トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

バイトくん、食堂で世界を学ぶ。

2015-09-22 23:37:01 | 日記
今日のパムッカレ

今日も日本人から、日本語お上手ですね~。
どちらのお国の方ですか?と、聞かれてしまったラム子です。

ところで、
バイト君、今秋から高校生になる。
経済的な理由で自分の希望する高校に進学出来ないらしい。

トルコも公立高校は無料だけれど、交通費を捻出するのが難しい家庭も多いのが実情。
で、バイト君はバイト君の村から無料のバスが出ている町の(自分より遥かに低い偏差値の)高校へ
行くこととなった。偏差値が低いから、そこでは自分はトップになれると
やや自暴自棄になっている。

私はバイト君に(自分より)下を見るな、いつも上を見て、志を高く持って生きて欲しいと
伝えた。人に説教じみたことを言える身分じゃないんだけれど、
自分が進学の度にろくに努力もせず、楽な道ばかりを
選択してきたことを後悔しているから。

それに、真面目で素直で頭のいいバイト君は色んな可能性を秘めているし、
家庭の事情で好きな道を断念して欲しくない。
なので、デニズリの高校に進学したければ、食堂から通ってもいいとは
伝えたんだけどね。(パムッカレからデニズリには直通のバスが出ているけれど、
バイト君の実家はパムッカレより3キロほど山の中。)
デニズリの高校でも、高校によっては、更にバスを乗り換えなくては行けず、
年に6回?だったか遅刻すると退学処分になるんだそうな。

さて、
食堂には、色んな国の人が来る。
英語を話してくれれば、どこの国の人かは検討がつく。
でも、間違いもよくあって、
ドイツからですか?と聞いたら、オランダ人だったとか。
イタリア?と聞くと、スペイン人だったり。

ワタクシ、20か国以上の言語で『ありがとう』が言えるのが自慢
えっとー、カナダ、アメリカ、イギリス、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリア・・・

バイト君にも伝授しているところ。

最近では、伝票に『ありがとう!』を各国語で記入することを目標にしている。

バイトくん、トルコ人にしては珍しくお客さんへの気遣いが非常によく出来るから、
将来はホテルなんてやらせたら、成功しそうだな。あと、また自分で修理するのが好きなので、
電気、水道関係を学ばせたら、完璧なホテルのオーナーになれるぞ・・・
なんて、私が夢見ている

ホテル業で何が大変かって、メンテナンスに苦労するわけ。
電気、水道関係がぶっ壊れてもすぐに修理業者が来てくれないからね。
自分で直すことが出来れば、百人力なわけよ。


バイトくんの名前を日本語で書いてと言うので、ラベルを作ってあげたら、彼の携帯に貼ってくれた。
オスマン=雄男どう?

ただいま、4日間の休暇中のバイト君、また明後日からの犠牲祭4日間、ここで頑張ってくれることになっている。
よろしくね!


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コメント (14)
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