今日は十五夜、中秋の名月を愛でる日です。
安定したお天気が幸いして、夕方5時頃には東の空に、丸いお月さまが登って来られました。
本来ならばススキを活けて、お団子や茹でた栗などを飾りつけて観月としたいところですが、今年も秋はまだ遠くススキすらも生えて
いません。まして栗なぞは、未だ青々としたイガグリです。
何はともあれ、いろんな思いだけを胸に秘めて見上げるお月さまは、一晩中ニコニコと輝いておられました。
◇秋を待ちわびてポンコツは幾つかの課題を抱えています。
再生工場的なリハビリ(Wan)の作業と、運動場の整備全般に係わる作業を行うと言うことです。
犬達のリハビリやトレーニングの作業は歳とともに楽に出来る様になってきましたが、建材や工具を扱う作業は年齢とともに
急激に難しくなってきました。筋力の衰えとともに、だんだんと力仕事に限界が見えて来たのですね、悔しいですが現実です。
◇九月に入って半月経ちましたが、レオン・ジョン・ジェフ三頭の兄弟犬(5ヶ月)のボーディングは順調に進んでいます。
特にジョンは見違えるような進化を遂げていて、生まれた時(帝王切開)にスリーピングベビーとして生死の境を一時間以上
も彷徨った子としての、生命力の強さをうかがわせています。
生意気なレオンと気持ちだけ威勢のよいジェフも、少しづつですが空元気が収まって、従順さを見せる様になってきました。
規則正しく給餌を平らげ、規則正しく排泄を行い、規則正しく休んでくれます。
◇トレーニングとしての「給餌」と「排泄」に関して、いずれも3~5分以内で済ませる様に尻を叩きます。
一事が万事、この二つの事が素早く出来ない犬は大概他の事もキチンとできないもので、おしなべて我儘です。
生後三か月の頃からの躾は、リズミカルに行うと良い効果をあらわします。
「リズミカルに素早く」がモットーと言っても宜しいでしょう。
毎日同じ時間の起床、同じ時間の排泄、同じ時間の給餌、移動(ケージから排泄場まで)は素早く駆け足で、、、、、。
起床から排泄、給餌を済ませて休むまでの時間は、長くても5分以内が理想的です。
お終いにケージや飼育環境の清掃を済ませ、最後に顔を拭いたり軽いブラッシング、身体を拭いたりなどの簡単な作業(グ
ルーミング)を行います。
◇此処でリハビリを受ける殆どの犬達が、リズミカルに物事を済ませられない犬達です、、、。
つまり、最初は愚図愚図していて皆(群れ)からは置いてけぼりを喰らう犬達ですね。
これでは犬としての自立が成り立ちません。
大人の身体を持った子犬が出来上がっていて、人の手を焼かせているわけですね。
胃袋に手足の生えたような犬なのにもかかわらず、給餌を残したり食べ方にムラが有ったりなどは典型的な例でしょうね。
犬としてのびやかに育っていないので受け入れる器が大きくならない、すると、食べるものも食べられないのです。
一見大人しそうにみえる穏やかな犬、実は躾け⇒訓練の出来ていない犬が多く、その後の問題行動の種を抱えている事が
多く見掛けられます。
◇動物は全て、穏やかでなくてはならない時は極めて穏やかな姿勢を保ち、テキパキと立ち働かなくてはならない時は素早く的確に
動くことが求められます。
作業犬であるラブラドール種のブリーディングの根幹に置いてもその事が重要視され、慎重な組み合わせの下に繁殖が行われます。
家庭犬としてのラブラドールに、そう言う資質が(人為的に)消し去られている現実を多く見掛けると残念でなりません。
◇本来大きく育つ筈の、今は小じんまりしているWanを、伸び伸びと大きく育て直す事もリハビリの一環と言えます。
犬が何処まで大きくなるかは親から受け継いだ遺伝子が担っています。
普通に育てていれば、牡は4歳頃までに、牝は2歳半までにはそこそこの身体となります。
質量感を持って大きく見える犬は、飼育方法に多少の工夫が有ったと言えますが、只々大きいだけでは工夫の甲斐が無かったとも言
えます。
犬を作るのは、結構難しいのですね、、、、。 片手間では出来ません、だから面白いのですが。
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