ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

台風を心配しつつ会津から山形周遊の旅 2 2013.2.24(木)~27(日) 第一日目後半 会津若松

2013-11-13 18:15:23 | 旅日記

 喜多方は早々に切り上げてこの日は会津若松でいつもよりも時間をとることに、といってもここにももう何回も訪れているし、春には六魂祭見物の団体バスツアーの際に鶴ヶ城にも登ったしで、まずは七日町あたりからブラブラ歩きしてからもう少し足を延ばして、市街中心部一円の主なところを久しぶりに散策してみようということで。そんな漫歩の途中では店を覗きながら、オヤッというようなものがあれば店に入って物色しようかと。

 会津若松の市街に入って、まずは手始めに駐車場に行く前に会津漆器の老舗の鈴善に立寄ってみた。この店もさすがと言うような重厚な店構えで、奥には蔵店があったり、別棟の蔵造りの店舗も敷地内に二ヶ所と、さらに表通り側はレストランもテナントで。ここには会津若松に来ると出物がないかと必ず立寄ってみるんです。ちょうど軽井沢で使っていた安物の箸がハゲチャビンになってきていたのでここで新調、箸というのは消耗品だから高いものは必要ありませんぞ。

                        鈴善漆器店

                        店内の奥に座敷の店蔵が

 会津若松にはいくつか観光客用の無料駐車場があって、今回も七日町に一番近いところの小規模駐車場を利用させてもらう。ここからは菜種油や田楽料理などで有名な満田屋を通り過ぎればもう七日町通り、ここは鶴ヶ城まで歩くとなるとやや遠いが市街中心部からの続き場所、会津の名物店が集積してきていて今や一番の観光ゾーンと言ってもいい。観光案内としてここ七日町だけと、周辺も加えさらに広域マップもあるパンフレットが各所に置いてあるから、これらをゲットしてから歩き回るといいんじゃないですかね(冒頭写真)。

                        満田屋

                        奥には名物の味噌田楽の食事処が、まだ昼には早かったので入らなかったけど

 七日町の街並みは和風建築だけでなく大正の洋風建築もあって、見て回るだけでも結構面白いと思います、今は大河ドラマで八重の桜をやっているから出身地のここ会津若松は特に盛り上がっているようで、平日でも観光客がアチコチに、観光バスも来ていますね。

 そんな通りで立寄った店や、ちょっとばかり気になるものを見掛けた店などを以下に。

                                 八重の婚礼衣装の再現展示だそうだ

                        古布の笑美、左側の奥ではあいづまちなかアートプロジェクトなんていうのをやっていて不思議な作品の展示があった

                        イタリア料理のパパカルドにはアルポルトの片岡シェフと並ぶ写真が

                              大正レトロな建物は野球専門のバンダイスポーツで日米野球でのベーブルースの写真などが

                        お年寄り夫婦がやっていた茶店風の店のやまで

                        女房が見たかったという会津木綿細工のもめん絲はお休みで残念でした、右は会津駄菓子の長門屋だがこちらには本格和菓子が中心

                        郷土料理の渋川問屋はこの日は団体客の予約だけとなっていた

                        七日町駅手前には踏切があってちょうど電車が     

                        駅舎には会津地域の各種産品を販売する駅Cafeがある

 反対側をまたブラブラと戻って行って

                        炭グッズを専門に扱う炭成館という店、面白いけどやや高いかな

                        ちょっとシャレた感じの季味もお休み、ここで食べようかと思っていたのにね

 往復して歩き回ったけれど何も買わずに次に行こうとしたらガラクタなどを並べ始めている新しく小さな店を見かけ、中を覗けば骨董なども少しだけあるので僕と同じ歳ぐらいの店主と暫し雑談に。骨董としては先々代らしい宗像窯の盃、会津本郷焼らしい染付の磁器物の鉢、厨子入阿弥陀如来仏像ぐらいだけはまともなもので、値段の方は逆にどのくらいで売ったらいいか訊かれる始末で、僕が現役時代だったら全部買っちゃうかもしれない値段じゃ可哀そうですよと色を付けてやってみたが、主人の予定よりも高くなったようで仕入で損は免れたとか。ほかは二束三文扱いのものばかりと300円や100円という均一棚にいくつか並べていて、そんな中で何処のものか舞妓風の土人形と笹野一刀彫の尾長鶏を買っちゃったが、我家や山荘にはこういうのを飾るのが似つかわしい場所があるもんだからねぇ、でもこういうのって新品は結構高いんですよ。

                               舞妓さんみたいな土人形と尾長鶏

 往きにはまだ閉まっていたカフェ風の店の前にメニュー看板が出ているのを見つけ、ランチの980円という内容がスープとサラダ以外に5種類も書かれていて、これはどれかを選ぶのかなと、それにしてもドリンク付きなら安いと店内を覗いたら12時前なのにもうかなりの客の入り、初めての店だけどと入ってみたがこれがビックリ。カウンター席に座って周囲を見たらほとんどが地元客みたいで、室内には手書きの黒板メニューがあったが種類が多くてどうやら夜にお酒とという店のようですね。そしてスープとパンのあと暫くして出てきた料理はワンプレートとなっていて、表に書かれた料理すべてが乗っているじゃないですか。夜用おつまみ感覚でアレコレどうぞというのには、こりゃ人気となるはずだと。少しずつでもこれだけあると結構食べでがあって、味の方は似たようなものもあったがこれはお得なランチでしたよ。我々のあとに入ってきた二組の客は席は空いていたのにそのまま出て行ってしまって、どうやらこのランチは数量限定みたいですな、我々が最後だったみたいで運が良かったね。

                        カフェバーUNO

                        外にあったメニュー

                        蔵の扉の場所がディスプレイになっている

               オリーブ添えパンとスープ

                        6種類の料理が少しずつワンプレートに

 食後は札の辻の先の方まで足を延ばして、グルッと大回りで駐車場まで歩いて

                        会津民芸工芸品を扱う鈴木屋利兵衛は江戸時代の店蔵

                           途中で見掛けた蕎麦屋の暖簾、蕎麦猪口とはちょっとばかり面白いね

                        竹細工の竹藤はあまりにも有名、江戸時代の土間のままの店は会津最古の商業建築、ここの唐人凧はどうして生まれたのかと

                        野口英世青春館とまち巡りバス

 会津若松での最後は日本酒を買って行こうと、鶴ヶ城前から連なる大通りに面する宮泉酒造の会津酒造歴史観に、こちらにも観光バスが何台も来ていますねぇ。末廣酒造嘉永蔵とどちらにしようかと思ったが、久しぶりだからとこちらに、裏に大型駐車場があって一大観光センターになっていましな。

                        裏側の駐車場から

                        大通りに面する表側

                                             女房が利き酒した結果は吟醸は敬遠して本醸造を

 さてお時間もいいようでと本日の宿がある米沢の小野川温泉に向かう。また喜多方を通過してから峠道に、今は紅葉が見事な時期のはずだが今年はやや遅れ気味、でも一番高い所ではかなりきれい、でも曇り空で輝く色彩という訳にはいきませんでしたな。

              喜多方手前から見えた会津磐梯山は雲に上半分が隠れていて

                        大峠の会津側では紅葉はこれから

                        一番高い場所ではそこそこに紅葉が

                        米沢側に下りとなっても紅葉が


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