16本での最後の6本となりますが、冒頭写真はとある一週間に飲んだ空き瓶で缶は別の場所に、ゴミ収集日の缶瓶の日が週に一日だけなのでその分が溜まるとことに、時には一升瓶も混じることがあって、あんまり多いとご近所さんに恥ずかしいかなとも思っておりますが、この時ぐらいならまぁいいでしょうかね。
①ロス フライエス ナトゥーレル 2021
オーガニック好きらしい客人が持参したソムリエから勧められたというスペインワインでネットで調べると1500円程度、この日は4人でいろいろ呑んだ中の1本で早々と飲み切ってしまったので印象は薄いが、バランスがいいというのが第一印象、パワフルさには欠けるが代わりに引き締まった味わいで複雑さは無いがスッキリ感がある、というのもこの時飲み比べたワインがプーリア産の2本で、甘味や果実味から来る濃さや華やかさがあったので割を食ったかなと、僕はもっと旨味がある濃い目の方が好みということもあって。
②アラリス オーガニック テンプラニーリョ NV
ロピアで548円という安ワインだがさくらアワードでのゴールド表示がある、ラベルにはヴィンテージ表示が無いのでNVということか、飲んでみると全体のバランスがいいワインです、オーガニックと言うがそういう柔らか味は感じられなくてややタンニン強めの少しハードな味わいながらこの値段であれば上々です、ロピアでは以前に同じ値段のカルフォルニアワインのカーヴ&コヴェが売切れとなっているようだが、そちらはやや甘めながらお値段以上であったが、こちらは果実味から来る甘さは少ないもののタンニンからの厚み感はある、二日目にはタンニン成分が丸くなったというより味自体が衰えてきたような、酸化で良化するというワインではないようです、僕は一日目の味なら納得でしたが。
③ ブラックリッジ オーガニック ピノ・ノアール NV
コストコで1398円、僕はピノは軽いからとあまり飲まないがこれはカルフォルニア産というので買ってみた、予想通りピノにしては濃い目でバランスが良くて味わいは好印象、香りもソコソコあり何よりも柔らか味とスッキリ感があって飲みやすいところがいい、適度な酸味が利いているんだと思う、二日目は酸化でか味はより濃くなってスッキリ感が無くなっていた、このワインの特徴であるクリアな味わいは一日目でこそと思う。
④ノーブル ジンファンデル 2021
コストコでの特設コーナーで300円引きの1368円、濃い目の味が特徴の好きなプーリア産ということもあって購入、予想通りに濃くて甘さが強めの味わいは確かにプーリアのワインだなぁと、でもトゥルッリに比べると少しクドサは感じられてアパッシメント風です、二日目はやや酸味が加わったようで味が落ち着いてきた、柔らかくなってアルコール度14%もあるのに酒というよりジューシーな感じに、もう少し酸味も加わった奥行き複雑さが欲しい感じでした。
⑤サン・ペジア アパッシメント ロッソ プーリアI.G.T 2021
ロピアで648円という安ワインで最近になって販売されたと思われるが、その前に飲んだ同じプーリアのノーブルとよく似た味わいだがこちらのほうがより酒だというアルコール分を感じられる、アルコール度も14.5%と高いのは陰干し効果でしょう、これまでいくつか飲んだロピアの安ワイン同様になかなかのもの、それらが売切れになってこれが次の目玉になるかも、ノーブルの半値でこれだけの味わいはロピアの仕入れ力は凄いですねぇ、二日目にはやや厚みが出てきたというべきか果実味が減ってきたというべきか、一日目とどちらがいいかは個人差が出ると思いますが中間ぐらいがいいのかな。
⑥シャトー ラバディ 2016
ロピアでワイン棚とは別のラックに置かれて、ランク上級のコスパ抜群表示があった1098円のボルドーのクリュ・ブルジョアもの、2016年ヴィンテージでコルク栓には劣化が見られたが普通には抜くことはできた、先端に赤黒い色が濃くついていたので期待できそうと、やはりこのくらい経過していると熟成風味はかなりあります、でも味わいの方はまだタンニンが強めで華やかさや優雅さでは物足りないかな、でも久しぶりにボルドーらしいパワーがあるワインでした、二日目には柔らか味が出てくるかと期待したが少しは柔らか味が出てきたかなぐらいでそれほどは変っていない、しかし喉越しの風味にやや獣臭的なものが少し出ていて、これはコルクが痛んでいたためか、アクが強いというか荒々しい味ではあるが大酒飲みには熟成風味が好まれるかもしれないワインではあります。