舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

西の善き魔女

2008-05-28 23:39:07 | ぼくはこんな本を読んできた
...といってもオズの魔法使いとは何の関係もありません(って、この断りが通じるあなたは既にかなり同好の士ですね)。

昨日辺りから荻原規子さんの『西の善き魔女』シリーズを片端から手に取っています。
イベントが終わって少し時間に余裕ができると、活字中毒が頭をもたげるのですね。

異世界を舞台にした作品を得意とする荻原さんの中でも、このシリーズは特に異色です。
これ、世にも珍しい王道ファンタジーの皮を被ったSFなのです。

十五になったヒロインが生まれて初めてお城の舞踏会に出かける幕開けは眩しいくらいベタなファンタジーです。
そして物語のかなり前半で明かされる、じつはヒロインが王女の娘であり女王継承権を持ちうるという衝撃の展開も、いってみればそうとうベタ。
これが物語終盤でいきなりこてこてのSFに変身するのですから、ある意味アガサ・クリスティの『ステロイド殺し』より凄まじいどんでん返しです。

ちなみに冒頭のシーンを指して「女の子なら誰でもドキドキするような」と書いてあったけど、そりゃあ女の子の買いかぶり過ぎってもんです。
少なくとも私ゃ、こういうお伽噺が大好きな幼児だったくせに舞踏会に出かけることにもお姫さまにも憧れはなかったぞ(笑)。

まあ私の変態的嗜好はさておいて、実はお姫さまであったところのヒロイン・フィリエル(おお、名前もベタ!!)はたいへん意志が強く行動的な少女です。
私は行動力のある女の子が大好き(いやもちろん女の人でも男の子でもいいんだが)。しかし、フィリエルにはひとつとても困ったことがあります。
それは行動力の動機が筒井筒の少年てことです(笑)。

フィリエルときたらせっかく強い意志と行動力を持ち合わせているのに、それが発揮されるのは常に恋愛方面、つまりその筒井筒の少年をひたすら追いかけて一緒にいるためなのです。
あああ、いかん。お姉さんはそれでは共感できないのだよ。

その点フィリエルの政敵のレアンドラ・チェバイアット様は、ただ純粋に女王の座を手に入れるために合法・非合法の別なく策を弄するところ、非常に私好みです。
動機としてたいへん正しい。まあ、動機っつーのはあくまでも主観のものだから正誤はないんだけど、私は断然こちらに共感します。

だから『西の善き魔女』を読んでいると、私はどうしても敵役のレアンドラ様の方にうっとりしながら読んでしまい、ヒロインの活躍を素直に喜べないことさえあります。
『王家の紋章』の真の主人公キャロルよりアイシス様に憧れてしまうのと同じ現象ですな。

レアンドラ様もアイシス様もヒロインに殺意すら抱いているありさまなので、あまり彼女たちが思いどおりになってしまうと物語の展開上まずいのですが、物語に支障がない程度に活躍してほしいなあと複雑な心境で読んでいるのです。

そもそも彼女たちは「様」づけでヒロインは呼び捨てって時点でなあ(笑)。

嵐の後

2008-05-27 23:57:31 | ダンス話&スタジオM
骨髄バンクから2日経ち、ようやく日常が戻ってまいりました。
て、イベント終了イコール新曲ラッシュの始まりですからそうとう壮絶な「日常」だけどねー

それでも今日はひさびさに一人上京してハワイ語のクラスに顔を出してきましたよ。
こないだも「ひさびさのハワイ語」ってタイトルで書いた気がしますなあ(←記憶力に問題が)。
パーティー→フェスタ→ろまんちっく村→骨髄バンクとつながっていたので、ハワイ語に行くのが飛び飛びになってしまっていたのです。

フセボ先生は関東各地でハワイ語講座を開いていらっしゃいますが、ここまで少数精鋭マニア軍団がそろい踏みしているのはこのクラスをおいてほかにないでしょう。

前もご紹介したとおり、どの方もハワイとフラ文化に対してとにかく真摯でマニアックな方ばかり。
「ハワイでお勧めの場所は?」と訊かれて「ノードストローム」とか即答しちまう小生とは違いまさァ(笑)。

ハワイ語に行くと、授業で習う知識以上に「勉強し続けることの大切さ」や「向上の必要性」を教えてもらってます。
すでに語学の天才であるフセボ先生からして素晴らしい向学心をお持ちで、司馬遼太郎の作品に出てくる古文の一節を読み解いて現代語に訳したりなさっているのですから。

う~ん、これは向学心というのとちょっと違うな。先生はこれらを楽しんでなさっているのだと見受けられます。
「自分はまだまだ、もっと極めなくちゃ」と思えるほど人生において楽しいことはないと私は思います。
そうやって際限なく何かを学び続けるのってゾクゾクしますよね。

マミちゃんも私もそういうフェチ気味向上心の持ち主で、ほとんど変態といっていいほどです(オイ)。
そんな我々に必要なのは、ニンジンぶら下げられた馬よろしくつねに目指すべき目標ができるだけ高い位置に見えていることです。
これがないと一気にテンションが下がり、気力をなくしてしまうのです。

かのウォルト・ディズニーも言ったそうじゃありませんか、「前に進み続けよう」と。
これを聞いて私がますますウォルトさんに尊敬の念を抱いたのはいうまでもありません。
確かにウォルトさんは既に素晴らしいアニメーションを世に送り出していたにもかかわらず、技術の向上や新分野の開拓を続けることをやめず、ついにはテーマパークまで創ってしまいました。

でもウォルトさんは「進まなくちゃ!!」という強迫感ではなく、むしろ前に進み続けることを楽しんでいたと思います。
つまり我々(←一緒にすな)向上フェチ者の星、究極の理想ですね!!!

ああ、またしても自らますます目標を高く遠ざけてしまった(笑)。
ま、ウォルトさんは我々とは異分野の方ですから、あくまでも心の有りようの目標として、ね。

かえるさんエコモマイ2008

2008-05-26 23:52:06 | カエル偏愛
今日めでたく2008年初かえるさんが来訪してくれました

家にいるとかえるの声が聞こえるようになって最早一ヶ月。我が家まで来てくれるのはいつのことだろうかと心待ちにしておりました。
そしてついに今夜待ちに待った一人めの来客!!!今年もよく来てくれたねえ。

かえるさんは中くらいの大きさ(おそらく今年生まれたてではない感じ)の緑色の子でした。
興奮して写真をばしばし撮っている間は白い窓枠のところにいましたが、それが終わるといつの間にか姿を消してしまいました。

捕物もせずに早々帰ったところをみると、きっと今日のは年頭あいさつだったのでしょう。だから夜闇に隠れてしまわないよう、わざわざ見つけやすい白い場所にいてくれたのね。

かえるたちはシーズンの初めと終わりには必ず代表者が挨拶に来てくれます。今時よくできた子たちだわね。
長年見てきた勘で、今日はお仕事(=捕物)でも休憩のためでもなく挨拶にきたのだとすぐ分ります。
お別れの挨拶の場合、その翌日から本当に姿を消してしまうんですね。

でも翌年になればまたこうして来てくれるのですから、しばしのお別れも寂しくありません
無事に冬を越し、あるいはめでたくおたまじゃくしからかえるになった子たちに会える時季が巡ってきたのです

聞いた話によれば今年は国際かえる年なのだそうです!!!
どうりでディズニーリゾートで迎えた元日からやたらかえるに会う機会の多い年だった筈です。
今年最初に見たのはディズニーシーのカエルショー(※世間一般では「レジェンドオブミシカ」と呼ばれているもの)に出演するかえるさんでしたし。

かえる年の今年、より多くのかえるたちと出会えることを願って、明日からは注意深く窓を見守りたいと思います

骨髄バンク無事終了!!

2008-05-25 23:57:01 | ダンス話&スタジオM
今年の「命のつどい・ふれ愛こんさーと」が無事終了しましたー!!!
画像は出演終了後に受付のお手伝いに行ったメンバーです。
この衣装で受付に立っていたら、帰り際に「いつも見てます」「とっても良かったですよ~」とおっしゃるお客さまに大勢お会いできました

それにしても我々の出演の一曲目、この服装で舞台上に勢揃いしたときの客席のどよめきといったらすごかった
踊りが始まってもしばらくは収まりませんでした。

すでにフェスタmy宇都宮やろまんちっく村で披露済みなのでこの衣装を目にしたことのある方は多い筈ですが、30人近くが一堂に会するとこれまた迫力が違うのでしょうね。
緊張していた人が多かったと聞いたけど、ビデオを見ても衣装同様エレガントに踊れていたようなので無問題です

ちなみにあの衣装で踊る新曲はもう決まってます!じっさい、明日から早速始まります。
あのドレスと帽子に相応しく、飛行機より船旅が主流だった時代にゴージャスな客船で優雅に旅立つイメージの曲です。どうぞお楽しみに。

そうそう、ビデオを見て何よりうれしかったのは生徒さんの立ち位置・フォーメーションの精度がレベルアップしていることです。
「ステージ映えする立ち位置」は必ずしも「踊ってて楽な位置」とは合致しません。
そのためここ何年も、すべてのクラスのレッスンで列の作り方や隣の人との間隔などをしっかり練習してまいりました。

今回の出演では、レッスンの時そうたって練習してきたことができている生徒さんのなんと多かったこと!!
立ち位置がよくできているグループは、(踊っている自分達には分らなくても)確かに照明効果が存分に活かされ、客席からすべての出演者がバランス良く見えていました。
一番外側に並んだ人は隣の人との間隔が分らずつい広がりたくなってしまうんですが、これも両脇でしっかり抑えてくれている人が多かったです

出演回数を二回三回と重ねて来たグループの上達はやはりさすがにめざましいですし、初出演の生徒さんたちも綺麗に踊れていて、ビデオを見ながらとても誇らしく思いましたです

来年の開催は5月24日!!
次回もまた楽しくがんばりましょう
てか、マミちゃんの誕生日じゃん。

♪骨髄バンクのお知らせ♪

2008-05-24 03:35:20 | ダンス話&スタジオM
今朝「日曜日のスタジオMの出演時間はいつ?」というお問い合わせをいただきました。
そこで日曜日のこと...ああっ、日付の上ではもう明日を書いておこうと思います♪


明日のチャリティコンサートの正式名称は「命のつどい・ふれ愛こんさーと」といい、県総合文化センター・メインホールで開かれます。

基本的に入場無料なので、チケット等なくてもお入りいただけます。
ステージのビデオ・写真撮影は禁じられているとのことですが、何時から何時までいてもOKで出入り自由です。

われらが「スタジオMダンスアカデミー」は午後1時から出演の予定です。
ただ予定は未定...うちの前の団体さんが時間どおりに終わらなかった場合は開始時刻が前後するおそれがありますので、時間に余裕を持ってお越しになることをお勧めします
それに、一曲目にぜひとも堪能いただきたい目玉を持っていきますし

スタジオMの持ち時間は2時間半です。
ちなみにマミちゃんと私のデモンストレーションはその真ん中より若干前、2時を過ぎる頃に踊られると思います。
グループのお揃いの衣装を手配するのにギリギリまでかかったため我々二人のデモ衣装がおろそかになりまくりましたが、いちおう辛うじてドレスです
もうサイズの微調整なんて今日ようやく仕上がったところですからね。そうとうギリギリです。
どの程度皆さんの目を楽しませられるか甚だ不安です...。

どのクラスも日曜のために一生懸命練習を積んできましたので、きっと素敵な舞台にできると思います♪
そりゃあ順番を間違えたり笑顔になりきれなかったりすることもあるかもしれないけど、最終的には出演者一人ひとりがステージを楽しめればいいのです。
その楽しさはきっとお客さまにも伝わるはずですから。

で、演目の最後にはフィナーレがあります。
時間の制約で全員は舞台に乗り切れないので、有志一同が舞台に上がってみんなで踊ってご挨拶します。
最後までお楽しみいただければ幸いです♪

代車DE場当たり

2008-05-22 23:30:17 | ダンス話&スタジオM
いえ、場当たりと代車とは何の関連性もないんですがね。
ただ昨日が骨髄バンクの場当たり日で、それにたまたま車検が重なって代車で馳せ参じたという、それだけのお話です。

そう、今うちのRさんが人生初の車検に出ています。
数年前に家に来てからこっち、Rさんは仕事で県内広域に乗り回しているのはもちろん、ディズニーリゾートにもハワイアンズにも遠征してよく働いてくれてました。
だからRさんと3日間も離れるのは寂しいですが、まあこの期間くらいゆっくりさせてあげられたらいいなあと思っておりますです。

代車としてお借りしたのは同メーカーのセダンで、後ろが荷台じゃなくなるとこうも小回りなのとマミちゃんが驚いてました。
私はこの車がかなり旧型なので、アナログっぽいスイッチとかツマミとかをいじくり回すのに無上の喜びを感じています。
昔のスイッチって、押したり回したりした手応えが確りしてていいやねえ。いちいちカチッと音がするのもたまりません。あ、ウィンカーの音が「カッツンカッツン」みたいな硬質の音なのも萌えます。

うちのRさんの宇宙船のコクピットみたいなSF的運転席も好きだけど、私は昔っぽくて角張ってる感じの機械も大好きなのです。
あぁ、宇宙船だって現実にそのへんの人が乗り回すような時代になったら、ピカピカ青く輝いてるようなのじゃなくて『カウボーイビバップ』に出てくるような生活感ばりばりの代物がほとんどなんじゃないかと思いますけどね。

マシンがみんないかにも使い込んで年季の入ったものばかりだって所も、『ビバップ』の好きなところの一つです。
乗り物じゃなくて通信機なども、やたら角張っててコンパクトといいがたく今の携帯よかよっぽど昔っぽい(笑)。
どうもこれらの『ビバップ』に出てくるアイテムに萌えるなあと思っていたら、私自身がそういう昔ながらの機械フェチだったからなんですね。

そんなことを代車のスイッチを(何のスイッチかも分からぬまま)いじり倒しながら妄想しております。
昔の機械って、説明書なしでもスイッチを片っ端からいじっていくうちに使い方が分ってくるという単純明快さもたまりません。


って妄想話はもういい(笑)。
その代車で行った場当たりの話です。

いよいよ日曜日に迫った骨髄バンクの場当たりは、本番と同じ県総合文化センターメインホールで行われます。
うちの主催じゃないので、もらえる時間はごくわずか。曲をかけることすらできません。
それでも「時間厳守で」と言われている以上、最善を尽くすのがマミちゃんと私の務めってものです

ここで場当たりに参加するうちの生徒さんのために、このような場当たりで最大限の効果を得るポイントをおさらいしておきましょう。
せっかくわざわざ参加したのに、時間に追われて訳わからんうちに終わってしまったというのでは勿体ないですものね。

最も大切なのは、予め自分の立ち位置を把握しておくことです。
直前のレッスンで誰がどの位置に立つか確認済みと思います(すべてのクラスで必ず場当たり前に決めるようにしてます)。
その際、自分の分だけでいいので立ち位置をしっかりメモするなりして覚えておいてくださいまし。

皆さん振り付けは一生懸命メモするのに、立ち位置となると書かない人が多いです。でも、立ち位置を記録しておく方が振り付けのメモなどよりよほど大切です。
きょくたんな話、立ち位置さえ書き留めておけば振り付けなんてうろ覚えでいいくらいです。
だって振り付けは隣の人をコッソリ見ながらだって踊れるけれど、立ち位置を把握できるのは自分以外あり得ないのですから。

レッスンの時点でステージに貼る目印も本番どおりに付けますので、そちらもぜひご活用くださいね。
特に一列目の方は、この印を頼りに正確に入ることが全体の並び方を美しくするための鍵です。
全部暗記するのは難しいので、必ずメモを取っておきましょう。そして、立ち位置を覚えるまではそのメモを持ったまま練習することをおすすめします。

それともうひとつ。これらのメモは自分自身で取ることを強くおすすめします。
グループの部長さんや誰か親切な人が全員分とか友達の分を書いてコピーしてあげるクラスが時々ありますが、それだと一人ひとりがなかなか覚えられません。
自分で調べて考えて書く、このプロセスが記憶力向上のために重要なんですね。

そして場当たりの日は自分の順番が来るまでのあいだに前の人たちの場当たりをしっかり見ておきましょう。
スタジオMのクラスであれば列の配分などで共通しているところが絶対にあるので、あとで自分が立ったときの目安になります。
一列目はどのくらいの位置から入場するのかとかね。

ほかのクラスを見ながら自分の立ち位置を改めて確かめておくことも大切です。そうやって何度も何度も確かめていれば必ず覚えられるのです。
こうしておけば自分の順番がきた時に確実に正確な位置に入れますし、しっかり頭に入れられると思います。
本番の日に緊張や照明で目がくらんでも、立ち位置さえよく覚えておけば大丈夫。「次の位置どこだっけ?」などと悩んで踊りまで忘れてしまうといった事故は最大限回避できるはずです。

通常のレッスン中はつい振り付けの方に神経がいって立ち位置がおろそかになりがちなので、ぜひ場当たりの機会を活用して身体に覚え込ませましょう。
そうすると本番直前にメモを見ただけですぐ自分の立ち位置と移動が把握できるようになり、慌てないで済みます。

場当たりで一曲あたりにもらえる時間は本当にわずかですが、うまく使えば短期集中で覚えるためにとても役立つ時間です。
うちの生徒さんたちにはぜひともご活用いただきたく思います♪

リハーサルが命です

2008-05-20 23:39:21 | ダンス話&スタジオM
土曜日のろまんちっく村のビデオを二種類ほど拝見させていただきました
イベントビデオは何本あっても嬉しいものです。撮った方によってアングルも映っているシーンもまったく違いますからね。
できる限り現場の状況を知り次回のイベントに反映させるため、非常に貴重な資料となるのです

面白いのは、思いがけずお客さまの声が入ってるってことです。
お客さまの声って店頭にあるアンケート用紙ではなく(※当り前)、文字どおり現場の生の声ですね。
私はそうとう地獄耳なんで、舞台の曲が大音響でかかっていてもカメラ近くの席の声はたいてい聞こえます。
地獄耳というより、何かの音に別の音が混ざると瞬時に判別するのが得意技(技かよ)なんですわ。
周囲の3組くらいの会話は余裕で聞き分けられますので、皆さんそこんところ良くご承知おきください(笑)。

で、今回私の地獄耳がキャッチしたのは、デモの後そそくさと去っていく我々の後ろ姿を見ながら「何も言わないのね」との声!!(爆笑)
う~ん前後の文脈が謎だし現場で聞いたわけじゃないんでどういう意味か分らないけど、もしやそれって我々のコト!?
(まあ「フラの曲の意味を解説しない」という意味ってこともなきにしもあらずですが)

もし我々のコトだとしたら、挨拶もなしでゴメンナサイ!!!我々はステージでは多くを語らぬのです。
特に今回は主催のKさんがしっかりMCしてくださってたので頼り切ってました~。
よしんば頼れる相手がいなかったとしても、我々が舞台で喋ることはまずありません。

なにしろマミちゃんはえっらい口下手です。
前に生徒さんの結婚式でスピーチを頼まれた時、「お祝いの挨拶の代わりにダンスを踊ります」とかぼそい声で辛うじて宣言するや否や、ほんとにスピーチゼロで踊り始めました。

マミちゃんを知る人は信じないでしょう。信じないですよね。マジでそれじゃあダンス屋なんてやれないもの(笑)。
でもこの人はレッスンや気心の知れた人とのざっくばらんな会話なら問題ないんですね。不特定多数の前でスピーチするのがひたすらダメダメなのです。
私はさすがにそれほどではないですが(むしろ人対人の会話の方がよほど緊張します)主宰者の母を差しおいてまで喋ることもないですし。
そういうわけで、ご挨拶もままならぬことをお許しくださいまし

衣装を美しいと思い、踊りに感動していただくことができれば充分です。それが我々スタジオMの主張のすべてです。
舞台の上では言葉が足りない分を衣装と踊りが語ればよいのです。偉そうな御託による先生の権威づけなんて、いらないのさ。
完全な職人気質ですね。
今後も、失礼にあたらない程度には喋らずに済ませるかと思います(笑)。


とはいえおととい日曜のリハーサルは完全に「気心の知れた」メンバーばかりなので、マミちゃんもいっさい支障なく(※ふたたび当り前)喋りまくりました。
喋りとカウントのとり過ぎでノドが痛いほどです(←程ってモノが)。
明け方までかかって書いた立ち位置の図が甚だ不安でしたが幸い大筋で間違いはなく(※つまり小筋にはあった)無事リハーサルが進みました。

急ピッチですべての曲を練習してしまったけれど、初対面の人同士が踊る曲に関してはなるべく入念にしましたし、ありがたいことに今回はどのクラスも今週レッスンがありますのでこれから踊り込みが可能です。
だから「こないだのレッスンで覚えきれなかった」とか「疑問が残る」という人も無問題です

というわけで今日のボリウッドの後に「疑問があったら何でも聞いてね」コーナーを開いたら、「フラのこの曲のここは?」「ジプシーのこの部分は?」と質問があっちこっちに激しく飛びまくりました(笑)。
そうでした。このクラスの生徒さんたちはみな、3~4クラスを掛け持ちするメンバーなのでした。

でもそれだけ場数が多いからこそ、このクラスのメンバーによるボリウッドはとかくフォーメーションの流れが俊敏です。
立ち位置を図にしきれないほどたくさんの隊形に目まぐるしく変化し、同じ位置に留まることは十数秒とないんだけど、今日あたりになると皆さんすっかり飲み込んでました。
フォーメーション能力は純粋に経験の数がものをいうのだとつくづく思います。

怒濤の二日間

2008-05-19 23:55:48 | ダンス話&スタジオM
え~、先週末は
17日(土)ろまんちっく村出演!!!
18日(日)骨髄バンク合同リハーサル!!!


...という、じつに壮絶な週末でございました。

我々だけでなく、二日連続で出た生徒さんたちもほんとにお疲れさまでした!!
ろまんちっく村に出たメンバーは骨髄バンクでの出演曲も多い人がほとんどですから、長時間×丸二日ですもんね。なかなかハードでしたよね。
あと、ろまんちっく村に見に来てorビデオを撮ってくださった生徒さんたちもありがとうございました♪


まずはその土曜日、ろまんちっく村です。
先日お話しした毎年恒例の「ワールドオーキッド」のアトラクションとして出演させていただいたのですが。
今年はとにかく例年にもましてお客さまが多かった!!!
ワールドオーキッドじたいが初日からいつも以上に大盛況だったそうで、我々が出演した土曜日も夏休みの週末のディズニーランド(シーじゃなくてランドの方よ)並みにお客さまが多く、館内の移動も大変な状態でした。

したがって必然的に我々の出演時もステージ前にはすごい人出が!!!
開始よりだいぶ前の時点ですでにステージ側から蘭の展示が見えない人口密度に達し、立ち見の人数も凄まじいほどでした。
主催の宇都宮蘭友会の皆さんは早くからお待ちのお客さまにとても気を遣ってくださり、それでも時刻前に始めてしまうわけにはいかないので、蘭栽培の豆知識を解説したりして繋いでくださいました。

ようやく11時になり、まずはドレスのジプシーからスタート!!
曲目はフェスタmy宇都宮で初披露したナンバーですが、このドレスを公開したのはこれが初めてです。
洋服屋さんに無理をお願いして、ろまんちっく村出演者のドレスを大急ぎで仕上げてもらったのです。
色彩は品よく派手ブラウス部分の柄物の生地は二種類あるんですが、こうして見るとほとんど変わらなくて良かったです。

裏事情を申せば、マミちゃんが生地屋さんで一目惚れしたこの生地(思い描いた理想とピッタリ同じだったらしい)の唯一の問題点は、同一色で全員分に足りる量がなかったことだったのです。
それでもあまりに理想と同じなので諦められず、二色使えば人数分足りるということで(※「生地量を節約する」という文字は我々の辞書にはない)できるだけ近い二色を買い求めました。

さて、次なる問題はこの異なる二色の両方に合うベースの無地の色を見つけだすことです。
黒にすれば無難なんだけど、こないだのジプシーにも黒を使ったし全体が黒くなり過ぎるのでなるべく避けたい。
うちにあるいろんな服の色と合わせて検討を重ねた結果、今回の色になりました。ブラウスと同じ柄の生地を裾の方に使っているのもスパイスね。

もっと裏事情を申せば、このドレスの元ネタは去年のディズニー・ハロウィーンのエスメラルダです(笑)。
出来上がりはまるで違うけれど、このドレスのシルエットをより良くするためにエスメラルダの原案が随所で活かされてます。

納得するまで理想像に近づくのに思いのほか時間がかかり、完成がずいぶん遅れてギリギリになってしまいました。
でもまあなんとか間に合ったし、骨髄バンクに出る生徒さんたちの分を間に合わせる算段もついたので、ようやくホッとしたところです。

二・三曲目はフラ、あの貴婦人ドレスです。
今回のステージは高さがなかったので、客席の位置によってはあの素晴らしいスカート部分が見えなかったと思われるのが残念です。
帽子とブラウスだけ見ても素敵だと思うけどね。ただあのドレスは色彩だけ見るとものすごくシックなので、あのシックな色彩でスカートがとてつもなくゴージャスというのがウリなんです。だからお客さまにはぜひ頭のてっぺんから爪先までとくとご覧いただきたいと、斯様に思っているわけです。
骨髄バンクでは全身しっかり見渡せますので、よく見えなかった方はこちらも是非!!

そして四曲目は我々二人のデモでした。
あの貴婦人ドレスは本来デモ用に作ったものだったので、あれに代わるデモドレスを作るのが間に合わず(笑)前のを引っ張り出してきました。
代わりと言ってはナンですがせめてアクセサリーは滅多にデモに使わない「至近距離用」を着けてみました。
繊細な編み目を施したラウハラハットと、日本ではちょっと珍しいベージュのシェルレイですね。

マミちゃんはこういう「パッと見は派手じゃないけど至近距離で見ると実は結構素敵なモノ」が大好きでいろいろ持ってるんですが、いかんせんこれらは大舞台のデモには向かない...。
こういうイベントにしか登場しないレアなアイテムってことで、衣装が中古なのはひとつ許してつかーさい(笑)。

デモの間に着替えたフラ組が舞い戻り、イエローのドレスで踊りました。
ドレスは以前から使っているものですが、曲は今度の骨髄バンクでも踊るわりかし新しめの曲です。アップテンポでいつもけっこう好評をいただくんですね
こちらは慣れているし記憶に新しいので、ビデオを見ると不幸な事故も余りなく綺麗に揃ってました

最後はやはりドレスのベリーダンスです。
しかしこの初披露の衣装で登場したその時、辺り一面がなんともいえない現実離れした空気に包まれたのが分りました。

普通ベリーダンスの曲というと、胸などパーツ別に動かしたりするとヤンヤの喝采がおき、とりわけこういう至近距離のステージは一挙にキャバレーのムードに変貌するものです。
今回も登場と同時に辺りのムードが一変したとこは同じだったのですが、なんというか空気がいつものキャバレー的な盛り上がりとはまったくの逆方向。
お客さまの表情もいつもと違います。まるで浮世離れした世界に誘われたかのような夢見心地になったのです。

今回のベリーダンスはベールです。
それをあたかも天女の羽衣のような現実離れした色彩のベールと、同じ色合いのぼかし染めのふわりとしたスカートで踊ったところ、今までにない幻想的な雰囲気を醸し出すことができました。

「ことができました」って、狙った効果じゃないんですけどね。予想外の効果に我々も驚いています。
でもばりばりキャバレーな感じのこてこてベリーダンスの中に、たまにはこういうエキゾチックで幻想的なイメージの曲があるのもなかなか素敵ではないかと思います。
このシルエット、みんなのスタイルもけっこうよく見えるしね。うふふ。

ベリーダンスが終わったところで、フラ組のメンバーも全員集合してフィナーレを踊りました。
本番よりこういうフィナーレの方がハジけた笑顔の人もいて楽しいです(笑)。

後半はフラ組とオリエンタル組の顔ぶれを交代して踊りました。
両方踊った竜童組、いえ流動組の感想を訊くと、オリエンタルの方が踊り慣れない曲が多いので神経がそっちの方に行ってしまい、けっきょくフラ側に沢山反省点がという方がけっこう多かったですね。

でも骨髄バンクも近いことだし、その後にもいろんなイベントが決まりつつあるし、出来るだけたくさん舞台で踊っておいた方がイイと思って今回は敢えて両方踊ってみました。
おかげで土曜日に出た人や、出演しなくても前日のイベントレッスンに顔を出していた生徒さんたちは、日曜日のリハーサルでも勘が冴えていたようです

ろまんちっく村♪

2008-05-15 03:23:18 | ダンス話&スタジオM
今日はベリーダンスとジプシーダンスの衣装がうちに届きました~
...って、あと一日早ければ昨日のレッスンの時生徒さんたちに渡せたのにねえ
タッチの差で間に合わなくてごめんなさい~~。でも、土曜日のろまんちっく村では必ず着られるように運び屋します

ということでっ。
来る17日(土)のワールドオーキッド2008inろまんちっく村では、一挙に二種類の衣装が初お披露目となります
こないだのフェスタで着られなかった「あの衣装」も完成したばかりの「あの新曲」もついにお蔵出し。
骨髄バンクより一歩早く最新曲をご覧いただけます

「ワールドオーキッド」は蘭友会さんの主催で毎年ろまんちっく村のフラワードーム(あ、名称が変わったらしい?ローズハットでしたっけ?でも場所は例年と同じ)にて開催されるイベントです。
そして我々もここ数年アトラクションとして踊らせていただいております

蘭展は通常有料の催しですが、当日「ダンスを観に来た」と受付でお伝えいただければ入場無料でOKだそうです

ショータイムは午前11時からと午後1時からの2回公演です。
内容は同じですが、出演者がたしょう変わります。
今回は午前と午後が近いので、よろしかったら2回ともどうぞ
なお、今回の演目にはマミちゃんと私のデモンストレーションも含まれてます。

蘭をご覧になるついでに、スタジオMのショーにも足を運んでいただければ幸いです

忙殺~~

2008-05-14 00:36:45 | 徒然話
いやはや、誕生日の書き込み以来とんとご無沙汰してしまいました
「なにやってんだこいつ」と思いつつも辛抱強く覗いてくださっていた皆様、ごめんなさい&ありがとうございました

しかし今回は海外に行ってたのではありません(←前回のメリモ失踪の際、「しばらく更新がないから日本にいないと思ってたわ」と突っ込まれた鋭い方が)。

え~前半、誕生日の書き込みをした頃からの一週間(つまりゴールデンウィーク)は都内某所のホテルに缶詰して研修に明け暮れてました。
前回の書き込みに載せたへんてこな自画像は、そのホテルのベッドに寝っころがって撮った代物だったのです。
ほんとは顔が逆さまに写るように撮りたかったのだけど、どういう向きで撮ったらいいのか分らず、ただのへんなセルフポートレイトになっちまいました。

寝っ転がってる間は気楽に振る舞ってますが、実は立ち上がると生きてるだけで筋肉痛がひどい状態でした。
初日にひたすらベーシックをやらされたのが最後まで響いてとにかく壮絶な筋肉痛で、ちょっとした坂道を歩くだけで悶絶する有様でした。
ましてや階段など昇降しようものなら一発で気絶しかねないレベルだったため、車いす用スロープやエレベーターをこれほどありがたく感じたことはありませんでした。

ただし筋肉痛は骨折などと違い見た目では分らないので、日々の通学の際に決死の思いで電車に乗り込んでももちろん席は譲られません(笑)。
ま、怪我でも病気でもないから別にいいけどね。だいいち立ち座りがこれまたホネなので、ぎゃくに立ちっぱなしの方がある意味ラクです。

もっとも筋肉痛を誘発する体育会系筋トレばかりやっていたわけでは決してなく、実にさまざまな面で勉強になることばかりでした。
そのあたりの話はこれまた後々いたしますとして。

帰ってくると今月のイベント準備が待っていました。
てか、今もまだ大量に待っています。
音づくり、フォーメーション&立ち位置考案、衣装の最終調整など仕事は山のよう。いくら頑張っても終わりません。
帰ったらクィーンのデコレーションケーキでバースデーの仕切り直しだい、なんて言ってたのは夢のまた夢。明るくなってから就寝する生活がまたまたやって参りました。

今もそんな準備のまっただ中だけど、今日は珍しく日の出と競争せずに寝られそうです
というよりももう頭が保たない...。何も考えられなくなってきた.....。
てことで、あきらめてぼちぼち寝ます。明日はもっと捗りますように。

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