モハ1005ーモハ1006ークハ2003 が 好き

大好きな伊豆箱根鉄道を中心に、思い出の電車のことや、「小さな旅」のことなどを書き綴りたいと思っています。

通勤冷房車

2012-08-04 08:39:00 | 西武電車
毎日厳しい暑さが続いています。
Blog 更新、すっかりさぼってしまいました。
先日より仕事(と言ってもパートですが…)に就き、充実した日々を送っています。
また毎日、YS-11 保存展示機を見られます(*^-^*)

今日は8月の第1土曜日、私にとっては昨年・一昨年と暑さのあまり意識がもうろうとした日でした。近くの公園で夏祭りが行われていましたが、盆踊りのメロディーがだんだん聞こえなくなり、気が付いたらお祭りは終わっていました。今年はこんなことにならないように…

さて、今ではどこでも冷房は当たり前になってしまいましたが、かつては鉄道でも冷房が付いているのは特急や急行だけで、通勤電車に冷房が本格的に付くようになったのは 1970年代のことです。
私鉄では京王帝都や小田急は比較的早く導入されたようです。
国鉄では山手線に103系試作冷房車が、中央線に101系冷房改造車が登場したのが通勤冷房車のスタートでした。
西武鉄道でも、1972年に101系6編成が冷房車として製造されました。当時の冷房車は試作的要素もあり、パンタグラフ付の車両以外は集約分散型のクーラーでした。この頃は、私鉄では集約分散型が主流で、小田急・京王帝都・東急・京急・東上線などもほとんどが分散型でした。国鉄通勤型では集中式でしたが。
西武園の花火大会を見に行った時、西武新宿の駅に停まっていた電車がとても涼しく感動したのを良く覚えています。大型MGの「キ~~ン」という音が印象的でした。

翌年以降、冷房車が正式に増備されるようになると、クーラーは集中式になり、グローブ形ベンチレーターとの組み合わせはまた国鉄と共通になってしまいました。個人的には個性のある集約分散型の方が好きだったのですが。

1975年度からは、701系についても冷房改造、制動方式の変更など、改造が行われることになりました。ローズレッド・ウォームグレーの車体にステンレスドアの姿は、801系と共通でしたがとても似合っていた感じでした。
4連4本、6連2本が登場した後は、レモンイエロー1色になってしまい残念でした。どうやら「黄色い電車=冷房車」のイメージがあったためとのことでしたが…(それから何年も101系の非冷房車には何度もがっかりさせられましたが)

101系集約分散型冷房車 クハ1179 1983年8月7日 高麗駅 


701系冷房改造車 クハ1750他 1976年4月15日 所沢駅


ところで、かつて休日の朝に、飯能⇔吾野間の1往復がありました。
4両編成で、101系が使用されることが多かったですが、551系が入ったり、まだ冷房改造されていない701系が入ったり、中には451形の2連×2が入ったり…
どちらかと言うとあまり変化の無い秩父線の中で面白い存在でした。