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もともと記憶力に自信はないんだが、年とともに更に悪化している自分が怖いので、
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栃木県議会棟を、見た。
先日、宇都宮に、解体が予定されている「栃木県議会棟」の見学に行ってきました。
う~ん、こんな写真じゃ、なんだかわかりませんね。こんな感じの建物です。
築35年、工場で作ったコンクリートのパーツ(プレキャストコンクリート)を、割り箸を組むようにして組み立てた建築です。パーツに入っている鋼棒でコンクリートを、なんといますか、「縛る」(プレストレストコンクリート)、といった事もしています。なそんなこともあって、「日本コンクリート工学協会」の方々と一緒に見学をすることになったのでした。
当時、設計者たちはメタボリズム、などという造語を作って徒党を組んでこれらの建築を喧伝していたそうで、「日本で最初に世界に発信した建築思潮」との栄誉も得ているのですが・・・。既にエキスポタワーも解体され、代謝することもなくこうして消えていく運命にあるとういうのは、いったいどうしたことでしょう。
う~ん、こんな写真じゃ、なんだかわかりませんね。こんな感じの建物です。
築35年、工場で作ったコンクリートのパーツ(プレキャストコンクリート)を、割り箸を組むようにして組み立てた建築です。パーツに入っている鋼棒でコンクリートを、なんといますか、「縛る」(プレストレストコンクリート)、といった事もしています。なそんなこともあって、「日本コンクリート工学協会」の方々と一緒に見学をすることになったのでした。
当時、設計者たちはメタボリズム、などという造語を作って徒党を組んでこれらの建築を喧伝していたそうで、「日本で最初に世界に発信した建築思潮」との栄誉も得ているのですが・・・。既にエキスポタワーも解体され、代謝することもなくこうして消えていく運命にあるとういうのは、いったいどうしたことでしょう。
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問題なんか、ねえっ!!~阪神大震災から10年
昨日で阪神大震災から10年がたちました。
先日のNHKで、ようやく建替え決議が成立したマンションのドキュメンタリーを放映していました。ここのマンションに限らず、補修派が建替派よりも少数なのが普通、というのが何とも奇妙な気がするのですが、このようなメンタリティを助長することによって生きてきたのが我々の業界だと思うと、何とも暗い気持ちになります。
さらには期限を区切って解体費用を全額助成する、というような訳の判らない(というか、判りすぎて恐ろしい)制度を作った人間が居る事が恐怖だ。
昨日から日をまたいで今日にかけて放送されたニュース23の特集。被災から立ち上がる人々の凛々しさ・強さに打たれますが、その彼らの建てた建物・復興された街並みのなんと貧相なことよ。建築というものが、人々の思いに対してこの程度の「形」しか提供できないとすれば、建築とはいったい何なんだろう。
先日の朝日新聞の震災特集ページに、建築家の安藤忠雄氏が登場しておりました。同じく街並みの不毛について語っているのですが、それを人の絆で「心の復興を」とおっしゃっています。ここからは、建築家の責任として、コミュニティや街並みの不毛に対して戦ってきた人々の意志が、きれいさっぱり拭い去られてしまっているように感じられてなりません。
戦う建築家・安藤忠雄に憧れた世代としては、文化人・世界のANDOのこの「人事さ加減」に少々げんなりしている訳では、あります・・・。
同じ朝日新聞、上記の文章の下に、ノンフィクションライターの島森氏の文章があります。その中で、震災直後から現在にかけて、自己破産は全国で4.8倍に増えたが、神戸では6.5倍に増えている、との数字が記されています。震災後の景気の後退、建替えによる二重債務が原因であろうことが、推察されます。
世界の中で、災害で損害を受けた建物を「まずは立替」と考えるのは、日本だけでしょう。建築はインフラであって、嫌でも応でも使い続けなくてはなりません。ですから、たとえ「被災建物は怖い」という心理があったとしても、それに対して、技術的な答えを用意するのが、専門家の仕事です。
少なくとも私はそう思うし、立替に誘導した方が簡単だし、儲かる、などという思考は倫理にもとるとおもうのですがねえ。
そういえば、阪神大震災では、鉄骨の脆性破壊という、それまで予想もされていなかった事態が発生した高層住宅がありました。ここでの被災状況はつぶさにチェックされ、破壊のメカニズムは検証され、十分な補強が施されたのでしょうか?・・・これは国家プロジェクトで建てられた建築の話ですから、他は押して知るべし、なのでしょうか??
もちろん問題なんか、ありませんよ。
Listen Now!→問題はない by ガガガSP
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プルーヴェと自動車
20世紀の建築の工業化の面において大きな足跡を残した建築家ジャン・プルーヴェの展覧会が今日(正確には昨日)が最終日だということで、鎌倉の近代美術館に行ってきました。
まずは40~50分でざっと見て、喫茶室で図録を眺めながらコーヒーを飲んで一服。おっと、この図録、書籍として出版されている為か、展示の内容とはピタリとはリンクしていない様子。しょうがないのでメモをとりつつ眺めることにしたら、はまってしまいました。久々にスケッチしたりして、閉館までの一時間が短いこと。
感じたのは、やはり手を動かさないとモノはキチンと見れない、ということ。視覚だけに頼ってしまうと、ほんと、なんにも見てないことになりかねない。反省です。
ところで、プルーヴェの発言に、次のようなモノがあったそうです。
「私は自動車のようにすべての部品がぴったりと組み上がる完璧な工業製品を信じている。それは当然にもばらばらのパーツから出来上がっている。が、それを完全に分解してもそこには別の建築を構成する部材は存在し得ない(シトローエンDSのフェンダーをプジョー504のフェンダーで代用することは出来ないのだ)。」
ううむ。工業化=標準化=部品の共通化、なんて単純に考えては、いけないのですね。
差異の正当性はどこから与えられているのか、というのも、例えが妙に説得力あるだけに、結構悩ましい問題です。。
まずは40~50分でざっと見て、喫茶室で図録を眺めながらコーヒーを飲んで一服。おっと、この図録、書籍として出版されている為か、展示の内容とはピタリとはリンクしていない様子。しょうがないのでメモをとりつつ眺めることにしたら、はまってしまいました。久々にスケッチしたりして、閉館までの一時間が短いこと。
感じたのは、やはり手を動かさないとモノはキチンと見れない、ということ。視覚だけに頼ってしまうと、ほんと、なんにも見てないことになりかねない。反省です。
ところで、プルーヴェの発言に、次のようなモノがあったそうです。
「私は自動車のようにすべての部品がぴったりと組み上がる完璧な工業製品を信じている。それは当然にもばらばらのパーツから出来上がっている。が、それを完全に分解してもそこには別の建築を構成する部材は存在し得ない(シトローエンDSのフェンダーをプジョー504のフェンダーで代用することは出来ないのだ)。」
ううむ。工業化=標準化=部品の共通化、なんて単純に考えては、いけないのですね。
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宇宙船を発見したよ~ん
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あすは宇都宮??
ただいま栃木県庁は建て替え工事のまっさかり。合わせて築40年くらいの議会の建物も壊されるという事なのですが、これが「プレキャストコンクリート」というものを利用した少々変わった大変意欲的な設計の建物なので、少々専門家系の見学会が開催されます。その見学会に急遽設計者の大高先生がお見えになるらしい!、ということで、う~ん、どうしようか、忙しいんだけど。。
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