話が前後しますが、今日はディズニー一日目にシーで見たオリエンタルダンスショー「プレシャストレジャー・オブ・アグラバー」のお話です。
これはシーの右奥にあるアラビアンコーストの中庭中央の特設ステージで行われているショーです。
実はこれ、いわくつきのショーなんですよ(笑)。
というのも前回来た時、正式なプログラムにはなっていなかったのですがすでにこのショーが行われていて、案の定マミちゃんは盛んに見たがっていました。
しかしショーが一日何度も行われているのをいいことに、私はそれよりもっとやりたいこととか乗りたいものを優先してしまい、そうこうしているうちに雨が降り出して、見ようと思った頃にはドシャ降りで中止になってしまったのです。莫迦だよなあ、私。
私が斯様に莫迦だったばっかりに、その件でマミちゃんにいい加減根に持たれる羽目になりました。
もう二度と恨み言を言われるまいと、今回は慎重にスケジュールを組み、必ずこれが見られるように気を遣いまくりました。
アラビアンコーストは雰囲気的に最も大好きなエリアです。
ただでさえ闇雲にシーを好んでいる私が特に好きなのですから、好き加減が半端じゃありません。毎回つい無意味にフラフラ吸い込まれてしまうほどです。
その理由はただ一つ、これがものすごくよく出来たアラビア世界だからですね。
中庭を取り囲む建物の数々は、よーく見ると建築様式の地域(ペルシャ風もトルコ風もエジプト風もあるぞ)や時代設定がバラバラなような気もしますが(笑)、とりあえず色彩は合っているし確かにアラビア世界を模していて素敵です。
しかも、スーク(市場)っぽいエリアではひっきりなしにベリーダンス音楽が流れているんですよ。
それも私が一番愛している、ちょっと音質が悪くて泥臭いエジプトの音楽ですわよあれは。もう悶絶しそうです。
そんな素敵なアラビア世界の真ん中にこのショーのために作られた特設ステージも、いちおうオリエンタルな雰囲気で作られています。金色の曲線的な装飾なんかは、どちらかというとちょっとインドっぽい気がしないでもないけどね。
そういえばドバイのゴールド・スークで売っていたインドっぽいアクセサリーってあんな感じだったよなあ、とか考えつつ舞台を眺めているうちに、ショーの音楽が始まりました。
ダンサーが登場する前に長々と音楽を流すというのはベリーダンスの定石ですね。へたすると1分とか、照明だけが当たっている誰もいないステージを眺めて焦らされることになります(笑)。
ひとしきり音楽が流れてから、いよいよダンサー集団が登場します。
ちなみにディズニーキャラクターは出ないショーです。まあ、ここで私がいわなくても、会場に行けば従業員の人が耳にタコができるほど言ってますけどね。
構成メンバーは全部で7人。うちタブラ(インドのじゃなくてアラブの)の演奏担当の男性が2人、叩きながら現れます。
あとの5人はダンサーですが、2人の男性はもう明らかにインドのターバンとコスチュームを着ています。ほんと、CD『インドカレー屋のBGM』のジャケットみたいなベタベタのインドファッションですね。
女性3人は全員ガウンを羽織っていますが、脱いだときの服装は2人がリンリンランラン(っていつの時代だ)みたいなお揃いで、ハーレムパンツをはいています。
ちなみに、ハーレムパンツというのは実際のベリーダンスではあまりしない装いです。つまり、この2人の衣装はあくまでも「オリエンタル風」といった感じで、ベリーダンサーよりはバレエなどのアラビア風コスチュームに近いです。
最後の1人、彼女だけが所謂ベリーダンスのコスチュームですね。だからお臍も出しています。そういえばディズニーでは露出の多いときはファンデーションを着ていたのに、ナマ腹を出していいのかなあ。そうしないとベリーダンスの感じがしないから、この方が断然いいですが。
男性ダンサーは大袈裟な曲に合わせて派手な身ぶりで歌って踊ります。
って、まんまボリウッドじゃないすか!!
階段に片足をかけて歌い踊る様など、ボリウッド映画を見ていると錯覚しそうです。
一度剣を出してきたので「お、もしや頭とかに乗っけるの!?」と期待したのですが、おざなりに振り回して終わりだったのでちょっとがっかりしました(笑)。
頭にくらい乗っけてくれよ。あれ、傍目で見るより簡単だから。
女性2人の踊りも似たようなもので、随所にオリエンタルを意識した動きも取り入れられていますが、オリエンタル「風」ダンスの域を出ません。
唯一ベリーダンスらしい踊りだったのが、思った通りベリーダンスの格好をした女性でした。
曲もHossam Ramzy(エジプトが誇る天才ドラマー)を使ってましたし、振り付けもまさしくベリーダンスです。
分量の多いスカートをはいてて、ちょっとジプシーっぽい動きもありましたしね。
これはマミちゃんと私の見解ですが、おそらくこのショーには振付者が二人いるのではないかと思われます。
一人はプロの振付家であっても、明らかにオリエンタルダンスの造詣はない人ですね。ディズニーのシステムがどうなってるか知りませんが、専属の振付家かもしれません。
その人が男女各2人のオリエンタル「風」ダンスや、全員で合わせる部分などを振り付けているのでしょう。
そして、ソロの女性の振り付けはこれとは別の人がやっているものと思います。もしかしたら踊っている本人かもしれません。
だからベリーダンスの動きとしては、ソロの人の振り付けだけが「わかっている」感じがするのですが、この振り付けには衣装への意識が感じられません。
つまり、せっかく着ている衣装を活かした振り付けになってないのですね。衣装と振りが分離している。そこがちょっと素人くさいですね。
その点でもう一方の振りを考えてる人は、オリエンタルダンスは出来なくても「衣装を活かした踊り方」や「効果的なフォーメーション」などのツボはしっかり押さえられていて、プロの匂いが漂います。
いずれにしても、ショーとしては内容が濃くて迫力もあり良い出来だと思われますので、ダンスが好きな人とか、マジックランプシアターのファストパス時間待ちの人、そして音楽に引かれて吸いよせられてしまった人などにはお勧めです。
これはシーの右奥にあるアラビアンコーストの中庭中央の特設ステージで行われているショーです。
実はこれ、いわくつきのショーなんですよ(笑)。
というのも前回来た時、正式なプログラムにはなっていなかったのですがすでにこのショーが行われていて、案の定マミちゃんは盛んに見たがっていました。
しかしショーが一日何度も行われているのをいいことに、私はそれよりもっとやりたいこととか乗りたいものを優先してしまい、そうこうしているうちに雨が降り出して、見ようと思った頃にはドシャ降りで中止になってしまったのです。莫迦だよなあ、私。
私が斯様に莫迦だったばっかりに、その件でマミちゃんにいい加減根に持たれる羽目になりました。
もう二度と恨み言を言われるまいと、今回は慎重にスケジュールを組み、必ずこれが見られるように気を遣いまくりました。
アラビアンコーストは雰囲気的に最も大好きなエリアです。
ただでさえ闇雲にシーを好んでいる私が特に好きなのですから、好き加減が半端じゃありません。毎回つい無意味にフラフラ吸い込まれてしまうほどです。
その理由はただ一つ、これがものすごくよく出来たアラビア世界だからですね。
中庭を取り囲む建物の数々は、よーく見ると建築様式の地域(ペルシャ風もトルコ風もエジプト風もあるぞ)や時代設定がバラバラなような気もしますが(笑)、とりあえず色彩は合っているし確かにアラビア世界を模していて素敵です。
しかも、スーク(市場)っぽいエリアではひっきりなしにベリーダンス音楽が流れているんですよ。
それも私が一番愛している、ちょっと音質が悪くて泥臭いエジプトの音楽ですわよあれは。もう悶絶しそうです。
そんな素敵なアラビア世界の真ん中にこのショーのために作られた特設ステージも、いちおうオリエンタルな雰囲気で作られています。金色の曲線的な装飾なんかは、どちらかというとちょっとインドっぽい気がしないでもないけどね。
そういえばドバイのゴールド・スークで売っていたインドっぽいアクセサリーってあんな感じだったよなあ、とか考えつつ舞台を眺めているうちに、ショーの音楽が始まりました。
ダンサーが登場する前に長々と音楽を流すというのはベリーダンスの定石ですね。へたすると1分とか、照明だけが当たっている誰もいないステージを眺めて焦らされることになります(笑)。
ひとしきり音楽が流れてから、いよいよダンサー集団が登場します。
ちなみにディズニーキャラクターは出ないショーです。まあ、ここで私がいわなくても、会場に行けば従業員の人が耳にタコができるほど言ってますけどね。
構成メンバーは全部で7人。うちタブラ(インドのじゃなくてアラブの)の演奏担当の男性が2人、叩きながら現れます。
あとの5人はダンサーですが、2人の男性はもう明らかにインドのターバンとコスチュームを着ています。ほんと、CD『インドカレー屋のBGM』のジャケットみたいなベタベタのインドファッションですね。
女性3人は全員ガウンを羽織っていますが、脱いだときの服装は2人がリンリンランラン(っていつの時代だ)みたいなお揃いで、ハーレムパンツをはいています。
ちなみに、ハーレムパンツというのは実際のベリーダンスではあまりしない装いです。つまり、この2人の衣装はあくまでも「オリエンタル風」といった感じで、ベリーダンサーよりはバレエなどのアラビア風コスチュームに近いです。
最後の1人、彼女だけが所謂ベリーダンスのコスチュームですね。だからお臍も出しています。そういえばディズニーでは露出の多いときはファンデーションを着ていたのに、ナマ腹を出していいのかなあ。そうしないとベリーダンスの感じがしないから、この方が断然いいですが。
男性ダンサーは大袈裟な曲に合わせて派手な身ぶりで歌って踊ります。
って、まんまボリウッドじゃないすか!!
階段に片足をかけて歌い踊る様など、ボリウッド映画を見ていると錯覚しそうです。
一度剣を出してきたので「お、もしや頭とかに乗っけるの!?」と期待したのですが、おざなりに振り回して終わりだったのでちょっとがっかりしました(笑)。
頭にくらい乗っけてくれよ。あれ、傍目で見るより簡単だから。
女性2人の踊りも似たようなもので、随所にオリエンタルを意識した動きも取り入れられていますが、オリエンタル「風」ダンスの域を出ません。
唯一ベリーダンスらしい踊りだったのが、思った通りベリーダンスの格好をした女性でした。
曲もHossam Ramzy(エジプトが誇る天才ドラマー)を使ってましたし、振り付けもまさしくベリーダンスです。
分量の多いスカートをはいてて、ちょっとジプシーっぽい動きもありましたしね。
これはマミちゃんと私の見解ですが、おそらくこのショーには振付者が二人いるのではないかと思われます。
一人はプロの振付家であっても、明らかにオリエンタルダンスの造詣はない人ですね。ディズニーのシステムがどうなってるか知りませんが、専属の振付家かもしれません。
その人が男女各2人のオリエンタル「風」ダンスや、全員で合わせる部分などを振り付けているのでしょう。
そして、ソロの女性の振り付けはこれとは別の人がやっているものと思います。もしかしたら踊っている本人かもしれません。
だからベリーダンスの動きとしては、ソロの人の振り付けだけが「わかっている」感じがするのですが、この振り付けには衣装への意識が感じられません。
つまり、せっかく着ている衣装を活かした振り付けになってないのですね。衣装と振りが分離している。そこがちょっと素人くさいですね。
その点でもう一方の振りを考えてる人は、オリエンタルダンスは出来なくても「衣装を活かした踊り方」や「効果的なフォーメーション」などのツボはしっかり押さえられていて、プロの匂いが漂います。
いずれにしても、ショーとしては内容が濃くて迫力もあり良い出来だと思われますので、ダンスが好きな人とか、マジックランプシアターのファストパス時間待ちの人、そして音楽に引かれて吸いよせられてしまった人などにはお勧めです。