月例投句句会専門誌「川柳 信濃川」
平成十六年創刊、毎月発行の比較的新しい柳誌といえるでしょう。代表は新潟県の相田柳峰さん。
はっきりとした独自の川柳理論をもつ柳社です。最初から座をもたず投句句会専門です。定型のリズムを尊重し、破調句、不定形句は否という姿勢が貫かれ、柳誌にはっきりと記してあります。
2021年9月号に200号記念の誌上大会発表がありました。大会の題は「拗音の入った句」2句。全国各地から712名もの投句があり、熊本からも17名の投句がありました。大会の上位8句を紹介します。(Y)
自粛にも慣れてじっくり豆を煮る 石田ひろ子
復興の街へ車窓が広くなる 四分一周平
遮断機がいきなり降りてくる老後 井本 健治
周波数たまに合うからまだ夫婦 原田しずか
真っ白なシャツに社会というインク 安井 貴子
樹海まだ深く仏の手を探す 中島 翠花
挑発に乗らず漬物石になる 四分一 泉
方言のシャワーが心地好い帰省 三浦 幸子
表紙
裏表紙 「時事吟は拝辞」とあります。
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