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マン・レイよりポスト印象派?

激混みの「オルセー美術館展」に行ってきました。

先日貰い物のチケットで見てきた妻子から「50分待ち」と聞いていたんだけど、
その時のチケットがまだ余っていたのと、混んでいたらマン・レイ展に行けばいいや、
という軽いノリで行って見ましたが、金曜夕方と言うことで70分待ち!!

早々にマン・レイ展に切り替えて、結構ゆっくり見て(映像モノを全部見た)閉館35分前。
もしかしたら少しは空いているかな?と思ったらまだまだ40分待ち。
係のお姉さんに聞いてみると、開館時間を延長すると言うので、
一瞬迷うも、並んでみることにしました。

まーそいで例によってプラナリアはなぜか列の進みに取り残されしまう訳ですが、
お姉さんの案内どおり約35分の待ちで無事チケットゲートに到着。
その時点で数えてみると、後ろに並んでいるのは30人ほど。
本当に最後の方になってしまった訳ですが、ある意味これは望むところでもあった訳で。

いつものパターンで10分くらいでまず全体をチェックしてから、
人が少し途切れたところからじっくり見ていく。
最初の部屋の入り口脇のドガ(欲しい)やモネをじっくり見れてたのは良かったけど、
ゴッホやルソーの前には最後まで人垣が無くならず、人気の程が伺えました。
でも十分(人ごみでなく)「絵を見た」気分になれました。

でね~、実はマン・レイよりオルセーの方が面白かったんですよ。
マン・レイ展は数はいっぱい来ていてたぶん資料性は高いんだと思うんだけれども、
いわゆるメジャー作品はほとんど来ていない感じで、単純に盛り上がらない。
プラナリアは印象派であろうがポスト印象派であろうが興味はないぜ、
だって俺はアバンギャルドなのさ、というメンタリティから抜け切れていないので、
当然オルセーよりマン・レイ、のはず、だったのですが、、、
でもいいものはいいですよねぇ(<ほとんどどうしようもない感想)。

まあ、何をいいと思うかは人それぞれな訳ですが、自分でも分からないこともあって、
例えば今回モネの「ロンドン国会議事堂、霧の中に差す陽光」の色彩に
異常に心を震わせられたのだけれども、理由は全然わかりません。
あと、ハンマースホイという画家の作品が一点だけ展示されていて、この絵にも強く惹かれました。
ネットで検索したら一昨年に西洋美術館で素晴らしい展覧会があったことを知り、
かなりがっかり。
→ 「弐代目・青い日記帳」さんのエントリー「ハンマースホイ展」(2008.9.28)参照

その他ロートレック、ドニは改めて感じるところがありましたし、
ゴッホやゴーギャンの色彩、ルソーの不気味さ、モローの超場違い感なども楽しめました。
とにかく百聞は一見にしかず、ということですね。
特に色は実物を見ないと全然駄目です。反省反省。
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そろそろ鈴虫


連日の猛暑ですが、立秋も過ぎるとそれでも夜は何となく風が通ったりして
7月の熱帯夜よりは過ごしやすくなっている気も致します。

さて、そんな夜にふさわしい心安らぐ一枚がこちら。

Bare BonesBare Bones
Madeleine Peyroux

Rounder / Umgd 2009-03-10
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おすすめ平均

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実はこのCD、去年の春に発売されていたのに1年位気がつかず、
その後も某オンラインショップのポイントキャンペーンがなかったので
なかなか買う機会がなかったというトホホな状態だったのです。
噂によるとビルボードのジャズチャートで1位になったらしいので、
話題になるところではなっていたのでしょうが。。。
う~む、こんなんでファンを自称して良いのだろうか。

まあ、そんな話はどうでも良くて、
今作でもマデリンの安定感のある世界観が聴くものを心地よくさせてくれます。
鈴虫の声が聴こえて来たら、お宅にも是非一枚お備えください。
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