南小国から高原に上がったら路肩にポツポツと他県ナンバーの車が止まっています。
人が乗っている車もあるけれど、多くは誰も乗っていません。
私達も同じように広くなっている路肩に車を寄せて止めました。今日は目的が二つ、その一つは勿論春の山野草の散策ですが、もうひとつは長靴に軍手とビニール袋が必要なんです。笑

そうなんです。
広い草原はこれからゴールデンウィークに掛けて山菜(ワラビ)採りで賑わうのです。
もちろん個人の土地も多くある訳ですから立ち入り禁止区域もありますが、この時期は家族連れや夫婦、カップル、グループと多くの方達が一様に長靴にビニール袋と言ういでたちになるのです。
実は私、こんな風に嵌って準備して行くのは初めてで、毎年そんな方達を横目に花ばかり追っかけてて、でも内心は「おもしろそう。私もしてみたい・・」と思っていたのです。
だからって訳ではないけれど、今まではあまり興味無さげだった相方さんが「一回分だけ貰おうか」って言ってくれたんです。

阿蘇外輪山の広大な草原は大きくうねっていて、急な斜面を下りながら柔らかそうな蕨を摘むのは慣れるまでは緊張でしたが、身体も目も慣れてくると次々に見つかります。
僅か30分足らずでしっかり一食分、二人で二食分の収穫がありました。
蕨を摘みながら、キスミレやハルリンドウや咲き始めたサクラソウに「かわいいねぇ」と声を掛けつつ、カメラも構えつつ。。

でもやっぱりどちらかに集中しないとどっちつかずになるものですね。
帰ってから見てみたら前半の写真はどれも気に入ったものではなかったです。
不器用なのだから欲張ってはいけませんね。
移動した場所ではサクラソウやフクジュソウ、ニリンソウが群生しています。
去年、教えてもらった所です。私達が行った時には年配の女性三人が何かを採っているところでした。「まさかね」と思いつつ近付いたら蕨とゼンマイを手に持たれていました。ホッとしましたが、その後写真も写して満足して帰り道、4,5人のグループの方がやはり何か手に持っています。
ピンクの花、サクラソウです。
すれ違いざまに聞こえよがしにその中の一人の男性が「ひとつあればええよ」と他の人に声を掛けたのです。
この沢の入り口には希少植物の採集禁止!!の看板も立っているのです。
何だかすごく悲しく腹立たしく、「採ってはいけないよ」と声を出せなかった私の方が罪悪感でいっぱいになってしまってその場を離れてしまいました。
私はいくじなしです。
気を取り直して今日は白い花をふたつ

ヒゴスミレ (スミレ科)
葉が深く五裂する、と説明されているが見つけた場所が急坂で広げてまでは見られなかった。
たったひと株しかなかったけど、多分間違い無いでしょう。


未だだろうと思っていたバイカイカリソウも咲き出していました。


野焼きの後の黒い地面にこの白い花は目立ちます。
あまりに可愛いのでしばらく傍にしゃがみ込んで癒されてきました。
この草原ではこれからいっぱい咲くのですよ。
バイカイカリソウ (メギ科)
山地の草原、または疎林内に稀
人が乗っている車もあるけれど、多くは誰も乗っていません。
私達も同じように広くなっている路肩に車を寄せて止めました。今日は目的が二つ、その一つは勿論春の山野草の散策ですが、もうひとつは長靴に軍手とビニール袋が必要なんです。笑

そうなんです。
広い草原はこれからゴールデンウィークに掛けて山菜(ワラビ)採りで賑わうのです。
もちろん個人の土地も多くある訳ですから立ち入り禁止区域もありますが、この時期は家族連れや夫婦、カップル、グループと多くの方達が一様に長靴にビニール袋と言ういでたちになるのです。
実は私、こんな風に嵌って準備して行くのは初めてで、毎年そんな方達を横目に花ばかり追っかけてて、でも内心は「おもしろそう。私もしてみたい・・」と思っていたのです。
だからって訳ではないけれど、今まではあまり興味無さげだった相方さんが「一回分だけ貰おうか」って言ってくれたんです。

阿蘇外輪山の広大な草原は大きくうねっていて、急な斜面を下りながら柔らかそうな蕨を摘むのは慣れるまでは緊張でしたが、身体も目も慣れてくると次々に見つかります。
僅か30分足らずでしっかり一食分、二人で二食分の収穫がありました。
蕨を摘みながら、キスミレやハルリンドウや咲き始めたサクラソウに「かわいいねぇ」と声を掛けつつ、カメラも構えつつ。。

でもやっぱりどちらかに集中しないとどっちつかずになるものですね。
帰ってから見てみたら前半の写真はどれも気に入ったものではなかったです。
不器用なのだから欲張ってはいけませんね。
移動した場所ではサクラソウやフクジュソウ、ニリンソウが群生しています。
去年、教えてもらった所です。私達が行った時には年配の女性三人が何かを採っているところでした。「まさかね」と思いつつ近付いたら蕨とゼンマイを手に持たれていました。ホッとしましたが、その後写真も写して満足して帰り道、4,5人のグループの方がやはり何か手に持っています。
ピンクの花、サクラソウです。
すれ違いざまに聞こえよがしにその中の一人の男性が「ひとつあればええよ」と他の人に声を掛けたのです。
この沢の入り口には希少植物の採集禁止!!の看板も立っているのです。
何だかすごく悲しく腹立たしく、「採ってはいけないよ」と声を出せなかった私の方が罪悪感でいっぱいになってしまってその場を離れてしまいました。
私はいくじなしです。
気を取り直して今日は白い花をふたつ

ヒゴスミレ (スミレ科)
葉が深く五裂する、と説明されているが見つけた場所が急坂で広げてまでは見られなかった。
たったひと株しかなかったけど、多分間違い無いでしょう。


未だだろうと思っていたバイカイカリソウも咲き出していました。


野焼きの後の黒い地面にこの白い花は目立ちます。
あまりに可愛いのでしばらく傍にしゃがみ込んで癒されてきました。
この草原ではこれからいっぱい咲くのですよ。
バイカイカリソウ (メギ科)
山地の草原、または疎林内に稀
3月に採ったワラビも冷凍してましたが全て
なくなりました。
ワラビ採りもはじめると終らないんですよね。
こんな広ーい場所で採ったら商売が出来そう?
そうですね、草原では一様にビニール袋を下げた人たちしか目に入らなかったです。
行く先々で大観峰も瀬の本高原も久住高原も皆さん手に手に山菜を持たれていました。笑
野草の穴場でも若いカメラマンさんがビニール袋にいっぱいのワラビを下げておられたのには思わず笑いがこみ上げましたよ。
私達はそこそこで切り上げたのですが、皆さん袋いっぱいになるまで止められなかった風でした。
あっ!もちろん本格的に収穫されてるきっと地元のおじちゃんやおばちゃんもトラック乗り入れておられましたよ。
でも多くの人が楽しめるように、いらない分までとらないでほしいですね。
ヒゴスミレも、バイカイカリソウも自生は見たことがない。白い花を綺麗に撮影しちゅうねえ。
山菜は取っても植物は盗らないでほしいですね。その山でしか育たないものもあるし、どうしても欲しければ今山野草店等でも売っているしねえ。そのお店の人が盗っていてはアウトですけど(苦笑)
種を貰ってくるというのはありだと思うけど、大体そんなん人は綺麗な花が咲いているときしか目に入らないのよねえ。
シキンカラマツ?小さいながらも蕾が見え出しました。嬉しい♪
彦次郎さんも真面目に蕨採った?
ワラビ採り、実は彦さんのほうがはまっちょったよ。
私等はふたりで外遊びを始めてまだ数年しか経ってないしそれまではお互い別々の方向いてた夫婦やから、山菜採りの歴史もなく・・・今回初めて長靴持参で山に出勤した訳です。笑
風さんからしたら考えられん事やろうね。
それまで多くの山野草に囲まれて幸せ気分いっぱいやったのに、見たくないものを見てしもうて悲しかった~。
世の中には罪悪感を持たない人がいるもんやね。ていうか採って帰ってほんまに大事に育てるのかさえ疑問やね。ああ、また思い出して腹が立ってきた。苦笑
道の駅に売っていた桜草のポット苗、野焼きの煤が付いていた。オイオイって思ったよ。