舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

2014 Hula on ASUKA II (7)

2014-12-08 03:42:15 | おでかけ
こんばんは!今日横浜クリスマス遠足から戻って参りました
今回も大変密度の濃い、スタジオMらしい遠足でございました。


しか~し、私にはまだ前回の横浜=飛鳥クルーズのネタが残っているッ。
そちらをコンプリートしてから今回の遠足のご報告に移りたいと思います




前回の記事でご紹介した「ナニ・リム・ヤップ スペシャルステージ」が終わったところで、ライヴ会場としてすっかりお馴染みになったラウンジへ移動しました。
いよいよ今クルーズ最後となるキナさん&カラニさん&ホオさんの演奏が始まるのです。




ラストという事で、この時のライヴは今まで以上に充実した内容でした






キナさんとカラニさんも踊ってくださいました


そして、前半のショーの最後に日中のベーシックレッスンで練習したLovely Hula Handsを踊るコーナーがあり、



我々も参加してみました。
ちなみにこの写真は「鳥」のモーションの瞬間ね




先生のお手本を見つつ真剣に踊る四代目。




雨のモーション


やっぱり「先程レッスンした曲を一緒に踊る」というのは楽しいですね。
ホントはナニ先生のワークショップで習った曲もみんなで踊れる機会があれば良かったなあ~。




少し休憩を挟んで第二部、いよいよクルーズ最後となったライヴ時には、昨日ナニ先生の演奏の時にも美声を聞かせてくださったクルーズディレクターのボブさんに再び歌っていただきました。
曲は「Hawaiian lullaby」。ボブさんのこれぞハワイ!という発音と歌い方でこの曲を歌われるとホント、歌詞が心にしみます
お、ボブさんの首にかかっているのは生マイレですな先程ナニ先生達がステージでお使いになっていたものです。ゴージャスだなぁ




後半も踊ってくださいましたキナさん&カラニさん。
アップテンポの曲にあわせ、いかにも男性らしいパワフルな踊り方です。




しかもそのパワフルな踊りの前後にたっぷり歌と演奏をなさっているのですから、息だって結構上がってしまうに違いありません。


ところが。
なんと我が母マミちゃん、キャストの皆さんがそんなお疲れのところにもかかわらずホオさんのフラをリクエストしたのです

おいおい、無茶振りだよマミちゃん!
だがGJだ母よ!!!




ホオさん、快く出て来てくださいました~
うれしい~。今回のクルーズでホオさんの踊りを拝見出来るのはこれが最初で最後だったのです




しかも踊って頂いたのはなんとKe Aloha!!!
ちょっと~、ホオさんのケアロハってばマジ色っぽいわ~ヤバいわ~!!!

特にここぞ!という時(例:E ho'oipoipo neiの箇所など)に繰り出される流し目がホントたまりません。
思わずウットリと見つめてしまいましたわ




それにしてもホオさん、演奏だけでなくフラもエレガントなんて、天は二物も三物も与え過ぎです。




この視線の遣り方なんかもホントに好きだわ~


恍惚としている私に代わり、これらの写真はみな四代目が撮影しました。
3歳児の限界で二度押しが出来ないためピントが若干ボケてるのが残念ですが(笑)、それでもホオさんの踊りの魅力が伝わるのではないでしょうか。




最後はまたみんなでLovely Hula Handsを踊りました。
前半の回より大勢のお客さんが参加なさっていて、ますます楽しかったです。
こういうコーナーは出来るだけ大勢で参加した方が楽しいですから、ぜひ積極的に参加したいものです




男性も含め皆さん楽しそうに踊ってます。




そうそう、我々も踊らせて頂きました。
今回はPapalina Lahilahiです。
私にとってメレフラの鉄板曲と言えばコレなんですよね。そのわりに我々以外誰も出て来てくれなくて寂しかったけど




全演目が終わったところで写真も撮りました




これをもって今回の飛鳥クルーズの船内イベントがすべて終了です
皆さまお疲れさまでした




…と思ってたら夜食が残ってたぜ。
もちろんこの日もタップリ頂きました。






ケーキの量とかちょっと有り得ない感じです。
まあほとんどマミちゃんの口に入るわけですけれども。

夜食でがっつりチカラを蓄えて、一晩がかりで荷物のパッキングを頑張りました





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ふ~。これで飛鳥のフラ関連イベントについて全部紹介し切ったぞ
あと下船日の話がちょっと残ってます。次の記事でも宜しくお願い致します。

2014 Hula on ASUKA II (6)

2014-12-05 03:04:32 | おでかけ
キナさん&カラニさんの楽しいベーシッククラスを終えて、我々はのんびり夕食の支度に取り掛かりました。




我々がのんびりしている間に、ウチの皆さんはラウハラのブレスレット作りにチャレンジしたそうで、夕食の時に作品を見せていただきました
私もラウハラのブレスレット作りたかったなあ~(←10年くらい作ってない)
ラウハラのブレスレットって普段遣いも出来るし、ちょっとお洒落したい時にも使えるから良いですよね。




そんな出来たてホヤホヤのブレスレットを装備してレストランの前で記念撮影
本日はモノトーンで統一しております。
そうそう、レストランは2回制で開始時刻が決まっており、よほど遅刻しない限りほとんど全員同時に入れますし待たされる心配もないので、オープン前から行列になって待つ必要はほとんどありません。
じっさい、我々は行列の横でのんびりこの写真を撮ってて、列がすっかり消化された頃に入店したけど、他のテーブルに比べてコースの進行が遅くなったりはしなかったです。




本日のお食事はハワイアンディナー
前菜からしてアヒポキです。




寿司ロールとスウィートチリソース。




先程出て来たスウィートチリソースをこのエビやオニオンリングに使ったらめちゃめちゃ美味でした。




お口直しのデザートもブルーキュラソーでトロピカルカクテルのような感じです




そしてメイン、これ以上なくハワイらしいと言えばハワイらしい巨大サーロインステーキ
まさか日本のコース料理で200gのステーキが出て来るとは思わなんだ。
表面がカリッと香ばしい豪快な焼き方も、ちょいと甘めのBBQソースも、何やらヤムヤムツリーとかボビーマギー辺りの昔懐かしいステーキハウスを彷彿とさせる(※近年増えてるメインランド由来の高級系じゃないとこがミソ)ステキなステーキでした。
あ~、一度で良いからワードセンターのヤムヤムツリーに戻ってあの世界一のサウザンアイランドドレッシングのサラダを食べたい。ボビーマギーのウェスタンブーツ型の陶器のマグでカクテルを飲みつつバースデーを祝いたい




過去の記憶に想いを馳せているところにデザートがやってきました。
「パンケーキ」と聞いていたんだけど、さっきのステキなステーキとは対照的にえらく日本らしい控えめなサイズのパンケーキです(笑)。
ちょ、いくら何でも小さすぎないかコレ。「控えめ」だなんてそれこそ控えめな形容で済ませられるレベルじゃないぞ。
だいたいハワイのパンケーキって、べつに昨今のブームの火付け役になった人気店でなくとも、フツーの朝食を出す店でもお皿からはみ出さんばかりの代物が出て来るモノですぜ。
まぁあのサイズは流石に現実的じゃないので仕方なかったのだと思いますが、あまりに小さくてパンケーキを食べた記憶がほとんど残っておりません(笑)。


(パンケーキの少なさを除いては)心ゆくまで夕食を堪能した後は、このクルーズのメインイベントの一つである「ナニ・リム・ヤップ スペシャルステージ」です。




早速飲物をゲットして鑑賞モードに入りました
私はモスコミュール、マミちゃんは山崎さんです。
マミちゃんは和製ウイスキーと言えば山崎さん一筋で、大仕事が終わった後とか特別な時は18年、それ以外では12年を好みます。
最近はスーパーなど店頭の12年が品薄気味なので、飛鳥に12年があって喜んでました。
ただ飛鳥のシングルは若干薄いらしいです(笑)。




ともあれショーがスタートしました。
昨年同様、この舞台では撮影が出来ないため、開演前のステージの写真だけ載せておきます。

ショーは全編生演奏で、最初は独創性の高いカヒコから始まり、楽器モノやハパハオレフラなど、バラエティ豊かな構成でした。
ナニ先生によるMCはもちろん英語で、通訳はありませんが、事前に配られるプログラムに日本語で簡単な曲解説が書かれているため、誰にでも分りやすかったと思います(というか、なまじの通訳で流れが途切れるよりは、こういう文書に解説をまかせた方がショーのテンポを保てて良い気がします)。

ナニ先生のところのダンサーは、二人のお子さんも含めて皆さん「ショー慣れ」していてとても素晴らしいです。
衣装もメーキャップも華やかで洗練されていますし、場面転換もスピーディで、やはりショーとはこうあるべきですね。
しかも、観光客向けのモドキモノではなくて、本物のフラを熟知した作り手・ダンサーが「ショーアップされたフラ」を見せてくださるというのがいいですね。
ショー、それも特にレビューやミュージカルといったゴージャスなものが好きな我々にとって、これほど贅沢なステージはありません。
フラの世界では伝統的なものが重んじられ、素朴なものが好まれる傾向にありますが、「本物」を知った上で遊び心を加えたり、斬新なアレンジを施したりされたフラが個人的にはとても好きなのです。


素敵なショーをたっぷりと堪能した後、今年の青いメリーモナークTシャツの抽選会がありました。
そしてなんと私、コレに当選してしまいました(笑)。
まさか自分が当たるとは思わなかったからビックリでしたよ。

しかしアメリカのLサイズなのに私が着るとピッタピタになると思うと未だに着られないぜ(爆)。




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飛鳥日記も残すところあと少し!
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2014 Hula on ASUKA II (5)

2014-12-04 04:34:55 | おでかけ
11月23日(日)、飛鳥フラ三昧クルーズは四日市港で3日目の朝を迎えました。




もちろん3日目も朝からガッツリ行きます。
魚が食べられなくても十分に美味しい
四代目が完全に寝ており15kgの米俵化していたので我々は断念しましたが、ウチの皆さんは上階の洋食バイキングにも行ってコーヒーを堪能してらっしゃいました


しかしそれにしてもガッツリ寝まくってるな四代目。
昨日も深夜までトバしてたからそれなりに疲れてるんですかね。




昼食の時間になってもこんな有様でした(笑)。
ちなみにこの日もランチは和食にしました。ちらし寿司美味しかった~




船は夕方まで四日市にいました。
ウチの皆さんはちょっとばかし外に行って来たんですって。いいなぁ。




昼食の時点でまだ夢うつつだった四代目も、午後のベーシックレッスンの時間になり「ほら踊るよ!」と言ったらキラーンと覚醒しました。

この日は一回だけキナさんとカラニさんによるフラの基礎講座が開催されたのです。
本当は昨日のナニ先生のレッスンよりも前にこの講座があった方が初心者のお客さんのためには良かったと思いますが、スケジュールの関係で難しかったのでしょうな。
それでも寄港中にもかかわらず多くの方が参加していらっしゃいました。


実は私、幾つになってもベーシッククラスを受けるのが大好きだったりします。
新たに学ぶ事が必ずありますからね。
今回も「ほ~~なるほど」と思った事がいっぱいありました。
例えば「ハワイ島のスタイルは比較的ステップの歩幅が大きい」とかね。

何よりもいちばん印象に残ったのは、正しい「ハワイのフラ」を説明している過程でキナさんがおっしゃった「『フラダンスってこういうの(※マンナンライフの蒟蒻畑のCMでクネクネしてるねーちゃんをご想像下さい)でしょ?』とか言われるとちょっと傷つくんだよね…」というコメント、これには私も深く深くうなずきました。
やっぱりハワイの人に対して恥じるところの無いフラを踊りたいものです。


そんなわけで、「正しいフラ」とは何か自分なりに考えながらこのレッスンを受けていたわけですが、とにかく思ったのは、スタイルの違いこそあれ、いちばん大切なのは「バランス」だなと思いました。

たとえば先程言ったように、キナさん曰くハワイ島のフラのスタイルは歩幅が大きめだそうです。
しかし、クムの歩幅が60cmだったとして、じゃあ自分の歩幅も60cmにしたらそれだけでクムと同じスタイルになれていると思ったらとんでもないです。
歩幅が60cmなら、ヒップのスウェイも上半身の使い方もそれに相応しいもの=バランスの取れた状態でなければなりません。
脚ばっかり60cm開いても、上半身が反対側に逃げてしまったり、ヒップの揺れが自然とステップについて来ずわざとらしいモノになってしまったりしたら、それはそのクムのスタイルとは全く異なる代物です。
もし誰かの踊りを観て「このダンサーは歩幅が大きすぎて変だなあ」と思ったら(歩幅の小さいスタイルのダンサーはえてしてそのように感じがちです)、それはその人の歩幅が大きすぎる事自体のせいではなく、大きな歩幅に対して他の部分のバランスが取れていないのが原因だと思います。

あるスタイルが正しく「身についている」と言えるのは、歩幅など分りやすい指標に留まらず、全身の動作すべてがそのスタイルにおける「正しいバランス」を保っている状態なのではないでしょうか。
分りやすい「カタチ」だけがそのフラのスタイルを形成しているわけではない。コレとっても重要です。

キナさんやカラニさんはもちろん、同じハワイ島であるナニ先生とお弟子さん達も、ウチ辺りのスタイルと比べるとかなり歩幅が大きいですし「やっぱりオアフ島とは違うなあ」という印象ですが、それでも全身の動きのバランスが取れていれば美しいと感じるものです。


カホロの3ステップ/4ステップの違いも同様です。
ものすご~く乱暴に言っちゃうと、カホロの4拍目でタップするのが4ステップ、しないのが3ステップですね。
3ステップか4ステップかは見りゃ誰でも分るものなので、ついコレだけをつかまえてスタイルの違いについて語りたがる人が多いけれど、実際の「スタイルの違い」ってのはそんな単純なモノじゃないんですよ。

で、3ステップのスタイルのところって近年結構見かけるんですが(ちなみにウチは違います)、残念ながら必ずしもすべての3ステップのスタイルの(と標榜している)お教室が正しく使いこなせているかと言ったらそうではありません。
悪い例を挙げるとイロイロ差し障りがありますので(笑)、良い例を挙げるなら、ジョニ御大のアラカイでありナターシャ・オダさんのお母様であるディーディーさんのカホロは理想的な3ステップの在り方だと思います。
長年4ステップで踊って来た母マミちゃんは前々から3ステップのカホロについて、ある問題点を指摘していたのですが、ディーディーさんのやり方だとその問題が起きない(あるいはごく自然にやり過ごせる)事を発見しました。
ですから、ディーディーさんのフラこそ3ステップのカホロに相応しいバランスが取れた踊り方、すなわち「スタイルが正しく身についている状態」といえます。
「4拍目でタップしなきゃディーディーさんと同じに踊れている」なんて、安易な問題じゃないのですね。


いかん、話題が思いっきり飛鳥から遠のいてしまった(笑)。
レッスンを受けてもショーを観ても、ついついフラについて四方八方に思考の触手を伸ばしてしまう触手フェチの筆者であった(変態か)。


その他にキナさんがおっしゃった事としては、「手首を使って柔らかくモーションをつけること」でしょうか。
これまたバランスが重要でして、キナさんのお手本をよく見ていると、「柔らかく」とは言っていてもあくまでも自然に見える範疇な訳で、闇雲に柔らかくすれば良いのではないのですね。
「柔らかく」と言われると極端に手首をカマキリのごとく持ち上げたくなったり、アップダウンをつける振付だと膝カックンされたかのように激しく沈みたくなったりしがちですが、コロッケさんのモノマネじゃあるまいし、先生のお手本を良く見て誇張しすぎないように注意することが必要です。


やっぱりベーシッククラスは為になるなぁ
というかベーシッククラス(及びそこで考えたこと)の記述に時間をかけ過ぎてもうすぐ5時だ(笑)。
すみません、続きはまた明日という事で





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2014 Hula on ASUKA II (4)

2014-12-02 03:44:19 | おでかけ
すいません、またも更新が途切れ途切れになってしまいました
今日こそ途中で寝ないで進めるぞ~(笑)。


シアターでのプロダクションショーが終わった後、メレフラコンサートに馳せ参じるべくラウンジへ向かいました




前半はナニ先生のご登場です
ナニ先生、今日は白いドレスをお召しになってます
白いドレスが似合う人って羨ましいなぁ。私は体重が半分だった小学生の時分から白が絶望的に似合わないんで、体型の問題だけじゃないと思われます。
ってそんな話はどうでもいいとして。




なんとウチの皆さんはライヴ前にナニ先生と写真を撮る機会に恵まれたそうです
ちょうどこの日に全員お揃いのドレスを着ておいて良かった~白とグリーンのコントラストが綺麗ですね
実はこのドレス若干重いんですけれども(笑)、頑張って持って来た甲斐があったというものです




本日もナニ先生のご子息BABAちゃんの踊りはキレッキレです。
迫力があるだけでなく、優雅さや格調高さを兼ね備えているのがイイ感じですね。
これから年を重ねるごとにますます洗練されたダンサーになっていく事でしょう。

あと、彼はフラが素晴らしいだけでなく、おそらく他のダンスも学んでいらっしゃるんじゃないでしょうか。
私が存じ上げているのはベリーダンスだけですが、あの踊りの美しさはきっと様々なジャンルのダンスの恩恵も受けているはず。
しかも、それらの味が濃くなり過ぎて主張し過ぎていないところに彼のセンスを感じます。

フラに限らずどのダンスも、ジャンルを一つに絞らないで色々学んだ方がお互いに好影響を及ぼし合ってそれぞれのダンスの上達に繋がるというのが私の持論ですが、その際に「キッチリ使い分ける」事が非常に重要です。
BABAちゃんのように「明らかに他のダンスも学んでいるけれど、何のダンスなのかハッキリとは見えて来ない」という踊りを踊れるダンサーこそ真の達人だと思います。




四代目もすっかりラウンジで寛いどります。
しかし椅子の上で大人しくしているような可愛げのある子供ではないんだぜ。




さっそく自主的に踊ってます。
大して知らない曲でも我々の席の前で自由に踊ってました。
ライヴの合間に流れるフラと全く関係のない曲にもガシガシと合わせていきます。ホント、踊るの好きなのよねえ、この女児は。




ナニ先生のライヴの途中で、クルーズディレクターのボブ田中さんも歌を披露してくださいました。
ボブさん、ご出身がハワイというだけでなく、クルーズイベントでのウクレレ講座も担当なさるほどハワイ音楽に精通していらっしゃいます。
このクルーズのキャスティングが素晴らしいのも(今年と去年のホオさんだけでなく、一昨年はなんと故チノ・モンテロさんが出演なさっていた)この方のこだわりでしょうなぁ。

もちろん歌を歌わせてもダンディな歌声で、古き良きハワイを彷彿とさせます
そして発音がまた申し分の無いハワイ英語
ボブさんはすでに長年飛鳥に勤めていらっしゃるはずですが、ハワイの方ってしばらくハワイを離れていても「あの発音」なんですよねぇ
ハワイ英語は私の心の…もとい耳のオアシスです




そして更なる耳のオアシス、キナさん&カラニさんとホオさんのご登場です




ホオさん、今日のヘアスタイルもナイス
昨晩とはまた異なる、ピンク系のお花が入ったアレンジもステキだわ~。
三人三様の装いなんだけど、ライムグリーンで統一感があるのがオシャレですね。




BABAちゃん他ナニ先生のとこのダンサーさん達も踊ってくださいました。
いちばん手前の女性、プッシーキャットドールズの某メンバー(ハミルトンと付き合っている?いた?人ではない)に似ている気がするのは私だけ?




そしてナニ先生の踊りも拝見出来て至福でございました
ナニ先生のフラは本当にエレガントで凛としていて、どんな曲を(それこそKa Uluwehi O Ke Kaiなどでも)踊っても「おお、カホロクー!」と唸ってしまうような優雅さに満ちていて素敵です。




さらに大変光栄な事に我々もLei Ho'ohenoを踊らせて頂きました

昨晩「みんなで踊れる曲はある?」と訊かれてこの曲を答えたら、なんと一晩かけて練習してくださったのです
しかもホオさんがピアノ。これだけでもう涙が出るほど感動的です


にもかかわらずウチの皆さんときたら、寸前まで踊らないとかおっしゃってたんですよ(笑)。
皆さん一体どんだけ奥ゆかしいんでしょう。
でもミュージシャンの方々もわざわざ練習してくださった事だし、せっかくお揃いのドレスも着て来たんだから1曲くらいはみんなで踊りましょうよ~!と熱烈にラブコールし続け、ようやく全員が前に出て来た次第です。




このLei Ho'ohenoには四代目も参加しました。
というより、この曲は彼女の十八番の一つです。
何しろ一人で歌いながら踊りますからね。しかも'(オキナ)をしっかり声門閉鎖音にしている(例:ku'uとか'ume'ume)ところが我が子ながら頼もしいです。
まあ「ゔぇゔぇろ!」とカーヘアまでかますのは頼もしいを通り越して調子に乗っているきらいがありますが(笑)。


美しい旋律に合わせて夢見心地で踊らせて頂いた後で、キナさんが「誰かハワイの先生に習っているんでしょう? 歌の意味によく合った表情でとても良かった、カッコいいフラだった」とお褒め下さいました
ハワイの方から「意味に合っている」とおっしゃって頂けるほど名誉な事ってないですよ
しかも「カッコいい」という褒め言葉、とても新鮮で嬉しいわ若い男性ならではの表現ですね。
でも確かに私も「カッコいいフラ」は理想とするところでありますので、そのように認識して頂けた事、大変に光栄でございました


楽しいメレフラが終わったら〆はお馴染み夜食です。
すいません食事に夢中で写真撮るの忘れました(笑)。
しかもこの日はウチの皆さんは夜食に参戦なさらず、他のお客さんもパスした方が多かったようで、会場の人影はまばら、特に我々親子のようにこれがメインディナーかよというガッツリっぷりの人は全く見かけませんでした。

けどこの日の夜食メニューはフラオン飛鳥名物トマトラーメン(通称ボブラーメン)で、メッチャクチャ美味だったですぜ
飛鳥の夜食は毎晩メニューが変わりますから、味見程度のつもりで毎晩お試しになる事をお勧めします。



などと言って仲間を増やそうとするタチの悪いアースラ親子であった。





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2014 Hula on ASUKA II (3)

2014-11-29 04:40:06 | おでかけ
う~む、今日は書き始める時点ですでに4時だ(笑)。
どこまで書けるか分らないけど、力の限り行ってみよー




飛鳥はちょうどおやつタイム(私はケーキの他にハンバーガーも頂きました)の頃に四日市港へ到着し、自室の窓の外の救命ボートの僅かな隙間から、港で歓迎の太鼓演奏や物産展が開かれているのが見えました。

しかし我々は急いで支度して夕食へ向かわねばなりませぬ
一般的なクルーズ船と同じく、飛鳥も夕食2回制を採っており、我々は17時半からの1回目に入っているのです。
1回目だと支度がちょっと忙しいね~
それと、夕食が早いお陰でお腹を空かせて11時からの夜食に臨めるのは嬉しいですが、その代わりおやつとの間隔が無い。
流石の私もそこまで頻繁にはハラが空きませんて(笑)。




ともあれみんなでおめかしして夕食です
四代目もみんなとお揃いの服装でテンション上がってます。




そんな彼女のもとに運ばれて来た子供用ディナー。
飛鳥の子供用ディナーは大人とほとんど同じ物の少量バージョンなので、どれも美味しく頂けます。
我が子も家の伝統に則って色気より食い気ですから、お子様ランチっぽい可愛らしい盛りつけよりも美味しいなどの方が遥かに喜びます。




…が、あっという間に昼寝モードに入ってしまいました
まあ先程のワークショップで全力投球していたから仕方ないね。
とりあえず本人も肉々しい物は摂取出来たので未練も無かろう。
残りは君の母親が綺麗に頂くから安心して寝ていてくれたまえ。




もちろん我々のチョイスしたメインディッシュもたまらなく肉々しい事になってます


夕食が終わると、一部のメンバーはシアターに行って「プロダクションショー」を観てきました。
プロダクションショーとは飛鳥専属ダンサーによるオリジナルショーです。
我々がこれまでに乗った3回のフラクルーズでは毎回異なる演目でしたから、少なくとも年に一回は内容を変えているのでしょう。


シアターに着くと、思ったとおり四代目が起床。
今までガッツリ寝ていたのがウソのように、身を乗り出してショーを観ておりました。

んで、我々大人はってーと……え~あ~その(※目が泳いでいます
…ダンサーの皆さんが凄く上手な事は確かです、それぞれにバレエやミュージカルなどのご経験をお持ちで、迫力あるダンスを凄いなあと思いながら拝見しておりました。

なのにこんなに眠いのは何故なんだろう(爆)。

ショーパブの振付やら演出をやっていたマミちゃんの言を借りるなら、場面転換がいささか遅いんですよね。
ほぼ同じ場面のまままさかの2曲目に突入するとか、いくらウケるからと言って特徴的な振付を何度も何度も繰り返すとか、そういう事をしちゃうと観客は正直に飽きてしまいます。

その点、銀座や横浜などのショーパブを観に行くと、良いショーはみな一場面辺りが適度に短い上、場面から場面が絶え間なく移り変わっていくものであり、もちろんそういう構成にするとキャストは大変なのですが、観客に飽きる隙を与えないためにはそうする他ないのです。




「観客を飽きさせないにはどうすべきか」という議題で盛り上がりつつラウンジへ。
ここで今夜のお楽しみ・メレフラライヴが開催されるのです


すみません、今日は睡魔にどうしても勝てないのでこれにて失礼致します
肝心なところで止めねばならないのが心苦しいッ




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2014 Hula on ASUKA II (2)

2014-11-28 05:56:53 | おでかけ
乗船から一夜明けて22日(土)朝、飛鳥は富士山のそばを通過しました




もちろん我々は朝7時からガッツリ朝食です。
四代目の分も頼んだのに本人が寝ちゃってどうしようもなかったので、けっきょく二人で1.5人前ずつ美味しく頂きました。


マミちゃんなぞこの魚の開きを3枚ペロッと行きました
彼女は猫族なので魚の食べっぷりが本当に綺麗です
どうやら四代目もイクラとかホタテとか好きだし、なんで一家で私だけ……


ともあれ腹ごしらえしたら早速フラレッスンです。
今日はこのイベントの目玉の一つ、ナニ先生達によるワークショップが行われる日なんですね~。

しかしこのワークショップに割り振られているのはなんとたったの45分
短ッ。
目玉なんだから少なくとも90分くらいは割けば良いものを……。

しかもカヒコとアウアナがそれぞれ午前と午後に2回ずつ開催されるのですが、時間がまるっきり被っているのでカヒコとアウアナを1回ずつ受けるか、どちらかを2回受けるかの究極の選択を迫られます。
今回、午前中のクラスの時点ではまだ四代目が寝ていたので、アウアナを2回受ける事にしました。




アウアナはナニ先生とお嬢さんを含めた3人の女性ダンサーの皆さんが担当されました。
課題曲は思ったとおり最近出たばかりのLim FamilyのCD収録曲でした
こんな事もあろうかとCDを持参しておいて良かった~

驚くべき事にこの曲、ご子息のBABAさんが作ったものなんですって
ミディアムテンポの踊りやすい曲ですし、歌詞もお祖母様(と言えばもちろんあのファルセットヴォイスの名高いメアリー・アン・リムさんです)の事を歌った美しい詞です。

だが、いかんせん長い。
私ゃもう歌詞カードを見た瞬間に悟ったね。
とてもじゃないけど45分で完遂出来る長さじゃないよコレ。


懸念通り、ワークショップはマッキマキに巻いて進行されたにもかかわらず非常に時間がかかり、なんと予定を40分オーバーしてしまいました。
いやいや、コレはナニ先生達が悪いんじゃないですよ。どう考えても時間配分が少なすぎたんです。

実をいうと船内イベントはえてしてスケジュールがギッチギチに詰まっているものでして、いくつもの会場で同時開催される催しを全部制覇する事は物理的に不可能ですし、出来るだけ多く出ようとしていると「デッキチェアでお昼寝」とか「海を見ながら読書」みたいなクルーズの優雅な船内生活のイメージからはほど遠い過密スケジュールをこなさなければなりません。

一つの会場に割り振られるイベントも非常に多いため、実はここでもフラレッスン終了予定時刻の数分後からまた別のイベントが開催されるスケジュールになっていました。
そのイベント目当てでやって来た人達にはもちろん、フラレッスンが「元々無理のある時間配分だったためにやむを得ず」押してしまったなどという事情は分りませんので、中には船のスタッフの方にクレームを入れるお客さんもあったようです。
う~ん、クレーム入れた人の気持も分らなくはないよなぁ。

やっぱりあくまでもフラがメインテーマのクルーズなんですから、フラレッスンには最初からもっと多く時間を割くべきだし、少なくともその後は多めに時間を空けておくべきだったと思うの。


そんなことを考えているうちに長引きまくったレッスンも終わり、昼食の時間となりました。
ドンピシャのタイミングでメシの気配を察したのか四代目が起きました(笑)。




昼食も朝と同じ会場で和食を頂きます
今日のお品書きは釜揚げうどんだそうな。かき揚げや小鉢も付いてちょっとした御膳です。

しかもメニューに「ご希望の方には北海道産いくら醤油漬もございます」とあるじゃないの
もちろん希望致しますとも




という事で希望しまくりました

って例によって私の口には一粒も入らないんですけど(笑)、マミちゃんも四代目も大変な喜びようで良かった良かった。
それにしても随分多いんじゃないの。
イクラを希望するとどうやって持ってきて頂けるのかと思っていたら、なんとウェイターさんがイクラのどっさり入った大鉢を抱えて来て、大きな匙ですくってガバチョとご飯の上に掛けてくださるのです。
アメリカのカフェテリアのオバチャンがマッシュポテトでも配っているかのごとき豪快さです。

この日ウチのイクラフェチ二人が食したイクラの量ときたら、完全に私が今までの31年間に摂取した量を凌駕していましたが、よそって頂いた分は残さず綺麗にいただきました。


さて、たっぷりの睡眠とイクラでフル充電となった四代目、いよいよワークショップに参戦です。
というか、彼女が(短いとはいえ)本格的なワークショップを受けたのはこれが生まれて初めてでした。
我々もいつまでもどちらか片方が子供の面倒を見てワークショップを受けられない人生を送っているのはイヤなので、いっその事子供も一緒に受けさせられればと思っておりまして、今回のようなワークショップはそのお試しとして最高の機会でした。

普段のレッスンでは、気が向いた時や覚えたい曲の時には参加するけれど、また途中でフラッといなくなってしまう事も多く、極めて気分次第の四代目。
果たしてどれほど受け続けてくれるやらと思っておりましたら、フタを開けてビックリ。
ちゃんと1時間集中を切らさずに参加していたではありませんか。

正直、途中で本人が飽きたり他の事に興味が行ってしまったりして抜ける羽目になるかなと半ば諦めておりましたので、彼女が3歳児とは思えぬほどの集中力を発揮し、お手本を良く見て忠実に模倣し続ける様子には我が子ながら驚きました。

しかもこれはあくまでも大人向けのワークショップであり、子供を飽きさせない遊びや仕掛けが入っていないにも関わらず、最後まで集中力が持続するってのがビックリだよね。
自分自身が初めて大人向けのワークショップを受けたのが10歳前後であった事を考えると、ひたすら驚きを禁じえません。

おそらく彼女はダンスに対して並々ならぬ集中力を発揮する人間なのでしょう。
ダンス絡みの事、つまり「見本を忠実に模写すること」と「音にマッチした振付を自分で創作すること」は彼女の中で大変なウェイトを占めており、それらの行為をしている時、「頼む、頼むからちょっと落ち着いてくれ」と哀願している普段のワルガキの面影などどこへやら、全く異なる一途で真剣な様相を呈します。

その集中力をもう少し日常生活に割り振ってくれたらと思わんでも無いですが(笑)、四代目がダンスに対して愛と情熱を持ってくれるのは何にもまして有難い事なので、ダンスさえ頑張ってくれるなら他の部分がたしょうアレでも大目に見ようと思います(…「たしょう」?)。




レッスンの後はおやつタイム
しかし、思ったとおり「ダンス以外の部分はアレ」な四代目、いつまでも大人しくお茶に付き合ってくれるはずも無く、早々に席を立ってウチの生徒さん達のテーブルに乱入し、トドメは自分で勝手に激しく動いて頭を打ってギャン泣きするという安定のワルガキっぷりでございました





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2014 Hula on ASUKA II (1)

2014-11-27 05:57:00 | おでかけ
今年もいよいよフラ三昧クルーズの日がやって参りました~
出発日まであまりにも忙しくて、どうやって荷造りしたのか正直記憶が曖昧です(笑)。




しかしそれでも何とか無事に横浜まで辿り着いたぜ。
そして初っ端から聘珍楼というね。
やっぱ横浜に来たら聘珍楼は外せません
乗船は夜だというのに、聘珍楼のランチに間に合わせるべく出港7時間前から横浜入り致しました。


その後、我々にとってのもう一つの定番コース「ニライカナイ」でマッサージしてもらい、いよいよ大桟橋へ




おお、玄関にリースが飾られている~
中にも大きなツリーがあって、すっかりクリスマスムードでした
そういえば聘珍楼にもトナカイさんがいたなあ



ィ横浜と言えばこちらの御仁に見送られ、いよいよ乗船です


今回も乗船口のそばに3人分の演奏スペースが設けられているので、これはもしやと期待しながら見守っていたら……




キタ━━━━━━\(゜∀゜)/━━━━━━ !!!!!
このゴージャスな横顔はやっぱりホオさん



そうそう、ホオさんと言えば皆様、ケアリイ・レイシェルさんのアルバムのホオさんコラボ曲はもうお聴きになりまして?(※何故に口調がマダム風
おなじみカヒコの定番曲がアッと驚くゴージャスでエレガントなナンバーに生まれ変わり、ホオさんの魅力が炸裂しております


もちろんキナさん&カラニさんもいつもどおりハワイの風が吹いてきそうな爽やかで軽やかな歌声を聴かせてくださいました
この歌い方には、やっぱりハワイらしいフラが合っているよなあ


そんな素晴らしいミュージシャンの皆さんの生演奏を聴きつつ乗船出来るとかとんでもなく贅沢なわけで、すぐそばに船のカメラマンさんが控えていて一緒に記念写真を撮らせてくれるんですが、コレは一体どうした事でしょう、ほとんどのお客さんがこの豪華なバンドを背景にして思いっきり前に立って写真撮っちゃってるじゃないですか!
も、もったいない!たんなる背景にするのはあまりにももったいない顔ぶれなんですよ!!




というわけで我々は存分に敬意を表してみました。
約一名ポーズの主旨を理解していない3歳児がいるのは気にしない。





ライトアップされている夜の飛鳥の横を通って乗船します。




ククイナッツレイを掛けてもらって船の前でも記念撮影~
写真を撮ってもらったり自分で撮ったりしながらゆるゆる進む我々の事を、何かすごく急いで乗り込もうとするお客さん達がバンバン追い越していったけど、せっかくハワイなクルーズなんですから、ここからハワイアンタイムでのんびり行きましょうや




出港は夜9時でした
スタートがこんなに遅いのは寂しいけれど、とりあえず夜景は綺麗だ。




しかし我々は色気より食い気だ。
出航パーティーは華麗にスルーして食堂へ直行しました。
なんせ先程の聘珍楼からもう5~6時間経っちゃったし、今夜は出港は遅いせいで夕食がないので、夜のライヴを前に腹ごしらえしておかねばならぬのです。
それに、飛鳥でこの中途半端な時間に頂ける軽食シリーズは結構美味しいのです
ハンバーガーやカレー、焼きそばなどほんとに「軽食」って感じのメニューなんだけど、味は流石なんですよね
まあライヴ後には夜食もあるんですけどそれは別腹です。




お腹が満たされたところでライヴ会場に移動です
今回、夕食もないくらいなので1日目の催しは無いかな…と期待してなかったのですが、なんとキナさん&カラニさんwithホオさんとナニ・リム・ヤップ先生がそれぞれ2ステージ演奏してくださいました
よかったよおお。この日のショーが皆無だったら、ヤケ食いヤケ酒に走っちゃうところだったよおお




今夜もまた美しいナニ先生
おっ、今回もサニーさんがいらっしゃってるんですね
あいにく今年はお母様とローナさんはいらっしゃいませんでしたが、サニーさんの左後ろの若い男性(なんとまだ18歳!!!)がなかなか綺麗な歌声を聴かせてくださいました




最初はナニ先生のライヴから
毎回飛鳥でお会いする美しいダンサーのお姉さんお二人も踊ってくださいました
ちなみにこちらの方々はキナさん&カラニさんと故郷の同窓生らしく、旧知の仲だそうです。
そういえばキナさん&カラニさんもコナ出身ですものね~



そして、美しいと言えば女性ダンサー以上に美しいのがBABAちゃんことナニ先生のご子息・マナオラさん
この方の踊りの美しさは本当に驚嘆に値します
特に私は10年くらい前から彼の踊りを拝見しておりますので、近年の目覚ましい躍進ぶりに毎回感動しております。
この年齢で「程良くチカラの抜けたフラ」、私が言うところの良い意味で「若くない」フラを我がものにしているのは本当に素晴らしい事なのです

「若くない」と言っても、歳を取れば誰もが円熟味のあるフラを踊れるかと言ったらそんな簡単な事ではなく、フラにおいてはムダな力を抜く事も技術のうちなのです。
特に実年齢が若いうちはムダな力が入りやすく、どんなに外見がピチピチ(死語)であろうとも、要らぬところに力のみなぎっているフラは痛々しいものです。




その点現在のマナオラさんのフラは、実年齢を超越した格調高さが感じられる美しい踊りで、芯が通っているためどんなに速い曲でも安定感があり、踊り手として是非お手本にしたいダンサーのお一人です。




マナオラさんの妹さん(写真右側)もますます素晴らしいダンサーになってますね
もともと容姿も踊りも美しいお嬢さんですが、今回の飛鳥で拝見したら今までより顔(首)の付け方が格段に魅力的になったように感じました。
年々威厳をそなえつつあるお兄さんのフラと比べると、妹さんのフラは色っぽい感じ。ご兄妹のそれぞれに異なる魅力があるところも素晴らしいです。




そしてご兄妹のお母さんであるナニ先生
いつ見てもエレガントで美しいフラです
どこをとってもNaniなナニ先生のフラの中でも、非常にマニアックな重箱の隅をつつきますと、個人的にナニ先生の顔の角度、それも下の向き方がとっても好きです。
ナニ先生が歌の中で「女性」という意味の動作をしながら上から下を見ると、そこには直接「美しい」という歌詞が出て来なくても、その見方だけで「ああ、ここで歌われているのは美しい女性なんだなあ」ってところまで想像出来てしまうんですね。
この動作の美しさはナニ先生独特のもので、二人のお子さんのどちらとも違うんですね。実に面白い。




途中でみんな大好きKa Uluwehi O Ke Kaiも演奏されました。
みんな大好きなはずなのに(笑)、お客さんは誰も出て来なかったなあ。
でもハワイのダンサーの皆さんが踊ってくださってフロアが賑やかに

四代目も内輪のメンバーの前でひっそりと踊りました。




Nui ke aloha~



Wela i ka lā~

四代目は結構この曲が好きなようで、歌いながら踊るだけでなく、今日などコレの替え歌までやってました。
アンタは嘉門達夫さんかィ。




なんとマナオラさんは三種の神器=イプ、ウリウリ、プイリを使った踊りも披露してくださいました

最初はイプから。
こんな小さいイプなのに、ウとテの音の差異が非常に明瞭で、生演奏の大音量の中たった一人で踊っていてもしっかりとイプの音が聞こえました。
実に素晴らしい!イプの模範演技というべきフラでした




プイリも凄かった~。メチャクチャ速いのに、肘から上がピタリと動かないの。




そしてウリウリ。美しい姿勢に注目です。
だいたい楽器や道具を持つとそちらに神経が行きますから、姿勢が悪くなりがちです。
楽器を持っていても良い姿勢を保てるのは、その姿勢が完全に自分のモノになっている証拠ですね。

楽器を用いたフラはクム級の方が踊るのを見る機会が少ないため、その稀有なチャンスにマナオラさんやカムエラのカウイさんの「これぞ模範演技!」な楽器モノを見るとたいへん勉強になります。
私ももっとブラッシュアップしないとな~。

というか、楽器モノはステージが華やかになりますし、リズム感習得のためにも是非ともおすすめではありますが、やはり(マナオラさんレベルとまではいわずとも)人前で見せる以上はある程度の水準に達しないとキビシーです。
何せ楽器ですからね。お遊戯で幼児が持つ小道具と違い、「演奏」と呼べる動作が出来てナンボなので、リズムを外さないとか、イプならウとテを叩き分けるなどの最低限のラインをクリアした上で人様にお見せしたいものです。
もともとイプやプイリの音が入ってる音源を使って誤魔化そうったって見る人が見たら手つきでバレバレですからね(笑)。




…などという楽器フラ談義に花を咲かせているうちに後半戦、いよいよキナさん&カラニさんwithホオさんの夢のコラボバンドの登場です。




あああ、ホオさんの流し目が色っぽい




途中でPearly Shells体験コーナーがあり、四代目(と付添いのロズ)も参加しました。




四代目の大好きな波のモーション。




太陽のモーションもありました。


それにしてもこのコーナーには随分大勢の方が参加してました。
あれ、さっきKa Uluwehi O Ke Kaiで誰も出て来なかったけど、みんな本当は踊りたいんじゃないか

こういうメレフラでは、踊りたい人はもっと積極的に出た方が楽しいと思うなぁ。
特に個人や少人数で参加している方にこそどんどん出て頂きたいものです。その方がメレフラの雰囲気としては絶対に良いです。
踊りがウロ覚えだって、予想外のアレンジにまごついたっていいのです。それが生演奏メレフラの醍醐味なのですから。

メレフラの極意は(というかフラは遍くそうだと思いますが)、「純粋に踊りを楽しむこと」これに尽きます。
ただただ音楽に身を任せ、純粋に踊る事自体を楽しむ、これぞメレフラを最も楽しむ方法ですし、そのように楽しんでいるダンサーを見た他の人も楽しい気持になり、全体の雰囲気が盛り上がる事に繋がります。
メレフラに参加する方は、人目は気にせず積極的に出ましょう




たっぷり観て踊った後は夜食です。
コーヒー一杯やフルーツ少々のみで済ませる他の方々と違い、我々はちょっとしたディナーの様相を呈しております。
しかし皆美味しくて間引けない




夜食後、自室に戻ります。
後はウォッカ飲んで寝るだけだ~

なお我々はいちばん安い部屋です(爆)。
いちばん安くたってショーは同じのが観れるからいいんだ~。
まあ吊り下げられた救命ボートに遮られて窓の外はデッキでジョギングしてる人しか見えないんですけどね。




ちなみに、先日のワークショップで船にまつわる曲をレッスンしつつ何度も「僕は飛鳥のほうがいいな」とおっしゃっていたロバート・カジメロ様に代わり、我が家のロバート君を同伴しました(笑)。




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2014 Hula on ASUKA II

2014-11-25 02:42:03 | おでかけ
皆様、大変ご無沙汰してしまいました
数時間前に横浜より帰還した筆者でございます。


日本最大の客船「飛鳥II」がフラ一色に染まる3泊4日のクルーズ"Hula on ASUKA II"に、今年も参加して参りました


今回飛鳥は横浜港から四日市港に行きました
しかし私は船内に引き蘢って(笑)フラレッスンやショーなどをひたすら堪能し続けた4日間でした。


もちろんメインのショーを演じるのはナニ・リム・ヤップ先生(なんとクルーズ中の22日にお誕生日を迎えられたとのことおめでとうございます)率いるチームで、今年も素晴らしいステージを見せてくださいました。
そしてキナさん&カラニさんにホオさんも加わった3人の皆さんが乗船時から毎晩のメレフラショーまで素敵な演奏をたっぷりと聴かせてくださいました。
そうそうたるハワイの方々をキャストに迎え、船内がハワイ一色に染まる飛鳥のフラクルーズ、本当に最高です


今回も沢山写真を撮りましたので、次回以降の記事で順次ご紹介しますね





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三代目の異常な愛情

2014-08-15 06:24:23 | おでかけ
【ご注意】
本日の記事は自分でも常軌を逸している気がします。
おそらくお盆に入ってからの二日間、慣れない&得意でない大掃除をし続けたせいで壊れているのだと思います。
そのあたりご留意の上お読みいただければ幸いです。




私には異常な愛情を注ぐ対象がいくつかあります。
もちろん我が子とかそういうオチではない(そこ「もちろん」とか言ったらイカン!)。
「言語」「カエル」などと並んで愛情の注ぎっぷりが完全に狂気の域に達しているのが、ホテルのアメニティグッズなのでございます。


今回の大掃除で、彼ら(おっと擬人化してますねこれはかなりキテますね)に対する自分の愛情がどれほど異常だったか気づきました。
だって歯ブラシが45リットルのゴミ袋まるまる一杯分あるんだぜ。
もしかしてコレもう一生歯ブラシ買わなくていいんじゃないか。じっさい大人用歯ブラシを使うようになってからこちら、自分の歯ブラシを購った記憶がまったく無いぞ。
あ、ゴミ袋ったって捨てる気はないですよ。保存用です。我輩の辞書に断捨離という文字は無い!(言い切っちゃったよこのダメ人間!!)

歯ブラシってのは実に気前よく置いてくれるホテルが多く、律儀に集めると簡単にこうなってしまいます。
ディズニーホテルなんか貰いようによっては一晩で1ダースとかくれるからホント効率の良さがハンパ無い(笑)。


彼らを種類別にまとめているうちに、私はフトある事に気づきました。
アメニティグッズ蒐集と切手蒐集は趣味として非常に似ている。
「実用品を実用に用いない」という点において。

まあ蒐集品のガサの点であまりにも違いますし、切手蒐集家の方には「んな低俗な趣味と一緒にすなー!!!」とハリセんでぶん殴られそうですが(笑)。


あともう一つ気づいた事があります。
アメニティグッズへの力の入れ方はホテルによって随分違います。
しかもそれは必ずしもホテルのランクに比例しません。


そこで本日は、どなたかのホテル選びの一助になればと、私のコレクションのごく一部をご紹介したいと思います。


まずは安定のディズニーホテルから~。



おなじみホテルミラコスタです。
金色のミッキーキャップが可愛いですね。
イタリアっぽい景色をバックにクラシカルなドレスを着たミニーちゃんも良いです。ちょっと猫背だけどねこのミニーちゃん。

肝心の中身は「アイリード」というメーカーのもので日本製です。
まあホテルのアメニティとしては平均的なレベルかな…。

持ち帰れるボトルに入っているのはシャンプー、コンディショナー、バスジェル(泡風呂に出来るもの)の3種類で、ボディソープは大瓶据え置きなのが収集家としては不満です。

あと、すっごく昔はもう一種類、確かボディローションがあったんですよね。
ミラコスタはボディタオルも何だか使いにくいチアリーダーのポンポンみたいなのになってしまったし、ランドリーバッグは布製からただのビニール袋になってしまったし、ちょっと泣きたくなるほどアメニティの劣化が著しいです。




昔のボトルデザイン。確かこの頃はメーカーが資生堂だった気がする。
キャップは断然今のミッキー型の方が良いですし、ミニーちゃんも今の絵柄の方が好きですね。猫背だけど。




イベント時は柄が変わります。
コレ、他のディズニーホテルだったら全室イベント柄にしてくれそうなところを、ミラコスタはイベントのスペシャル・ルームにしか置いてくれません。ケチぃ~。
シール変えるだけなんだから全室コレにすりゃいいものを…。




他のディズニーホテルもご紹介です。こちらはアンバサダー。
そう、今半に最も近いホテルです(判断基準そこかよ)。
キャップ、やっぱ黒い方がミッキーらしいですね。
ボトルもごくシンプルにシャンプーなどと書かれているだけで、余計な装飾が一切無いのが良いです。
ボトルのデザインとしては3軒中アンバサダーが一番好きだなぁ。
ちなみに、なぜかココだけバスジェルの色が違います。




最も新しい東京ディズニーランドホテルのものです。
ただ滅多に泊らないので、今はデザインが変わっているかもしれませぬ。
少なくともこの時は、ホテルの外観をイメージしたキャップのボトルでした。

なお、ミラコスタだけはアイリード(日本製)で、他の2軒のは資生堂(生産は中国)です。
そうそう、同じメーカーでも生産国が違う場合があるので、産地にこだわる方はその辺りも調べておくと良いですね。私自身は全然気にしませんが。




資生堂のホテルアメニティとしては、こちらの「ジ・アメニティ」シリーズが有名でしょう。
私も何カ所かで見た事があります。ビジネスホテルでコレが置いてあると「おっ!」となりますね。なんたってあの飛鳥IIもコレ使ってますからね。

私はこのシリーズがけっこう好きで、シャンプーもホテルに置いてあるものとしてはかなり質が良い方で、髪がキシキシ言ったりもしません。
ボディソープやボディローションがあるのも気が利いてます。
ちなみにこのシリーズは日本製のようです。




同じく資生堂(日本製)のアメニティを置いているのがホテルオークラです。
流石オークラと言うべきか、ちゃんとオリジナルボトルを用意しています。
うん、ボトルには出来ればホテル名を入れるべきだと思うよ、でないとせっかく良いものを置いてもどこのホテルにあったのか忘れちゃうからね。

オークラもボディソープ&ローションがあって嬉しいです。
これらを基本のラインナップに入れているホテルはアメニティで頑張ってると見ていいですね。
ただちょっとオークラのはシャンプーとコンディショナーが小さいんだよなぁ。我が家はコレだと足りないです(笑)。




ホテル名シリーズその2。横浜のホテルニューグランドです。
ここのはポーラだったかなあ。
ボトルの形が若干おじさんっぽいですね(笑)。というか老舗の素敵なホテルのわりにビジホっぽい色気の無いデザインなのがちょっと残念です。




逆にボトルの形が好きなのはこちら。ハワイアンズのモノリスタワーでゲットしました。
据え置き型のシャンプーやリンスに加えてこちらも置いてくれるのが親切ですね~。
お洒落なボトルにフランス語とか書いてあると女子としてはテンション上がります。まあ私が女子化するのはアメニティに萌えている時ぐらいなんですが。
ヴィジュアルだけでなく中身の質も結構良い方だと思いますぞ。




こちらはイギリスのメーカー(なのに何故かアメリカ製)のアメニティ。
東京ステーションホテルや、良かった頃の渋谷エクセルホテル東急のレディスフロアなど、私の好きなホテルでしばしば見かけます。
チューブ状だと最後まで綺麗に使いやすいのがいいですね。実用面で優れていれば見た目に色気が無くても良いってモノです。というか、これはこれでスタイリッシュでけっこう好きですよ。

質はかなりいい方です。ただ個人的な感覚かもしれないけれど外国メーカーの物はやっぱり日本のより強い感じがしますね。
マイルドなのが好きな方にはアレかもしれません。




こちらはなんとブルガリのアメニティです。
置いておくだけで良い香りテンション上がる上がる~。
しかし嘆かわしいことにどこで貰ったのかサッパリ思い出せない
ブルガリを置くくらいですからかなりアメニティに力を入れているであろうに、ホテル名がないせいで忘れられてしまったなんて可哀想すぎます。




ブランド繋がりでロクシタンです。
ロクシタンは滅多に日本ではお目にかかれませんね。あ~、今調べたら椿山荘もロクシタンだったのね。とりあえず今回撮ったのはハワイ島コナのホテルでゲットした物です。

ロクシタンは液体ボディソープが無い代わりに固形石鹸が複数あります。さすがだわ。
石鹸が洗面所とバスルームに2個置いてあればそれだけでも「気が利くなぁ」と思いますが、さらに洗顔用とボディ用など、種類も複数あると「さすがだわ」となりますね。
だって石鹸が一個しか無いと、それを持ってバスタブ~洗面台を行き来しなきゃならないというマヌケな図になりますからね(笑)。
狭いユニットバスでも、ウッカリ洗面台のバスタブから遠い側に石鹸を置いたまま湯船に浸かっちゃったりすると、後で雫をボタボタ垂らしつつ一生懸命腕を伸ばして石鹸を取るというこれまたマヌケな有様になっちゃいます。
そのあたりまで考えてくれているホテルというのは、たいてい他のことについても利用客の利便をよく考えてくれているホテルですので、万事において優秀なことが多いです。




余談として海外のディズニーホテルのアメニティも載せときますね。
アナハイムにあるグランド・カリフォルニアンというホテルの物です。
このホテルは基本的に大人向けで、あまりディズニーディズニーしておらず、アメニティもそういう感じです。
ディズニーらしいのはお城のシルエットのみというシンプルなデザインのボトルです。
尤も私はそういう感じの方が好きなので嬉しいですね。

アメリカのディズニーホテル&クルーズ船ではすべてH2Oというアメリカのスパのメーカーのものが使われています。
ディズニーランドのお店でミッキーのアパレルなどに紛れてココの製品の大瓶が売られてるあたりが何ともアメリカらしいというかディズニーらしい商魂逞しさです(笑)。
私はあくまでもアメニティであることに意味があるので、今度はホテルに置いてあるのと同じサイズのを売って欲しいなあ~。

基本のシャンプーなどに加え、「フットラブ」と「陽に当たった後に塗るジェル」があったのが嬉しかったですね。
ジェルは眩しい日差しの下をさんざん歩いた後でお風呂上がりに塗ると確かに気持よかったです。それのお陰か何のケアもしていないのに酷い日焼け跡になったり皮が剥けたりもしませんでした。


海外のアメニティは日本よりさらに色々ありますので(そういえばあまり据え置き型を見かけない気がする)、今度またメンタルが壊れた時に間違って特集してしまうかもしれません。






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本日は私の変態話に最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。
ドン引きしないでいただければ幸いです。
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東京ステーションホテル宿泊記

2014-07-16 04:56:10 | おでかけ
先日の「常磐音楽舞踊学院50周年記念公演」観覧にあたり、最も近い宿という事で「東京ステーションホテル」に泊りました。


東京ステーションホテルは、文字どおり東京駅と一体化しているホテルです。
ちょうどミラコスタがディズニーシーに組み込まれているのに似ています。
したがって利便性はこれ以上望むべくもありません。電車を降りて(到着ホームにもよりますが)すぐホテルに行けますし、今回行った国際フォーラムはもちろん、丸ビルやはとバス乗場へもホンの数分です。


ホテルは丸の内駅舎にあり、駅舎の大規模な復原工事にともないしばらく休業している間に、ホテル自体もほとんど新築と変わらないほどの大掛かりな改装が行われました(って、私は休業前には泊った事ないんですけどね)。
創建当時の姿を忠実に復原した駅舎と同様に、リニューアルオープンした東京ステーションホテルも、当時の姿が偲ばれるクラシカルな様式のホテルです。


というわけでこのホテル、見た目からしてどえらい私好みです。
なんせ私は病的な懐古趣味。クラシックスタイル万歳です。



もともとリニューアルオープンから間もない頃に泊った時の印象がひたすら良かったため、今回も泊る事にした次第です。
それに加えて、今回の宿泊前から私はこのホテルに多大な好感を持っていました。
予約時にちょっとした連絡事項があってホテルにメールを送ったところ、感心するほど丁寧で誠実なご返答を頂いたのです。
いろんなホテルを見ていて、感じの良い接客をしてくださるホテルは数あれど、「感心する」というレベルはなかなかありません。
もうこれはチケットが取れないとかで国際フォーラムに行けなくなったとしてもホテルにだけは泊るぞと決意したほどでした(笑)。


幸い肝心の国際フォーラムのチケットも無事取れて、予定どおり丸の内南口改札に到着。




美しく復原されたドーム。天井のレリーフまで忠実に再現されているとのこと。




片隅にコッソリとフロント方面へ通じるドアがあります。
反対側の、宴会場&レストラン用ドアの方が目立つので間違えないよう注意が必要です。




外からの入口はこちら。大抵の時間はドアマンさんが立ってます。




入口にさり気なく立っている看板。入口の作りやロゴの字体はモダンですが、クラシックな全体の雰囲気と不思議にマッチしています。




客室数があまり多くないので、フロントはごく小規模です。




唯一のソファセット。




立派な暖炉もあります。


チェックイン時刻より少し早く到着してしまったので、しばらく写真を撮ったりソファに座ったりしてうだうだしていました。




一定以上のレベルのホテルになりますと、子連れを嫌がるところも少なくありません。
その気持は私にもよーく分りますんで(笑)、予約時の手応えやクチコミからそういう気配を察したところには決して泊らない事にしています。

しかし、東京ステーションホテルは幸いにも子連れウェルカムのようで、ウチの子供にもこんなシールを頂きました。
まあ実際には「子供にモノをくれたら良いホテル」なんて単純な図式なわけはなく、子連れウェルカムかそうでないかというのは、スタッフの皆さんの言動の端々からにじみ出るものだったりします。


そうこうしているうちに他のお客さん達も増えてきました。
フロントが小さいため、早い者勝ちみたいな感じになったり、ミラコスタの2階のフロントみたいに列が出来たりするのはイヤだなあと心配していたら、なんとフロントのスタッフの方が我々が先に着いていたのを覚えていらっしゃって、チェックインするお客さん達がなだれこむ前にフロントまで案内してくださったのです。

おお、こういうとこキチンとしてくれると、俄然このホテルへの愛が高まるよなあ。


ハッピーな気持で客室へ向かいます。
客室へのエレベーターは誰でも乗れる場所にありますが、到着階のエレベーターホールから客室の廊下に出るためにはカードキーが要るようになっており、セキュリティも安心です。


このホテルは縦が低く横に長いホテルの宿命で廊下が恐ろしく長いのですが、廊下に延々と灯ったライトのうち、エレベーターホールへ出るところのライトだけ色を変えてあるため、もし迷っても辿り着きやすくなっています。




いよいよ客室へ。
入口付近にカードキーを差し込むと、室内灯があたかも舞台照明のように徐々に明るくなるのがテンション上がります。


我々が泊ったのは、おそらく標準的ではないかと思われるツインの部屋です。
しかし窓からの景観にこだわらなかったぶんだけ安い(笑)。
開かない窓の向こう、謎のスモークガラス越しに目を凝らしてみると、どうやらあんまり綺麗じゃない隣の建物が間近に迫っているようです。

まあ私はお部屋さえ良ければ景色はどうでもいいのさ。
ハワイに行ったって、オーシャンフロントなんかまず泊りません。どうせ部屋に帰ったら海は真っ暗だもの(笑)。深夜1時2時まで明るいカラーカウア大通りを眺めてた方が楽しいです。

もちろん東京ステーションホテルでは、希望であれば皇居が見えるお部屋や、鉄道ファン垂涎の駅構内が見えるお部屋なんてのも楽しめるようです。




2台のベッドには微妙に違う枕が二つずつ、どちらも使い心地は良好でした。
あと円柱型のクッションがあります。コレ、時々見かけるけど何に使うんだろう。抱き枕にするにはしっかりし過ぎている気がするし(笑)。
それぞれのベッドに読書灯がついているので、身体を起こして本を読みたい時に使うといいかもしれませんね。

ベッドの他に窓際にソファ2脚と小さなテーブルがあり、酒を飲むなら断然ココだな(笑)。




デスクもあります。ライトもデスクマットもあって非常に使いやすそう。是非ココでモノを書きたかった。
しかし、前回泊った渋谷のビジホとは異なり、このお部屋にはデスクと椅子が1セットしかありませんので、必然的に家庭内の力関係により私はこの椅子に一瞬腰掛ける事も出来ませんでした(笑)。
公演の覚え書きも、この机でゆったり書きたかったよう(※実際にはベッドの上で書いたw)




デスクとベッドサイドには、私がありとあらゆるホテルのアメニティグッズの中で最も愛していると言ってもいい、この原稿用紙風メモ&万年筆風ボールペンがあります
ほんと、こんなに愛したアメニティグッズはかつてミラコスタにあったロゴ入り布製ランドリーバッグ以来です。
あの袋がただのビニール袋に変わってしまった今、もうダントツで愛しているのがこのメモとペンのセットなわけですよ。
せっかく持って帰っても愛し過ぎて使えないというのが、このグッズの唯一の問題点ではありますが(笑)。




洗面所。何より嬉しいのは独立型バスルームと、追加で頼まなくてもたっぷり用意されているバスタオルです。




オーバーフローの無いバスタブ大好き。しかもこのバスルームはライトの明度を細かく調節する事が出来て、しばらく浴槽に浸かってのんびりしたい時には薄暗くしておく事も可能です。私はちょっと薄暗くしたら四代目に抗議されたので諦めましたが。




シャンプー類はいろんなホテルで見かけるロンドンのメーカーのものです。
スイートルームのはブルガリだかどこだかという噂を聞きましたが、これで十分でィ。
あとソープ類は全部このようなミニボトルになっており、据え置き型じゃないのが有難いですね。


その他の客室の設備やサービスとしては、

ミニバーがありグラスも3種類完備されてます。製氷機は各階にあるけど、場所によっては廊下を延々と行くよりも違う階に行った方が楽だったりするので、フロントで訊く事をお勧めします。

無料wi-fiが使えます。どなたかの宿泊記に通信状態が悪かったとあったけど、私の部屋は大丈夫でした。

マッサージは10時過ぎに頼んだらもういっぱいでした
チェックインしてすぐに頼まないとアウトかもしれません。あと、そういうわけで受けられなかったので、技術の良し悪しは不明です。

DVDプレーヤーを貸して欲しいとお願いしたら、無料でお借り出来た上、ブルーレイもかけられる物でした。Frozenのブルーレイディスクを持ってきておけば良かったなあ~。

テレビは地デジ+αのBSが何チャンネルか入ります。流石にディズニーチャンネルは無かったがMTVはありました。

室内は天井が高いため広く感じますし、明るさをかなり細かく調節出来て、使い勝手の良いお部屋です。


当日は酒を飲んで珍しく明るくなって来る前に寝て(たんに日差しの入らない部屋だっただけかもしれんw)、翌日は6時半に起きて朝食です。
朝食のためならエンヤコラ…もとい、6時半起床も可能。つくづくチョロい身体というか胃です。




朝食会場は最上階の「アトリウム」です。
復原前はデッドスペースだったところ(丸の内中央改札の真上辺りの屋根裏)を利用して新しく作られた空間です。
新しいといっても、ホテルのイメージどおりクラシックな内装です。ディズニーランドホテルのコンシェルジュラウンジをもっと広く明るく開放的にしたような雰囲気ですね。




天井からはこのように豪華なシャンデリアが。
こんな良いスペースを改装前まで使っていなかったなんて勿体なかったなぁ。




これで一人前です。
もちろん残さず頂きました。お代りもしました。

朝食ブッフェは洋食はもちろんの事、和食メニューもたっぷり用意されており、朝は和食が好きな(※たんにご飯が喰いたいだけだろう)私にとっては非常に嬉しいです。
どれもとても美味しいんだけど、強いて言えば全体的に味つけが濃いめかな?そんな事をされては余計ご飯が進んでしまうではないか~。
個人的に一番ヒットだったのは「豆腐の磯辺揚げ」ですね。こんなに美味しいモノとは知りませんでした。


マミちゃんは目敏くフルーツのコーナーに紛れ込んでいるショートケーキを見つけ、大量に捕獲してました。
最近いよいよ甘い物を受け付けなくなって来た私はショートケーキを諦め、半円形のフレンチトーストを頂きました。
少しだけメイプルバターを掛けると美味でございます~。


たっぷり10時過ぎまで朝食を頂きました(って、流石に4時間貪り続けてたわけじゃないですよ。朝一はまだ寝ていた四代目が起きたので、後半にもう一度連れて行ったのです。まあたしかに便乗して多少アンコールさせていただきましたがw)。


チェックアウトはゆっくり12時です。このホテルはこれが標準的なチェックアウト時刻なのです。
有難いわ~。せっかくだから12時までは居たいよねぇ。


このホテルはハコの良さもさることながら、スタッフの皆さんがまた素晴らしく、徹頭徹尾「ホスピタリティの優れたホテル」という印象でした。
何か問い合わせたりお願いしたりした時の対応が、ただ「仕事だからやる」という範疇にとどまらず、プラスαの心遣いが常に感じられました。

この「プラスα」っていうの、実は難しいんですよね。ぶっちゃけ、小さな親切大きなお世話だったらしない方が良い。サービス業だとたまにそういう方もいらっしゃいます。
しかしこのホテルの皆さんは、客が本当に求めているものを押し付けがましくなる事無く提供してくださる、サービス業の理想的な在り方を体現していらっしゃる方ばかりでした。


ハッキリ言ってこのホテル、日本で一番好きです。
新幹線や国際フォーラム、それからはとバスに乗る時は是非利用したいと思います。

東京オリンピックの時期に値段が高騰する&予約が取れなくなるのが今から心配です……





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