でした。
少しばかり冷え込みました。
水霜が降りてしっとり落ち着いた朝でしたが、日中は昨日にも
まして穏やかな「小春日和」となりました。
トフィーの子供達は、全ての個体が2キログラムを超えて、一回目の駆虫
を行いました。
そして、今朝の授乳を最後に「完全離乳」としました。
立ったままでの授乳の様子。
毎日体重を量る秤が、2.5キログラムまで計測のデジタル秤から、
15キロまで計測可能なアナログ台秤にかわりました。
デジタル秤は、台所で使うものに、発泡スチロール等の「箱」を工夫して付けてあります。
↓ 心配そうに「計測」を見守る母犬トフィー。
仔犬達は、朝食の前に駆虫薬を投与されました。
薬が胃の中に落ち着く様に、すぐに朝食が与えられます。
んまかった~~~ゲフ。
◇仔犬の駆虫
私は、回虫、鉤虫、鞭虫、条虫などの「消化管内寄生虫」の駆除を、仔犬の
体重が2キロを超えた時点で行います。
使用する薬は、「ドロンタールプラス」を主に使います。
日数的には生後30日の頃がそれに当り、「完全な離乳」もその頃同時に行
います。
もっと早目の駆虫を勧める専門家もいますが、薬への反応が過剰に現れな
い日数を考えると丁度生後一カ月目の頃、体重が2キログラムになった頃
が最も安心して駆虫薬投与を行える時期かと考えます。(使用する駆虫薬
によって、仔犬の反応は大きく異なります。)
◇寄生虫は母犬から感染します。
どんなに注意深く成犬(妊娠前の母犬)から寄生虫の駆除を行っても、完全
に駆虫する事は不可能と言われています。
検便などで「寄生虫卵」や「オーシスト」「幼虫」を発見出来なかったからと言
って、安心は出来ません。
寄生を確認するには検便(便の中の虫卵を見つける)が一般的ですが、消
化管内寄生虫の大部分が幼虫のとき、生活環として体内移行(血中、筋肉
内・臓器内を移動する)を行っています。
したがって注意深く検便を行っても「虫卵」を見つけることが出来ない場合が
多々あります。全ての母犬には消化管内寄生虫が居ると思って間違いなく、
生まれた仔犬には寄生虫が寄生しているのが普通と思い、検便で寄生を確
認できなくとも、駆虫薬を投与した方がよいと思われます。
仔犬の場合寄生虫の感染は、母体から妊娠中に胎盤を経由して感染する
「胎盤感染」と、母乳を介して感染する「経乳感染」とがあります。
駆虫薬は、従来から二週毎に四回程度投与すれば万全と言われていますが
、薬効(薬の種類)によっても使い方が異なります。
(薬によっては、体内移行虫の幼虫に対して、薬効が無い場合があります。)
※ちなみに、私自身がイギリスなど外国から輸入した犬への駆虫では、成犬・仔犬に限らず
10頭以上の全ての犬から、「消化管内寄生虫」の駆除(成虫)が確認されています。
(勿論すべて当該犬や親犬への「駆虫済みの証明」が、獣医師から発行されていましたが。)
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