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「活字」に遊ぶ

近頃ちょびちょびと読んでいるのが復刻版 欧文活字という小さな本。もともとは戦後すぐに刊行された本で、今は印刷学会出版部というところから出ています。本というか、活字と言おうか、読むことへの希求が「モノとしての活字に関する実用的な解説書」という形として結晶している、なかなか愛すべき書籍です。
ブックデザインとか、装丁とかになんとなく関心があってちょこちょこ眺めているのはやはり「フロント」の衝撃がベースなんだと思うのですが、バウハウスにしろ、チェコのアバンギャルドにしろ、そして私の愛するリシツキー@ロシアアバンギャルドにせよ、「タイポグラフィ」やってますものね。
最近失敗したのは雑誌「pen」のタイポグラフィ特集(04年6/1号)を買いそびれたのと、パルコのロゴスギャラリーで9月に行われた「印刷解体」という展覧会に行きそびれた事で、Penは何とか入手したものの、後者はWebページを見て更に悔しい思いを募らせております。


というわけで原弘さんの評伝をご紹介(未だ読んでません・・・)、「pen」の最新号(04年12/1)はブックデザイン特集で、こちらにも登場されてます。

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京都三条の二つの煉瓦造


最初の写真は、中京郵便局。外観は本物ですが、30年位前に、外壁の皮一枚と、屋根の一部分を残して、中は全部建て替えています。

当時の建築界はバリバリの機能主義の時代、内部の機能がそのまま外部にも表現されるのが当然かつ真実であると考えていた彼らが、いくら歴史的建造物とはいえ、中身と全然関係のない外壁を残すということに感じた(ある種倫理的な)抵抗感は、ポストモダンを経た、なんでもありの能天気な時代に生きる我々には考えられない程の激しいものだったと思われますが、その結果、歴史的建造物の保存の方法を大きく広げた、画期的な事業が実現したわけです。まあ、その事による功罪はいろいろある訳ですが。

さて、こちらは辰野金吾設計だった旧第一勧業銀行、のそっくりさんです。21世紀に入ってから、もともと建っていた建物を壊してそっくりに建て替えたと言う不思議な代物ですが、近づいてみても、いやはや、とてつもなく良く出来ております。が、オーセンティシティという面から考えると何の意味もない訳です。だって偽者なんだもん。
で、私はこういうのを文化の退廃と言うのではないかと思うのですが、悠久の歴史を誇る古都京都で、歴史に対する認識についてこんなにも先鋭的に考えさせられてしまう三条って、やっぱり素敵です。


ほかにも色々あるしね~。
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あ~でも書いてたら、なんか思い出して腹たってきちゃったですよ。
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緑も良いですね~。

ご近所の駐車場に停まっている、たぶん2000年式のRXEです。
購入時、シエナ茶とこのグリーンとで大分迷いました。最初はグリーン=英国車みたいな印象で頭になかったんですが、確かショールームに置いてありまして、じわじわ引かれてしまいました。最後は営業さんの「内装先取りの2000年式のシエナブラウンで押さえちゃいましたから!」という押しと、妻の「シエナブラウンの方が個性的」という意見で決まったのだったかしらん。

それにしても綺麗に乗っておられます。ちょっと反省。
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帰ってきた、麩の階段

ごく一部で盛り上がっていた麩の階段シリーズですが、某国立公衆衛生院にもかような物件がございました。
右側の写真を御覧ください。寸法が分かるようなものがないので今ひとつ分かり難いですが、頭ぶつけます。
左側の矢印の先を御覧ください。なんだか欠けたような跡があります。
いじょ。
ところで何で「麩」の階段なのか分かってない。
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