BSで「COOL JAPAN」という番組をたまたま見ました
以前にも、見たことがあったなぁ~などと思いながら見て、結構興味深かった
今回のテーマは「入れもの」日本の入れもの事情をリサーチし、日本に住む外国人
の人たちに、それについて、忌憚ない意見を言ってもらうというもの
コメンテーターの外国の人たちは
男性「アメリカ人・ノールウェー人・イギリス人・インド人」
女性「ウクライナ人・アルゼンチン人・タイ人・イタリア人」の8人でした
まず、「アメリカ人とウクライナ人」の二人が、「簡単に開くニッポンの入れもの」を見
つけに、コンビニや家庭用品店をリサーチする
たくさんあったが、気になったものをいくつか・・・
①圧縮袋・・・布団・衣類などの収納に場所をとらず、湿気・ほこり・害虫などを防ぐ
「日本は家が狭いからたくさん収納できて、とてもよいと思った」byウクライナ
しょうがないじゃん国土の70%が山岳なんじゃけぇ~のっけからちょっと
「引越しには欠かせない日本に物を送るとき、量で料金が変わるから節約できる」byノルウェー
「イギリスの家は広いから圧縮袋には入れたくないね、洋服がきれいに並ぶのにビニール袋で乱したくない」byイギリス
悪かったね、おたくの丘陵や平原が90%と違い、家は70%が山岳で
②お結び・・・1,2,3と手順よく包みをあけるとパリパリのりで食べられる
「おにぎりに複雑すぎる 1・2・3とやるがいつも失敗してボロボロになる」byノルウェー
「単に不器用だということなんじゃぁないの」byMC
「私は娘におそわって簡単にできるよ」byインド
「クッキーが大きな袋の中に又小さい袋にはいっているのがあるよね」byMC
「ものすごく面倒でいやになる、いつもこのことで(日本人)主人や友人ともめる、イタリア人はたくさん食べるから小分けはとても面倒」byイタリア
子袋に入っていないクッキーを買えばいいじゃない
「便利すぎる入れものは社会を子供扱いしている気がする。そのうち自分で考えない人たちが増える気がする」byイギリス
う~ん 否定できない
「でも、アメリカの入れものは、不便だよ、商品に開け方が書いてあるけれど、その通りに開けられたことはないね」byアメリカ
「ガムに捨てるための紙が入っている、こんなこと日本人しか考えない。イタリアでガムを紙に包んで捨てる人はいない」byイタリア
「うそぉ」インドの方以外、どの国もガムはどこかにくつつけるか、そのまま捨てるみたいです「信じらんなぁ~い汚いなあ~まじっすか」③コーヒーの詰め替え・・・空瓶に一瞬にして空気に触れることなく詰め替える
④シャンプー・リンスの詰め替え・・・コーヒーと同じ様に手を汚すことなくできる
⑤カップラーメン・・・シールをはがすと簡単にフィルムがはがされる
「日本はどうしても使う人の立場に立つ、もらったり、使ったりする人がどう思うか、付加価値を競争する文化がある」by先生
⑥プッチンプリンができるまでのサクセスストーリー
「入れものがすばらしい、味に関係なく買う」byアメリカ
「ヨーロッパではカップのまま食べるが、このほう(皿に移す)が見た目も美しい」byイタリア
「そのまま食べる」byタイ
「騒ぎすぎたかがプリンに」byアルゼンチン
「これは天才的な発明ですよ」byMC
そーだそーだ
「プリンはプリンよ」byアルゼンチン
「カラメルが上にあることが大切なこと」byイギリス
「カラメルが上でも下でも味は同じ」byタイ
「皿が汚れるしこのままの方が楽よ」byアルゼンチン
おおちゃく者めがそれにしてもイギリス人がこんなことを言うなんて、ちょっと意外
「お客さんに出すとき皿にいれる方がきれいよ」byMC
そーよ きれいよ
「その通り、格好もいい」byインド・ノルウエー
「入れものにこだわる日本をどう思いますか」byMC
「こだわりすぎ」byアルゼンチン
「タイではそこまで便利でなくていい」byタイ
「インド人は安いものを求めるから開け難くても、安いほうを選ぶ」byインド
物と値段によっては、そんな選択をするかもなぁ~
「日本人が求めるから、企業も作らざる得ない」byアメリカ
それはあると思う
「日本がいいのは、5分で食べ終わる「入れ物」でも工夫をするところ」ノルウエー
「どれだけ我々のことを企業は考えたか、その価値観を評価して支払う。パッケージも雑だと、中身もたいしたことはないなぁ~と思うので、メーカー側もしっかりやっていかないといけない。日本にはそんな文化がかなり発達している」by先生
⑦お重・・・輪島の漆器のリサーチ
漆器の特徴
熱・アルカリ・酸に強い 抗菌・防腐効果 ほこり・湿気を防ぐと優れものです
輪島の「大崎家」は漆器を作る老舗、奥様は今も美しい100年もののお重を、普通に使って料理をされている
漆器の工程は以前輪島を旅行したときに知りましたが、「釣りバカ17」でも紹介していた。約8ヶ月もかかるのです。その時高くてもしかたないなぁ~と納得しました。
「外国人から見ても漆は機能性と伝統文化が結びついた、完璧ですばらしい例、とても良い贈り物になります」byノルウェー
「家で漆の椀を持っているが、耐熱性がいい。重箱はパスポートとか重要なものを入れている」byアメリカ
「安物ですが私も持っている、でも食べ物用とは知らなかった、とても美しいので、宝石いれにしている」byタイ
「美しいし日本的だと思うが機能的だとは思わない、なぜなら、「入れもの」は質や美しさより、量が多く入る事が重要、兄弟のためにサンドイッチをたくさん入れないといけない。重箱がたくさんいるし、重ねると冷蔵庫に入らない」byアルゼンチン
「次世代に残すものとして最高です」byノルウェー
「陶器でも美しいものはたくさんあるが、壊れやすい。漆は丈夫というのがいいわ」byイタリア
皆さんのざっくばらんな考えを聞いて、いかに日本がやりすぎと言いたくなるところもあるけれど、繊細で気持ちを大切し、小さなことにも惜しみなく智恵を出して、「紀元660年」あたりから築き上げたすばらしい「心=物」があることを幸せに思いました
アルゼンチンの女性の発言である「兄弟のためにサンドイッチをたくさん入れないといけない」という言葉に、うるっときました。アルゼンチンの生活が見えるようで
日本の中でも北から南まで土地が違えば、当然そこで生きていくための順応があるわけで、それが世界になればもっと違うわけで、気持ちが一番な私としては、今更ながら《日本》に生まれてよかったと、しみじみ
国土の70%が山岳の日本、「兎小屋」とか言われて、バカにされ続けていますが、しかたないですね、だって、ただでさえ広くない国土で1億28百万の人々がひしめき合い暮らしています。でも、だからこそ、お互いを思いあい、相手のことを考えて行動する文化が芽生えたのかも、すきだなぁ~そーいうの
徐々に、いえ、かなりその素敵な文化が壊れ、薄くなっている今を憂いてしまいます
長々と 失礼いたしました
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