熊本県川柳研究協議会(熊本川柳研)

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『We』で【川柳の部】が始まっているそうです

2020-10-03 23:04:23 | 川柳一般

 

 10月2日の夕方、俳人の加藤知子さんからメールをいただきました。

 9月30日の西日本新聞「俳句月評」に『We』10号が取りあげられていたそうです。

 わが家の新聞は熊日ですので、教えていただかなければ知ることが出来ませんでした。

 加藤知子さん、ありがとうございます。

 

 「とこっで、『We』てナンね?」

 そう思っていらっしゃるかたもあるでしょう。

 

 『We』は、年2回発行の熊本発・超結社短歌俳句誌です。

 加藤知子さんは、そちらの共同編集発行人でもあります。

 じつは、この『We』、昨年12月発行の第9号から【川柳の部】が始まっています。

 きっかけは、昨年9月に行われた第5回 日奈久de川柳句会だと聞きました。加藤さんはそのときの選者として参加しておられました。

 

 『We』の表紙をめくると、背筋が自然にスッと伸びます。

 柳誌とはまた違った、ほかの道場へ出稽古にきているような心地よい緊張感です。

 

 短歌俳句誌Weブログ

https://ameblo.jp/we-tanka-haiku/

 

 

ここで、件の記事から、川柳を一句引いてみます。

 

 幻影は市電に乗って帰宅する  いなだ豆乃助

 

 幻影を「まぼろし」と読んでみても、濁音の位置が変わって楽しいかもしれません。

 熊本市内のかたと思いきや、大阪出身・関東在住なのだとか。

 まるでコチラで暮らしておられるかのようなリアリティーを感じます。

 幻影ばかり帰り着いて、ご本人は、まだ残業中なのでしょうね。

 豆乃助さん、日頃は、川柳『びわこ』などに投句なさっているようです。

 卑弥呼の誌上大会でもお名前を見かけました。

 

 

 あっ、大事なことを忘れるところでした。

 『We』への投句は、既発表可です。

 つまり、自信作をズラリと10句並べることもできます。

 オール新作でも、年2回ですから、じっくりと推敲することができます。

 

 何だか宣伝のようになってきましたが、そうではありません。

 おいしいお店を見つけたので他の人にも話したい、そんな気持ちで書かせていただきました。

 

  熊本県川柳研究協議会一般会員

    嶋本莱浮

 

 

 加藤知子さんの句は、現代俳句データベース からもご覧になれます。

 また、 加藤知子さんのブログ『続・知青の丘』は

https://blog.goo.ne.jp/sin_chiseinooca2 へどうぞ。