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暑い暑いと言ってばかりも居られませんね~。
元気な犬達は夏バテ知らず、こっちの(弛んだ)事は気にもかけずにやんちゃなことばかりしています。
ま、それが連中の商売とは言え何頭にも付き合って遊んであげていると身がもちません
油の切れかかった身体に鞭打って、、、今日も汗かき通しの一日が始まりました。
◇朝の作業が一段落して、譲渡時期を遅らせている犬達の様子を見がてらハンドリングへの反応を確認してみました。
何年も前から、少し良くなりそうな子達は一年ほどは犬舎に残して我々なりの躾を入れて育ててみることを繰り返しています。
そうしてある程度結果が判った時点で若犬として譲渡されたり、ある施設に貸与されたりしています。犬舎に残る事はありません。
◇ゆくゆくはペットとして飼われるわけですが、この時期に我々が躾けた犬とそうでない犬とでは明らかに大きな違いが出てくることが
数年してからよく判ります。
こうして育てた犬を良いタイミングを見計らって、そう言うレベルの犬を希望する方にお譲り出来ると願ってもなく最高なのですが、滅多
にそういう「のんびりした方」(余裕のある方)に巡り合えないのが残念ですね~。
◇行き先が決まらない子の多くはショーに出てみたり、競技会に出るチャンスをうかがうことになりますが、忙しい身の爺婆だけでは
なかなか思惑通りに行かないことの方が多く、それらの犬達には気の毒な思いをさせてしまっているのかもしれません。
◇子犬のハンドリングは2~3分で終わります。
此方が何をして欲しいと思っているかを理解した時点で、ハンドリングは終了です。
ほとんどの子犬がリードを首に掛けられるのを嫌がったり、一緒に歩いたりするのを嫌がったりすることはありません。
そういう月齢になっていることと、そこまでの基本的なハンドリング(全ての扱い)が順序立てて為されているからです。
◇まもなく一歳を迎える若い犬達。最終選別の時期にあたります。(犬舎に残ってブリーディングに貢献するか、ペットとして飼われるか)
一歳を迎えてすぐにヒップのレントゲン検査を行います。BVAに資料を送って評価を受領します。それ以降が選別のタイミングとなります。
骨格の構成が出来るだけ良いこと、吠えないこと、呼吸が静かなこと、被毛が豊かなこと、色素に優れていること、前向きな性格である
事、素直な目をしていること、等々個人的に好き嫌いの項目を多く設けていて、ヒップのスコア(殆どがシングルスコア)が関係する事は
余りありません。
◇牡は牡らしく、牝は牝らしく、、、ハンドリングは犬を作る作業ですから、毎日少しづつでも行って表面に現れているウィークポイントを
出来理だけ修正してあげる様に心掛けています。
◇犬の成長は早い様でそうでもなく、遅い様で以外にも早いものです。
その子その子によって、同じ環境にあっても育ち方は様々だと言うことですね。
◇牡の成長は牝に比べて遅く、犬を作るためのハンドリングは急ぐ必要が全くありません。
但し、心の成長は身体の成長に比べて以外にも早く、うかうかしていると犬に見下されることにもなり兼ねません。
犬の方から「間合い」を詰められてしまうと、なかなかもとに戻すことが困難になって、良い犬を作ることが遅れてしまう原因になります。
特に牡を扱う場合、女性のハンドリングは優しい気持ちだけでは不十分で、「強い気持ち」を持っている事が大切です。
◇一歳を過ぎてだんだんと良くなってきたこの牡は、良いペットとなる要素を沢山持っています。
いずれこの犬を気に行ってくれる人が現れることを願って、暑さを忘れてのハンドリングが続きます。
こんな風に長い時間ではありませんが、犬達と会話しながら(無言)ハンドリングしてあげるひと時が、無心になれて楽しい時です。
◆続・良い子犬を選ぶには
○ラブラドールの子犬を選ぶ場合、親犬(少なくとも母いぬだけは)を必ず確認することから始まります。(子犬が親犬以上に良くなること
は当たり前のことですが、良くないところも必ず似るものです、、、)
親犬の年齢、コンディション(被毛の状態、肥満、痩せすぎ)、挙動(歩き方、物事への反応、呼吸の仕方)、姿勢などをよく見ておく
ことです。背線が直線でなかったり、首の後ろのラインがデコボコだったり、口を開き気味でハアハアと煩い呼吸をする傾向は不可。
○次に子犬(生後60日~100日)を眺められる場所でよく観察する事です。
狭い場所で子犬選びは出来ません。狭くとも二畳(一坪)程度の広さが必要です。子犬が三頭いればそれ以上の広さが求められます。
近くで目を覗きこんだりするのは観察とは言えません。直視を出来るだけ避けて、視野の中で観察する事が出来ますか?
続く・・・・・・・・・・
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