読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

仮想儀礼 篠田節子 小説新潮2月号

2007-01-25 21:24:32 | 読んだ
新興宗教を立ち上げた鈴木正彦は一端成功するが、信者が増えることによって逆に破滅へと向かう。

今回は連載第35回。
とうとう、正彦は数少ない信者の女たちに向かって聖泉真法会の解散を宣言する。
彼女たちを守ることも自分も守ることもできなくなったからだ。
しかし、正彦は彼女たちに陵辱されそして逃亡の旅へと引きずり込まれる。

これまでは正彦が新興宗教をやめれば解散させれば問題が解決されるのではないかと思っていたが、とうとう自分が作った似非新興宗教の信者の信心の渦に巻き込まれてしまった。

これからどうなるのだろうか?
すでに次号への期待が高まるのであった。
コメント
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