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「谷口吉郎と日吉寄宿舎」展

先日建築学会での帝都復興WGの勉強会の前に、
同じ三田にある慶応大学アート・スペースで開催中の
「谷口吉郎と日吉寄宿舎」展に立ち寄ってきました。
会場の外のディスプレイも素晴らしい。
というか、会場が狭いのでエントランスにまで展示に使っているとも言えるかも。
いずれにせよ素晴らしいことには間違いない。







展示は小規模ながら文献、写真(当時及び改修前、改修後)、実物とツボを押さえた構成。
わずか5日間の会期と言うのが何ともモッタイナイ。

ただ、展示を見て愕然としたのは、3棟ある寮のうち今回は南棟をリノベーションし、
浴室棟も今後する予定があるという話は聞いていた訳ですが、残りの2棟は解体する計画だという事。
記憶では少なくとも数年前までは中寮は現役で、状況も一番良かった気がするのですが。
はっきりいってやるなら徹底してやった方がより残した価値が出ます。
1棟でも残ったんだから・・・と言ったとたんに退廃が忍び寄るのです。
慶応大学はもうこれ以上間違わないで。
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