舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

4月19日(金)のつぶやき

2013-04-20 02:54:33 | 徒然話

@syna_poepoe うわ~ん、そんなにお読みいただけたとは大感激!! 夜明けまでかかって書き上げた甲斐がありました~♪ ぜひ心ゆくまでご堪能いただき、写真に穴を空けまくり何度でも鼻血を出しまくってくださいまし(←但し貧血にならない程度にw)



4月17日(水)のつぶやき

2013-04-18 02:57:08 | 徒然話

@syna_poepoe おお~!! アンティのお写真、お気に召して頂けて幸甚の至りです。私も随分前のメリモ前夜祭で初めてアンティを拝見した瞬間から恋に落ちてしまいました! わがフラ人生は全てあの到達点の為に!!(笑)


セブンイレブンで売ってるダイドーブレンド(缶)にスターアライアンスの飛行機が付いてる~!! CAを乗せると走る仕組み。かわいい♪


飛行機にしろクルマにしろ私にとっては「愛でるモノ」なのだが、お嬢にとっては完全に「操縦するモノ」らしい。今も自家用車のハンドルを回してコーフンしている。2歳児の身体でハンドルを回すサマはさながら大型トラックを操るあんちゃんである。


一方、愛でる側であるところの私は、前述のスターアライアンス飛行機を12種コンプしてご満悦なう(笑) JALのワンワールドもこういう企画やってくれたらいいのに~。



50th☆メリーモナーク〈前夜祭2〉

2013-04-18 02:03:35 | ダンス話&スタジオM
前夜祭の模様を書いた前回の記事が、案の定1回では終わらず(笑)、例によって例のごとく前後編でお送りする事になりました。
せめてどっかのロシア小説(岩波版)みたいに前中後編に三分割するハメにならないよう頑張ります。


ラニ・カレイキさん率いるイリマフラスタジオに感動したその次にも、更なる感動が待っていました。
そうです。ロバート・カジメロ様率いるNa Kamalei O Lililehuaの皆さんのご登場です。


ロバート様が自身のお弟子さんを率いてメリモの舞台に登場されるのは、ちょっと前に久々に出場し貫禄の総合優勝を果たして以来ではないでしょうか。
しかも今回は第50回の特別なメリモという事で、現メンバーに加え、過去に活躍したスゴい顔ぶれが再結集した夢のステージになるという噂を内部の情報筋から伺っていたため、非常に楽しみにしておりました。


舞台上にパフが並べられ、ロバート様が登場すると、水を打ったように静まり返る5,000人の観衆。
そういえば前回の出場時も、ロバート様のオリを一語たりとも聞き漏らすまいと、会場がかつてない静けさに包まれた事が、テレビ画面越しにも伝わってきたものです。




ああ、カラーカウア王の写真をバックにしたロバート様の立ち姿のなんと神々しい事
この威厳は王様にも引けを取りません




そして続々と舞台に上ってきた皆さんの顔ぶれがやっぱりスゴい
とんでもない方々がパフの前に顔を揃えてます。




そしてダンサーもそうそうたるメンバーが勢揃い。
舞台のどこを見ても豪華な顔ぶればかりなので、カメラをどこに向けたら良いのか分らない状態です。




5,000人が固唾をのんで見守る中、最初に踊り始めたのがこちらの方です。
美しすぎます。
私のような趣味(ってオイ)の人間でなくても、写真からこの方の踊りの美しさがおわかりいただけるはず。



ダメ押しでもう一枚。う~ん、パーフェクトだわ。




そのあとパフがイプヘケに変り、この衣装の皆さんが舞台に上ってもっと下った時代のカヒコを踊ったあと、流れるようにアウアナへと移り変わりました。
踊るのはもちろん、ロバート様とナー・カマレイの方々にとって最も特別な一曲、"Pua Lililehua"。
翌日地元の人が「ナー・カマレイ見てて涙が出たよ」と語っていたのは、きっとこの辺りだったのではないでしょうか。




ナー・カマレイと言えば、フラ同様極めてレベルの高い歌声でも有名です。
まあ、クムであるロバート様が一流のミュージシャンでもある事を考えれば当然ではあるのですが、何度聴いても改めて感嘆してしまいます。
特にナー・カマレイのハーラウ・チャント、あれは至高ですね。美しい声に心地好く身を委ねたくなるのをグッと堪え、言葉のひとつひとつをつかまえて良く聴くと、歌詞内容も細部まで素晴らしい事が分ります。

さすがはロバート様&ナー・カマレイの皆さん、30分の限られた時間内に美しく壮大なストーリーがある、実に見事な舞台構成でした。




しかし舞台はまだまだ続きます。
次の出演者もメリモに伝説を残した男性グループ、Waimapunaの皆さんです。

メリモで最も名高い男性グループと言えば、先程のナー・カマレイとこのワイマープナが双璧と言ってよいと思うんですが、この二組のありようは見事な好対照をなしています。
洗練されて都会的、男性らしさの中にも常に気品が漂うナー・カマレイに対し、ワイマープナの踊りはどこまでも野生的!プリミティヴ!!
クムである故・ダリル師の創るフラは古代の戦士もかくやという猛々しさで、その流れは故・オブライアン・エセルさんやチンキー・マーホエさんにしっかりと受け継がれています。

そして、私の愛してやまないあの方も………



って、いたァァァァァ
マーク様ァァァァァァァ


………ふーっふーっふーっ、こりゃいかん。
なぜだ、なぜ彼の姿を見ると私の理性がブッ飛んでしまうのだ。
私は踊りの系統でいえば自分のスタイルとの近さから言っても好みの上でも断然ナー・カマレイ派なんですが、マーク様に出て来られるとちょっとおかしくなっちゃうんだぜ。
私が好きなのはあくまでもあの方のであって、他は何とも思っていないはずなのに。
だめんずに惚れてしまう女というのはやっぱりこうなんでしょうかね。
いえ、マーク様がだめんずって意味じゃないですよ。念のため。




まあ、とりあえずマーク様が踊ってらっしゃる姿を載せときましょう。







※載せ過ぎです




そうそう、兄弟弟子のチンキー・マーホエさんも最前列にいらっしゃいました。
物凄く嬉しそうだったのが印象的でした。
特にえっちな曲の時など、もう男子中学生みたいな顔になってらっしゃいましたからね。
チンキーさんは15年くらい前のメリモでToad Songをカネに踊らせていたのを観て以来、遠くから応援させていただいております。




ってマーク様グラサン外しとるーーー(気絶)

…いかんいかん。また理性が重力を振り切って成層圏まで飛んでしもうた。




一人で悶絶している私を他所に、ワイマープナの皆さんの演技が終了。
こうして仲良く肩を寄せ合っている姿は完全に同窓会状態で、観ている方も心がほっこりしました。
そうよ、マーク様しか見てない訳じゃなかったのよ。一応。


メリーモナークの歴史を彩ってきた名門チームによる発表はここまで。
続いては、歴代ミスアロハフラの夢の競演です。




トップバッターを飾るのは、もちろん初代ミスのアロハ先生です。
衣装もメイクもゴージャス
後ろで見守っているお嬢さん達も全員ミスアロハフラに輝いたわけですから、メリモのミス部門はアロハ先生なくしては語れません。


今までミスになった方達の名前が全員分読み上げられていき、アロハさんのお嬢さんも含め、大勢の歴代ミスが舞台に上ってきました。



大変な壮観です。

しかしよく見ると、一口に「ミス」と言っても、その実力には物凄いバラツキがあることが分って面白いです。
きっと、フラというものの性質上、普通のミスコンとは異なり、ミスになるまでの過程より、むしろミスになって以降に歩んできた道のりこそが彼女達のフラに顕れているのではないでしょうか。


ぶっちゃけ、ミスになった時には素晴らしかったのに、どうしてこうなっちゃったのかな………という人もいましたね(笑)。
まあ、彼女が受賞以降にやってきた事は分っていますから、まあ当然の帰結だろうなとは思いましたけど。


まあ「彼女」が誰なのかは敢えて触れずに、舞台上で特に輝いていた方々に触れましょう。




もちろんナタリーさんの美しさは際立っていました
今はどちらかと言うとミュージシャンとしての活動がメインになっていますが、彼女の踊りも歌声と同じく魅力的です。
ただ、彼女を見るとここに妹のシェルシーさんがいらっしゃらないのが個人的に悲しくなります
シェルシーさんも魅力的なダンサーではあるんだけどな~。ミスは出場時のタイミングとかいろんな要素があるから、実力だけではどうにもならないんだけど、ここで彼女を見られないのはやっぱり切ないですね。




そして、去年の東武イベントにもいらっしゃったミカさん
ミスになったあとイロイロあった彼女ですが、その「イロイロ」によってさらに磨き抜かれたのかもしれませんね。
ミスになった当時より現在の方が、ヴィジュアルもフラも格段にレベルアップした方の一人です。




写真中央、ナーレイ・オ・カホロクーのナマカナさんも大好きなダンサーです。
私の踊りをご存知の方はこのポーズ、見覚えあるような気がしませんか(笑)。
私は彼女がミスになった当初からとにかく彼女の踊りが好きなので、若干乗り移っている気配があります。


その他にも、ジョニさんとこの秘蔵っ子としてあのスノウバードさんを差し置いてミスをかっさらったターシャさん(流石に着ているものがフツウじゃない!!)、ナマカナさんと同じく踊りが好きでたまらないケアリイさんの従妹チェリッサさんなど、素晴らしい顔ぶれにウットリでした。




おお、「元」カムエラ三人組が踊っているッ
といっても私のお目当てはもちろんミカさん。踊りも〆にさしかかり、彼女の美しい決めポーズを激写すべくズームアップ!!!



…って、アンタはいらーーーん!!!
(笑)


ちなみに、この最後の最後でしゃしゃり出てきた人はさっき言った「ミスになった当時は良かったのに残念になった人」ではありませんよ。だって彼女は「ミスになった時点で既に残念だった人」だもん(爆)。


まあそれはさておき、舞台は最後のコーナーへ。
記念すべき前夜祭のラストでは、「ミュージシャンとして活躍するクム」がフィーチャーされました。




ナプア・グレイグさん(※旧姓に戻っている事に注目! おめでとうございますの可憐な歌声にあわせて、ダンサーの皆さんが"Lawakua"を踊りました。




ナタリーさんも今度はミュージシャンとして再び登場。
レイナホクにもいらっしゃっていた旦那様も一緒です。



そして、ダンサーはお嬢さん。美しいですなあ。




母娘が揃った姿のゴージャスな事と言ったら!!!
完全にどこかで見た事がある羽のヘッドドレスも華を添えています。


ああっ、やっぱり見た事がある!!!
着けている位置とか羽の種類とか!!!





先程ナー・カマレイの一員として出演されていたイカヴェーキウのお二人もKUMZという名前でCDを出しておられます。
ナー・カマレイを彷彿とさせる格調高い歌い方・踊り方であると同時にイカヴェーキウ独特の若々しさもあって、個人的にも大好きなお二人ですね。




今回は審査員でもあるケアリイ・レイシェルさんもご登場。
なぜ白いパンツ……いや、そこは突っ込まない約束です。



踊りはもちろん、こちらの皆さんです。
ああ、チェリッサさん大好き。この年齢でこの完成度はなかなか出せない。
ミスになった時、大抵の人はまだ悪い意味で「若い」踊りなんですが、彼女だけは既にそうではなかった。だから大好きなのです。




ロバート様&ナー・カマレイの皆さんもまたまたご登場。
当然ですよね。クムフラでミュージシャンと言えば、ロバート様の右に出る人はおりませんもの。



そしてまた、歌わせても踊らせてもスゴい皆さん。ニクいわ~。




そして最後の最後、ヒロが誇るミュージシャン&クムフラとしてジョニさんご登場!!!
…としたかったのでしょうが、ご本人登場ならず
もちろん、クアナさんとかマーク・ヤマナカさんとか、ジョニさんの見出した大物ミュージシャンの方々だけでも充分にスゴかったですけどね。
それでもやっぱり、ホームタウンでトリを飾って欲しかったな~。
まあ、ジョニさんのお人柄を考えるとムリかなあ

4月16日(火)のつぶやき

2013-04-17 02:57:08 | 徒然話

【今日のジャイアン】マーガリン嫌いの為、レストランで注文したパンに付いてきたバターなのかマーガリンなのか怪しい物を同席の人々に毒味させる。もちろん毒味トップバッターは私であった。



4月15日(月)のつぶやき

2013-04-16 02:54:42 | 徒然話

三國連太郎さんが…。本当に惜しい方を失ってしまいました。日本人男性には稀有なあの色気、お慕いしておりました。


ディズニーチャンネルで『シンデレラ』なう。舞踏会のシーン、王子が下心をもって暗がりへ暗がりへと連れ込んでいるように見えるのは私の心が汚れてるせいか…。



4月14日(日)のつぶやき

2013-04-15 02:55:33 | 徒然話

【今日のジャイアン】ジャイアンの抹茶ラテがこぼれて私の服が緑一色に染まってしまったが、これも私のせいらしい…。わけがわからないよ。


北海道物産展♪ステーキ弁当に入ってた3種の肉のうち、お気に入りの一種類だけを詰めてもらった特注品さっ! photozou.jp/photo/show/684…



50th☆メリーモナーク〈前夜祭〉

2013-04-15 01:54:22 | ダンス話&スタジオM
2歳児連れのメリーモナーク、水曜日の前夜祭から順を追ってお話ししていきましょう。


水曜日当日、ホノルルから国内線でビッグアイランドへ。
この時期はとにかく航空券が取れないため、例年「goエアライン」(私の頑固な「ローコストキャリア=LCC嫌い」を確立せしめた航空会社)で行くハメになっていたのですが、有難い事に今回はハワイアン航空に乗る事が出来ました。

いや~、ハワイアン航空は本当に素晴らしかったです。
スタッフの感じもいいし、座席は指定されているし充分に広いし、お金を払わなくてもグアバジュースが貰えるし(笑)、実に快適なひと時でした。
こりゃ、一度は日本からの国際線でも乗りたいなあ。


無事ヒロに着いた我々、いや私を早速襲う強烈な湿気
そうなんです、私はカエルを自称しているくせに、とにかく湿度に弱い
ヒロは東南アジアもかくやというほどの(って私ゃ東南アジア行ったこと無いんですがね)激しい高湿地域です。

ハワイがみんなワイキキみたいな気候だと思ったら大間違いなのですぞ。
むしろ、これだけの狭い面積でこんなに気候の変化が激しい場所も珍しいんじゃないでしょうか。
激しい雨で知られるカウアイ島は大丈夫なのに、ヒロの湿度はどうも苦手なんだ、私。
それでも♪メリモのためならエ~ンヤコ~ラ♪と自分を奮い立たせておりますです(笑)。


♪エ~ンヤコ~ラと唄いつつ、前夜祭が行われるEdith Kanaka'oleスタジアムへ。
今年から前夜祭も有料チケット制になりました。
これまでは入場自由だったため、野外に目眩がするほど長い列を作って待たねばなりませんでした。
あの苦労を考えると、チケット制にして大正解だったと思います。
値段も5ドルと手頃ですしね。


…って、いくらなんでも安すぎじゃないか5ドル
今時、小学生の遠足の小遣いだって5ドルってこたァ無いぞ。
チケット印刷したり発送したりする経費を考えても、5ドルじゃモトが取れなかろうに。

ただしこれはあくまでも定価に過ぎないのであって、SMAPや嵐あたりのライヴチケット同様、値段なんて有って無いようなもの。
コレを200ドルで購入した方もいらっしゃったそうな………。(※もちろん我々ではない)


ともあれ、無事入手したチケットが上の見出し画像の物です。
ご覧になれば分るように、マトモな席番が書いてありません
前夜祭はエリア指定席になっており、ここに書いてあるエリアならどこでも座っていいという、極めてテキトーな分けられ方をしているのです。


危惧したとおり、じっさいに会場に着いてみたら、このエリアの席なんか一つも空いてませんでした
たま~に空いてると思っても「後から人が来る」と言われる始末。とはいえ、証拠のチケットなんかどこにもありませんから、何人が本当の事を言っていたかは分りません。

そして「ラッシュ時ではなく微妙に混雑している程度の山手線」と同じく、一人ずつが1.3人分程度の場所を取って座っているので、ますます席数が少なくなっている状態です。
もちろん、詰めて場所を空けてくれるような人など皆無。
もうレニー・クラヴィッツの名曲ばりに"Aloha Spirit Is Dead!!"とシャウトしたい気分でした。


気分がどんどん殺伐としていく中、会場スタッフの方が何とか2席空いている場所を見つけてくれ、四代目を膝に乗せて一家全員並んで座る事が出来ました。
本当は3席分買ったんだけどね…。まあ文句はいってられない。このアロハもへったくれも無い無法地帯で座れただけ有難いと思わなきゃ。


まあ、私が思うにこのエリア指定席は大失敗ですわな(笑)。
初めてのチケット制の前夜祭でしたから分らなかったのでしょうし、全席指定にするのがどんなに面倒くさいかは私もよく存じておりますが、こんな事なら半端に指定せず、全席自由にすべきだったわね。


ともあれ、何とか席にありつけたところでステージが始まりました。
今回は記念すべき50回目という事で、普段とはまったく違う内容が予定されています。
しかし、こけら落としを担うのは、やはり例年と同じくHalau O Kekuhiです。




もちろん、ケクヒの代名詞であるカヒコからスタート。
カナカオレ姉妹の声だけでも充分パワフルだというのに、大演奏団を従え、センターのロパカさんをはじめ、例年以上に物凄い迫力です。
50周年ってことで気合い入ってますね~。




そして、アウアナもいつになく大人数を動員し、内容的にも素晴らしいステージでした。
ケクヒの皆さんがアウアナを踊られる際の衣装は当然すべてシグ・ゼーン・デザインズな訳で、ご本人もダンサーとして歓声を浴びてました。
曲目もこれまた観客の期待を裏切らない"Ka Uluwehi O Ke Kai"。よくわかってらっしゃる。
歌にピッタリの爽やかなコスチュームも素敵ですね。
あ~ぁ、この生地売って欲しいなぁ~。もし売ってくださるなら、シグさんご本人のお眼鏡にもかなう美麗なドレスに仕立ててご覧に入れると約束しますぜ(笑)。

ケクヒのステージで唯一残念だったのは、ロパカさんがケクヒさん共々ヴォーカルの方に回っておられたため、お二人のアウアナを観られなかった事です。
そりゃ、二人揃ったヴォーカルが聴けるのも得難い機会なんですが、彼女達の踊りも大好きなのですよ。
特にロパカさんの踊り方、とりわけ髪の毛の使い方は実に素晴らしく、何万回見てもいいくらいです。


続いての出演者はHau'oli Hula Maidens
メリーモナークがコンペになって最初の大会(1971年)に総合優勝したチームです。
それ以降も、大会初期の勝者リストに何度も名前が挙がっていますね。



まずは男女混合プイリの演目から。
おお~、このタップリ場所を取った並び方、何ともノスタルジックです
カムエラあたりが密集群舞を始めるまで、10年くらい前まではけっこう一枠一人みたいな間隔で並んで踊っているグループが多かったのよね。
古参グループの一つ、ジョニさんとこ(=Ka Ua Kani Lehua)なんかもわりかし最近までゆったり並んで踊ってた記憶があります。
一つの固まりになって一糸乱れず踊る群舞も美しいですが、昔の並び方も良い意味でユルくて好きだったのよね。




そしていよいよ真打ち、メリーモナーク黎明期に活躍したHau'oli Hula Maidensの皆さんが揃ってご登場です。
もちろん会場は今までで一番の大喝采。
私自身、若さみなぎるフラより、人生もフラもキャリアを充分に重ねたクプナのフラの方が好き…というよりむしろフラのキャリアとはすべて将来素晴らしいクプナ・ダンサーになるためにあると思っておりますので、最もお待ちかねの瞬間でありました。



特にこの方

いやぁもう、最高でしたよ。
なさってらっしゃる事がことごとくヤバいのなんの(笑)。
ビデオカメラも観客もすっかりアンティに釘付けとなり、彼女が眉毛ひとつ、スカートひとつうごめかすだけでいちいち悲鳴のような爆笑が巻き起こりました。

むうう、5,000人の観客をたった一人で虜にするアンティ、おそるべし。
私も30年後にはこの領域に達する事を目指して精進せねば。




会場の興奮もさめやらぬ中、再び若手(誤植でも勘違いでもありません、若手です)の皆さんが再び登場してフィナーレとなりました。
そうそう、前の素晴らしいクプナの皆さんにすっかり持っていかれてしまい、司会の方もあれでHau'oliの演目は完了だと勘違いしてしまったようで、このダンサーさん達が出てきたら「次はイリマフラスタジオ~」と放送しちゃってましたが、踊りをみたら違うのが分りましたよ。スタイルが違うもん。


というわけで、次こそは本当に我らが'Ilima Hula Studioの登場ですッ




まずは先程のHau'oliの皆さんと同じくメリーモナークのコンペ黎明期、1970年代のイリマ連勝時代、つまり母マミちゃんが留学していた頃に活躍した皆さんの登場です


ああ、ただひたすら感激。
胸が痛くなるほどの既視感。



去年久々にメリモに登場したイリマフラスタジオの踊りを観た時、ダンサーはみな初めて見た顔ぶれだったにもかかわらず、強い既視感に目眩を覚えたものです。

これこそが「フラ・ツリー」なのね。

たとえばアンクル・ジョージ・ナオペとかアンティ・マイキみたいにフラ・ツリーが大所帯になる(←この言い方は何かヘンだが他に良い言い回しが思いつかない)と、あらゆるところで「ああ、この人達はあの系統ね」というのが見られるんですが、イリマフラスタジオは先代クム、ルカ&ルイス・カレイキがもう30年近く前に亡くなってしまった事もあり、同じ「ツリー」に属す人に出会える機会はそうありません。

なので、去年のイリマを観たときの私の心境に一番近いのは、「遥か昔に生き別れた双子の兄弟に出会った心境」だと思います。
それも、ずっと遠く離れた場所で暮らしていたのに、癖や言葉遣いがことごとく似ていたというような、驚きと喜びを感じたものです。


フラにおける系統ごとのスタイルというのは、多くの日本人が思っているよりもずっとハッキリしたものです。
ハワイのクムが「日本人には、あの曲を踊るとあっちのスタイル、この曲を踊るとこっちのスタイルとコロコロ変る人がいるけどアレすごく気持悪い」と言っていたけど、そのお気持分ります。
あまり人に言えない経歴を重ねてセンセイになった人に多いタイプですね(笑)。

フラのスタイルとは方言のようなもの。同じ日本語である以上、東北弁でも関西弁でも一応は言っている事が分るけれど、自分自身の方言はたいてい一人一つです。
まあ、大幅な引越によって複数の地方の方言が混ざる人はいるけれど、その場合は全体的にミックスするのであって、話題によって方言がスイッチするってことはまず無い。
たとえば、自己紹介は東国原さんみたいな九州のアクセントだったのに、天気の話題に移ったら突然U字工事の栃木訛りになる人がいたらメチャ気持悪いですよね。
踊る曲によってスタイルが変わっちゃう人のブキミさはそれに通じるものがあります(笑)。


ウチの場合、母が学んだのがイリマフラスタジオであったため、踊り方は完全にこの系統です。
イリマと言えば、彼女の留学当時はディスコで名乗ってもみんな知ってたくらい有名なフラスタジオであり、現在にいたっても、キャリア20年以上のハワイのダンサーやクムであればたいてい分ってもらえます。
彼ら彼女らが母マミちゃんの踊りをみて、師事したクムの名を聞いた時、皆が皆あれほどまでに膝打つ勢いで納得していたのはこういう事だったのかと、今回イリマフラスタジオの踊りを観た事で初めて本当の意味で良く分りました。




イリマの皆さんはずいぶん多くの曲をダイジェストで踊ってくださって、その中には当然のように同じ振付の曲もあってそれはそれで感動しましたが、しつこいようだけど肝心なのは振付けではありません。スタイルです。
たとえば顔のつけ方とか、ちょっとしたタイミングとか、そういうところに各々のスタイルの特色が出るんですね。


ああ、そうそう、「カホロが3ステップか4ステップか」なんて事に拘泥してスタイルが系統が云々分ったようなクチを利きたがる人がいるけれど、アレって系統の分類においてそれほど決定的な指標ではありませんし、そういう分りやすい物でしか見分けを付けられないセンスの無い人と思われて大変恥ずかしいので、ハワイのクムやフラを良く分っている人の前ではあまり言わない方が良いですよ(笑)。




最後は現クムのラニ・ガール・カレイキさんもご登場。
そうです。母マミちゃんと一緒にファイヤーナイフダンスのレッスンを受けていた彼女です。

ラニさんはしばらくフラを踊っていらっしゃらなかったという話も聞きましたが、去年の映像と今年の前夜祭を観た限り、ブレずにしっかりとイリマ・スタイルを継承していらっしゃるようで、非常に心強い限りです。

ただ、それでもラニさんご本人の踊りは、マミちゃんに言わせればアンティ・ルカ&ルイスのそれとは異なっているらしいです。良し悪しの問題ではなく、「違っている」と。
したがって、同じ「イリマフラスタジオ」の名を冠していても、ルカ&ルイスを知る世代とラニさんになってからの世代とでは決定的な違いがあると言えましょう。
何度も言いますがこれは良し悪しの問題ではないよ。パレカさん時代のカムエラも、カウイさんになってからのカムエラも、いずれもトレンドセッターであり素敵だけれど、やはり決定的な違いがある。これと同じ事です。


ともあれ、今となってはもはやマミちゃんの記憶にしかその姿を留めていないルカ&ルイスですが、彼女達の流れを汲む事が出来た事を誇りに思い、これからもこのスタイルを守り続けていかねばと固く決心した次第です。
イリマのクムがラニさんになった事で変化が起ったのと同じように、時代や世代交代に伴う変化は悪い事ではないけれど、己のスタイルは決して見失わないように心がけていきたいと思います。

4月13日(土)のつぶやき

2013-04-14 03:34:16 | 徒然話

ハワイでゲットしたNa Leoの新譜をレッスンで使用中♪ Maile Swingはライアテアより彼女達のバージョンの方がイメージぴったりです。個人的に。まあ素敵に踊りこなす事を考えると、ライアテアバージョンの方がハードル低いのかもしれないがね。


メリモ写真現像なう。とりあえず小さいデジカメの300枚を53枚まで絞ったのは褒めてほしい(笑)さあ、次は一眼で撮った渾身の1532コマをどこまで絞れるかが問題だ……。



行ってきました! 50th Merrie Monarch

2013-04-13 02:53:03 | ダンス話&スタジオM
ご無沙汰しております。
昨夜、ハワイから無事戻ってまいりました~


2度のブランクを経て、久々に行ったハワイ島ヒロのメリーモナーク・フェスティバル。
なんといっても前回までと大きく異なったのは、暴れん坊2歳児連れであった事です。


ハッキリ言って無謀です。


メリーモナークなんてあなた、普通の大人でも充分に過酷なイベントでありますぞ。
LCC旅客機の国内線エコノミークラスほどのスペース(※但し背もたれは無い)に5,000人が深夜まですし詰め状態となり、しかも運が悪きゃベンチとは名ばかりの板を渡してあるだけのシロモノに座った空中ブランコ状態で6時間耐久戦なんて事もあるのです。

そんなところに2歳になったばかりの子供を連れて行くとか完全に無謀の極みなんですが、今回は記念すべき50周年、このくらいの障害でへこたれている場合ではありません。
最悪、本番中の殆どをホテルでテレビ観戦するハメになっても良いつもりで決行しました。


この子供は時と場合によって手におえないクソガキになりますが、有難い事に肝心のメリモ前夜祭&本番中は興奮して観てるか寝てるかのどっちかでいてくれたため、今回はめでたくほぼ全出場者をじっくり観察し、1,500枚を超える写真を撮る事が出来ました




こんなのとか、




あとこんな感じの「祝・カウイさん復活!!」な写真ももりもりと撮りましたので、コメントとともに掲載していきたいと思っております

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