色ガラス発祥の地はイランと言われているが、その伝統を引くペルシャガラスの水指風の二つの小瓶、こんな小さいものは実用にならないだろうからあくまでも飾りの置物であるが、形態や色使いなどは昔からの姿を伝えているのだと思う。
この二つとも松本民芸家具の中央民芸で買ったもので、なんとも古風な感じの色使いやアラビアンナイトの絵本の中にでも出てきそうな形だし、魔法のランプをも連想してしまってついついと、この店はニクイばかりの工芸品を揃えているからねぇ。
冒頭写真の水指の背をずっと低くして扁平にすれば、昔見た絵本のアラジンの魔法のランプみたいじゃないですか、このガラスの色も胴体にグラデーションをつけ、口と取っ手とでは同系等ながら濃さを変えて重厚な感じに仕上げている。
もう一つはいかにもペルシャガラスらしい青い水指というかと壺というか、小さいものなのだが、深みのあるギヤマンといった雰囲気で胴体部に泡が入っているところなど古風な味がある。
いずれも何処に飾って置いてあるかというと、トイレの棚なんです、そのトイレの壁にはアラビアのタイル絵も珪藻土塗の中に嵌め込んでアクセントにしていて、念がいってるでしょなんてね。
タイル3枚で一つの絵柄を構成している
2009年8月からの再掲です、これらは今も同じ場所で