10月2日の夕方、俳人の加藤知子さんからメールをいただきました。
9月30日の西日本新聞「俳句月評」に『We』10号が取りあげられていたそうです。
わが家の新聞は熊日ですので、教えていただかなければ知ることが出来ませんでした。
加藤知子さん、ありがとうございます。
「とこっで、『We』てナンね?」
そう思っていらっしゃるかたもあるでしょう。
『We』は、年2回発行の熊本発・超結社短歌俳句誌です。
加藤知子さんは、そちらの共同編集発行人でもあります。
じつは、この『We』、昨年12月発行の第9号から【川柳の部】が始まっています。
きっかけは、昨年9月に行われた第5回 日奈久de川柳句会だと聞きました。加藤さんはそのときの選者として参加しておられました。
『We』の表紙をめくると、背筋が自然にスッと伸びます。
柳誌とはまた違った、ほかの道場へ出稽古にきているような心地よい緊張感です。
短歌俳句誌Weブログ
https://ameblo.jp/we-tanka-haiku/
ここで、件の記事から、川柳を一句引いてみます。
幻影は市電に乗って帰宅する いなだ豆乃助
幻影を「まぼろし」と読んでみても、濁音の位置が変わって楽しいかもしれません。
熊本市内のかたと思いきや、大阪出身・関東在住なのだとか。
まるでコチラで暮らしておられるかのようなリアリティーを感じます。
幻影ばかり帰り着いて、ご本人は、まだ残業中なのでしょうね。
豆乃助さん、日頃は、川柳『びわこ』などに投句なさっているようです。
卑弥呼の誌上大会でもお名前を見かけました。
あっ、大事なことを忘れるところでした。
『We』への投句は、既発表可です。
つまり、自信作をズラリと10句並べることもできます。
オール新作でも、年2回ですから、じっくりと推敲することができます。
何だか宣伝のようになってきましたが、そうではありません。
おいしいお店を見つけたので他の人にも話したい、そんな気持ちで書かせていただきました。
熊本県川柳研究協議会一般会員
嶋本莱浮
加藤知子さんの句は、現代俳句データベース からもご覧になれます。
また、 加藤知子さんのブログ『続・知青の丘』は
https://blog.goo.ne.jp/sin_chiseinooca2 へどうぞ。