宿は毎年泊まって定宿にしている肘折温泉の元河原湯、肘折は銀山と白布と山形三古湯の一つに数えられ、小規模ではあるが外輪山に囲まれた地形にあって、この宿はその肘折温泉では比較的に新しい旅館で、朝市も開かれる通り沿いの古くからの温泉街とは少し離れた場所に建ち、鉄骨ALCの客室棟と木造の玄関と食事処の二棟の建物で構成され、銅山川に接するように面していて川側の部屋や最上階の温泉からの眺めがいい、この時期は外輪山の紅葉が美しいのです。
今回はいつもより早めの3時半ごろに到着、なじみの番頭に迎えられ1Fにある信楽焼浴槽の無料貸切風呂の時間を予約すれば鍵だけもらって部屋に、部屋自体は簡素な造りながら寒冷地対応はちゃんとしています、まずはウエルカムのお茶などが運ばれ、一服すれば最上階の温泉から楽しむこととなる。
客室
川沿いの部屋からの眺め、この日は小雨模様で
温泉街の地図で元河原湯は一番下の青いマーク
ここの湯は温泉街の組合共同源泉と自家源泉を混合しているとあってやや鉄分からの色がある、組合共同源泉は3号泉と4号泉を使っていて泉質は両方ともナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉の高温の湯、自家源泉はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉と当然に似ているようだが、泉温では自家源泉が35℃と低めなのをうまく使って湯の温度を調節しているようで源泉掛け流しとなっている、最上階では組合共同源泉を多くしてやや熱めに、1Fは自家源泉を主体にしてぬるめにしていますね。浴室には各種源泉と混合の温泉分析書が掲げられています。
貸切風呂と展望風呂を、パンフレットより
元河原湯自家源泉 組合共同源泉3、4号泉と元河原湯の混合泉質
組合3号源泉 組合4号源泉 組合3号源泉と4号源泉の混合
食事処は囲炉裏テーブル席と窓側カウンター席があって、鍋料理が入るプランは囲炉裏席となり、今回は庄内豚にしたが本当はもう鍋だと食べきれないかと心配した通りとなってしまった、とにかく次々に料理が出てきて年寄りにはもうきついかも、料金は同じでもいいから食材のレベルアップなどして量を減らす老人向きプランも考えてもらいたいですな、と注文しときましたよ
前菜と冷酒など
マスタケとブナカノカ
馬刺しと鮭のマリネ
エノキの牛肉巻
イワナは食べきれなかった
庄内豚しゃぶしゃぶはゴマだれで
十割蕎麦、これが旨い、実にいい味のそばつゆは蕎麦湯で
キノコの酒粕味噌汁とフルーツ
焼おにぎりとじゃがバターも食べられなかった、当然につや姫のご飯も
翌日の早朝は朝霧がかかったような幻想的な風景から始まったが、明るくなるにつれてすっかり晴れてくれてきた。肘折名物の朝市は雪が降るまではやっているようでこの時期は6時から一番バスが来る7時半まで、最盛時よりは少ないようだがこの時期は天然キノコを期待していってみたら、天然のナメコなどがここのところ出ていないそうで雑キノコがほんの少しだけ、マイタケなどは栽培ものだけとは残念、格安のシイタケと原木ナメコを少し買っただけ、そのほかは道の駅などで買ったほうが安いので。
翌朝の夜明け
肘折温泉の年間イベント
温泉街で開かれる朝市
夏場よりも少ないようだ
栽培マイタケと原木ナメコ
さすがに朝市を見て来たら冷えたのでもう一回温泉に浸かってから朝食に、朝からいろいろ食べることになりますが、お餅もあるのでご飯は一杯だけに。
朝食膳
珍味と温泉卵
鯛粕漬とハムにお浸し
芋煮と餅
ご飯とナメコの味噌汁
ヨーグルトとコーヒー
三日前は庄内経由で阿賀町の麒麟山温泉までの道のりは山形県を今度は海岸側をまたも縦断となる、新潟県では村上手前から山側の奥阿賀へはショートカットで一般道を初めて走ってみようかと、またも距離を走るから宿は9時には出発して、途中は何か見つかったら多少は寄道するくらいのつもりで。