読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

週間モーニングN01 2006年1月1日号

2005-12-01 22:40:45 | 読んだ
週刊誌の世界では、2006年になってしまった。
以前、何かで「週刊誌」や「月間誌」の「日にち」や「月」についての基準について読んだことがあったが、忘れてしまった。
うろ覚えでは「いい加減」だったような気が・・・

さて、今週号2つの作品について考えさせられた。

「神の雫」<作・亜紀直、画:オキモト・シュウ>
ワインの物語である。
「では、これより神咲豊多香香(ゆたか)氏の遺言状に表現されたる『第一の使徒』その謎かけに対して息子・神咲雫、そして養子・遠峰一青の両名に答を示してもらいたい」
というのが今週号の最初のセリフ。
つまり、その両名のワイン対決を軸に物語りは進むのだ。
しかし、私にとっては想像不可能なのである、ワインって。

「(前略)手招きする・・・恍惚が私を惑わせる。
喉を癒せ、踏み込め、この深き原生の森へ・・・と(後略」

ワイン飲んでこんなこと思いますか?

というわけで、この漫画を読むとワインを飲めない、というか、飲みたくない、気分になるのだ。
物語としてはまあ面白いとは思うが、基軸をなすワインについて、そんな難しいのなら飲みたくないや、と思うのである。

一方、毎度おなじみ「クッキングパパ」は「スープカレー」である。
これは食べたことがないけれど、うまいんだろうなあ、と想像できる。
しかも、肩肘はらないから、いっぺん食べてみたい、と思う。

これって、どっちがいい、ということを言っているのではなくて
神の雫は人気があると思うが、多くの読者は、ワインを想像しているのだろうか?
あるいは、この漫画を見て、ワインを飲みたくなるのだろうか?
ということを今回特に感じた、ということなのである。
多分、スープカレーは、大丈夫だろうなあ。と感じた、ということなのである。

物語の狙いとして、クッキングパパは明確なものがあると思うのだが、神の雫って何を最後に言いたいのだろう?と思ってしまったのだ。
別にそんなこと、追求するほどのことでもないのはわかっているが、ただ、そう思ってしまった、ということなのだ。
コメント
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