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魁夷の目
リアルタイムで見ざるを得ない(HDDの残量が無くて撮れないんだそうだ)
「ハードナッツ」(ユイちゃんがアキちゃんよりアキちゃんになってる!)と
理系探偵が活躍するドラマを連続して視聴、の合間に
こちらは録画のOKが出た、BSフジの東山魁夷の番組をチラ見。
ちょうど作庭家の重森先生が登場して東福寺、天龍寺の解説をしているところ。
そして魁夷の視点が望遠レンズだ、という話に次いで
30年代にドイツに留学していて、当時の新興写真に影響を受けた可能性、という解説が。
そうか、日本画の平面性と望遠レンズの距離感の無さには親和性があるよね、
あのアングルの切り方、寄り方は新即物主義の方法論か、
などと勝手に理解して、急に魁夷の絵に興味が(笑)。
写真中央よりやや左の池中の石をもう少し左側から描いている模様。
大家って既に権威付けられてるけど、ほんとに良いのか分かんないよね~、
とか言って敬遠している方が、じつは作品ときちんと対峙していないということだよなぁ、と反省。
今度魁夷の美術館に行った際には谷口建築だけでなく絵もちゃんと見ます。
・・・でもちょっとした切り口を教えてもらうだけで、
物の見え方が変わるっていう体験も結構楽しいけどね。と負け惜しみ。
イギリスでドライブしてみた
という訳で、イギリスに行ってきました。
4泊6日と言う日程で、初日は夕方ヒースロー着、最終日は昼過ぎにヒースロー発で、
時差の関係で翌日昼に成田着、という流れです。
お騒がせのコッツウォルズですが、初日にオックスフォードに泊って
翌日レンタカーでドライブしてきました。
当日のルートはだいたいこんな感じ。
(クリックするとGoogle Mapに飛びます)
レンタカー屋さんからオックスフォード市内(B)を抜けてコッツウォルズ地方の入り口?バーフォード(C)へ、
そこからバイブリー(D)を経由してケルムスコット・マナー(E)へ、
そしてグレート・バーン(F)に立ち寄ってオックスフォード(G)に戻る、約100キロのドライブです。
レンタカーはカーナビ付を確約して欲しかったので、
旅行代理店経由ではなくネットで直接予約しました。
現地で付いてきたのは日本でイメージするカーナビではなく、
小型の道案内付GPSでしたが、これが大変役に立ちました。
(写真撮り忘れ・・・)
実際には後部座席に座っている家族が見ていたのですが、
非常に正確に現在位置を特定して方向を指示してくれます。
イギリスは「ラウンドアバウト」という回転式の交差点が多いので、方向感覚を失いやすいのですが、
GPSがあれば「ふたつ目で出て」とか言ってくれるので心配ありません。
あと、基本田舎道を走ったので、道幅が狭かったりもしたのですが、
これ、GPSがなかったら心配で進んでいけなかったですね。
本当は3時位までにはオックスフォードに戻って市内観光もする予定だったのですが、
車を返すのが5時ギリギリになってしまいました。
おかげで満タン返しが出来なくなってしまったのですが、
これはキロ(マイル)当たりの使用料とかガソリン単価とかの面で相当不利ですので、
やはり余裕を持ったドライブを心がけたいものです。
まーでもトラブルもなく無事廻ってこれてよかった~。
地元民はやたら飛ばすんで怖いですが、それ以外は景色も綺麗で快適です。
機会があればまたチャレンジしたい!
「Too mach image. Too mach talking.」
インタビューが建築家協会の機関誌「JIAマガジン」に掲載されています。
『王澍(ワン・シュー)氏に聞く~あえてアマチュアの技術にこだわり建築をつくる』
寧波の農民たちは、台風で壊れた建築の材料を再利用して建築を再建してしまうそうですが、
能登地方の台風で流出した材を再利用する話を思い出させて興味深いものがありますね。
そしてその農民たちの技術により寧波歴史博物館の外壁煉瓦が施工されているという話。
聞き手である建築家の古市徹雄さんが
「施工をした農民はアマチュアですが、実は仕事はプロフェッショナルと言えるわけですね。」
と受けておられます。
・・・そして現在のプロフェッショナル教育は「Too mach image. Too mach talking」だと。
こういった、プロフェッショナルに頼らずに、共同体で建築を造る行為、
日本でも昔は「結」といった組織があって茅の葺き替えなどを行っていた訳ですが、
残念ながら現在ではほぼ皆無になってしまいました。
中国でも状況は厳しい感じで、王澍氏の孤軍奮闘と言う感も無きにしも非ずのようです。
ただ、建築が地域・風土に根差し、環境と共生したもになるためには必要な事ではないかと。
現代の建築家で興味あるのこの人だけだなぁ。
PDFで全ページ無料で読んで頂けますので、是非。
万世橋と鉄道博物館
旧万世橋駅がリノベーションされて話題です。
長年放置されてきた都市のストックが活用されたという事で、慶賀の至り。
(改修前の写真です)
・・・なんですが、へそ曲がりとしては、
この地になかなかに優れた戦前のモダニズム建築があったこと、
そして建築としてはさして話題にもならずに消えてしまったことを再度確認しておきたいと思い、
昔の写真を引っ張り出して来ました。
ご存知、交通博物館です。
見事な大空間です。
昔の写真を見ると、左手壁面の開口はもう少が大きかったようにも思えます。
半円形の階段室は定番ですが、でもいいよね~。
照明器具にも注目。
改修前の万世橋駅も上げておきます。
ホーム。駅名案内はイベント用に作ったもの。
ホームに上がる階段。
アーチ下部。