場所は島根県浜田市佐野町、浜田自動車道を「金城スマートIC」で降り
186号線で向かった
今福線は広島と浜田を結ぶ広浜鉄道の島根県側のルートとして、昭和8年、
旧国鉄山陰本線の下府駅から石見今福駅まで着工されたが、
工事がほぼ完成した昭和15年、太平洋戦争のため中断された
戦後、今福線旧線とは別に浜田駅を起点とする今福線新線として工事が再開
されたが、昭和55年、国鉄の赤字経営の影響により、工事はまたも中止、
その後、工事を引き継ぐ事業者も現れず未成線として終わり「幻の広浜鉄道」と
呼ばれるようになった
現在、下府駅から旭町駅跡地間にトンネル、橋梁、橋脚等の遺構が残っており
一部の鉄道敷地は道路などに転用され使われている
よって、今福線は建設に携わった地元の人々も含む、多くの人の熱い願と奉仕は、
陽の目を見ることなく、ひっそりと跡形を残したまま、地元の景色に溶け込んでいった
公民館前に建てられた案内の看板・・・手持ちのパンフとちと違っているような
それとも理解力不足 悩んでいても始まらないのでとにかくスタート
どんどん
歩きながら写真を撮っていると、道の側の農家の男性に声をかけられた
「今福線を見に来られたの?」思わぬ声掛けに戸惑いながら「・・はい」
「当時の写真が有りますから是非見られては?」「・・あっ はい」
道を外れ男性に付いて農家に入って行くと、わんちゃんのお出迎え・・
突然の訪問に「わんわんわんわん」と吠え立てたが、私がカメラを向けると
急に写真のようにおとなしくなってハイポーズ、可愛い顔
車から何かを手に戻って来た男性が見せてくれたのが・・・
昭和14年頃だとか・・
この写真でご存命の方は中央あたりで写っている女性ただ一人で90歳代とのこと
左隅に映っている方が男性の祖母になる方だそうだ
確かに線路が引かれているのがわかる、線路の行く先は、今私達が入って来た方向
左の山肌を1m余りも削り、広げての作業だったとのこと、大変
上の写真とほぼ同じ位置での現在の風景を撮影
写真の撮影の許可をいただき、お礼を言って奥へと進む
しばらくすると看板があり、家のような扉を抜けて川へと降りて行くと・・・
なんでも橋の下に立つと、竜の鳴く声が聞こえるとか
竜の鳴き声なんてテレビでしか聞いたことが無いけど、とりあえず橋の下へ向かった
でも、竜ではなく、ヘビに遭遇、即決 引き返した
のどかなりぃ~
聞こえるのは、うるさいぐらいのカエルの声、穏やかな水の音、
里に響く鳥のさえずりのみ
歩くことしばし、鉄橋の橋げたらしきものを発見、手前から対岸へ、川渡し
草に埋もれていた、疲れたのでここで引き返す
帰りは違う里山道を歩く、子どもの頃に戻ったようで、どこか懐かしい 風景
無くしてほしくない、日本の原風景
国家的だろうが、個人だろうが、結局は一人ひとりに
降りかかってくるかもしれないですからね
私も含めてですけど、何々に比べたら
そんなの小さい小さい・・って、言いますが
小さいか大きいかは、感じる人が決めること
ではないかと、思うのですが・・・
よく言われるので、そのたびにムッとしてます
それに比べれば 家庭内のちょっとした意見の食い違いで右にするか左にするか 些細なことかもね。自分的には大大大問題だけど(笑)