夏の扇ヶ鼻（３）

初めてのお使いならぬ初めての山登りはドライブの途中に立ち寄った牧ノ戸峠の駐車場から沓掛山まで。
結構な年配のグループの後から軽装でブラブラ付いて行った。
途中の展望台までのつもりが、「もう少し付いて行こう」と言う事になり結局沓掛山まで登ってしまった。
晩秋の心地よい風が吹きぬけて「来年の春にきちんと準備してもう一回来よう」と思ったのを思い出します。


それまで夢にも思わなかった山歩きの始まりでした。
その頃、更年期障害でウツ状態が続き、安定剤のお世話にならないと眠れなかったり、
突然の発汗や目眩に悩まされ体重も落ち、血圧は安定せずと本当に持って行き場の無い最悪の状態で・・・
その日も相方さんが休みを利用して気分転換に連れ出してくれた日だった。

前を行くグループの皆さんがおそらくは私より一回り以上も歳上の方達だったので、
気楽な気分で付いていけたんだと思う。
あの日が無ければ、山歩きのすばらしさ、
そして自生地で見る山野草に魅せられ癒される事も知らない人生過ごしていたんだろうな。


ツリガネニンジン（ききょう科）





マツムシソウ［松虫草］　まつむしそう科


外側の花弁に見えるのは裂片が発達して花弁状になったもの。
頭花の中心部は筒状花が詰まっている。




コケモモの実


ワレモコウ・ツリガネニンジン・ママコナ・アカショウマ