舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

コエわずらい

2008-02-29 03:18:47 | 徒然話
ここ数日の疲れがたたり、すっかり喉をやられてしまいました。

私は生まれつき扁桃腺が弱くて、体調を崩すとすぐ喉にきて、喉にくるとすぐ熱がガァーッと上がってしまうのです。まいっちゃうね。
レッスンでは喋らないわけにはいかないのに、聞き苦しい声で皆さんにご迷惑をかけとります。

今回も先月同様初日に激しく熱が上がりましたが、幸いその日はすぐ帰って寝られたので、大量に汗をかいてすぐに熱が引きました。

熱が上がったときはとにかくバカみたいに部屋を暖かくして厚着して、毛布でぐるぐる巻きになって仮眠状態(もしかしたら仮死状態なのかもしれない)に入って汗をかきまくるに限ります。
最初は寒くて震えていたのが徐々に暑くなり、汗をかくまでになれば後は回復に向かうようです。
祖父良美さんも熱を出してはこの方法で回復していたのですって。

こうも疲れがたまってしまったのには、こないだうちから書いているように衣装が難産でなかなか仕上がってこないなど予想外のハプニングが相次いだことにも一因があるんじゃないかと思われます。
しかしその衣装もなんとか無事出来上がってきて、それぞれの細かいサイズの直しを除けばだいたい理想どおりに完成しました。よかったよかった。
後は小道具の到着を待つのみです。これらは既製品の輸入だったり、オーダーメイドでも大体の形は決まっているので、衣装のようなトラブルは普通起こりにくいと思います。
まあ、万が一それらがパーティーに間に合わなくても衣装だけで十二分に素敵なので、とりあえずはそれで凌いで完成形はフェスタや骨髄バンクで勿体ぶってお見せするという手もありますし(笑)。

そしてもう一つ嬉しいことに、そのパーティーでスタッフマークとして使うオリジナルグッズが出来てきました。
もう、めっさ可愛いです。でも柄を見るのは差し上げるときまでお楽しみということで、これまた勿体ぶってここでは公開しないでおきますね。
スタッフ以外の方はぜひ、当日スタジオのメンバーがつけているお揃いのマークを見つけてくださいまし♪

さて、まだまだ喉が本調子ではないことですし、今夜はぼちぼち眠ります。

第2回講座スタート

2008-02-28 03:21:05 | ダンス話&スタジオM
日光市レクリエーション協会主催のフラ講座・第2シーズンが始まりました♪
今度の会場はスタジオMのすぐ近所で、車だと5分もかかりません。歩いて通ってた私の小中学校より近いかも(笑)。

そんな近い場所に、あんなに綺麗な稽古場があるとは思いませんでした。
ダンススタジオというわけではないのですが、床は裸足で踊れるし(こないだはさすがに寒くて無理でしたが)、広さもたっぷりあるし、音響装置一式や大きなホワイトボードもあってとても便利です。

こないだ体育館でやったときは、レクリエーション協会の皆さんが大変な思いをしてそれらの機材を運びこまなければならなかったので、その負担を思うと設備の充実はほんとにありがたいです。
ストーブもありますしね。すぐそばの人は暑いくらいだったとか...。

我々にとってさらに嬉しかったのは、参加者の皆さんとの距離がとても近かったことです。
そうそう、キャンセル待ち(!)の人まで入っていただいたところ、けっきょく前回とほとんどかわらない人数になりました。
でも、こないだの体育館がだだっ広くて意思の疎通を図るのも一苦労だったのに対し、今回は生徒さんたちの反応がとてもダイレクトに感じられて、レッスンしやすかったです。

そしてやはり前回からのリピーターの方が来てくださいました!!
「前回やったことを全然覚えてなくて...」とおっしゃっていましたが大丈夫。また初めからしっかりおさらいしますから。
第2シリーズとはいえ続き物として開かれている講座ではないので、新しい方もたくさん参加しているのです。

基礎練習をひととおりこなしてから新曲の1番を練習したところ、協会の方が「今回の曲は前回より簡単ですね」とおっしゃいました。
いえいえ、そうではないんですよ。レベルとしては実際には前回とほとんど同じくらいの曲です。
頭では前回やったことをすっかり忘れてしまったような気がしているかもしれないけれど、忘れたことは無駄にはなってないんです。
無意識のどこかでこの踊りの感覚をちゃんと覚えていて、1回目よりずっと簡単に覚えられるようになっているんですね♪

決して「レパートリーの数=キャリア」ではないんですが、始めたての頃はこうして着実に一曲二曲と覚えていくことには、振付けが頭に入るのが早くなったり、基本ステップを覚えたりできる効果があります。

もちろん、必ず正しい基礎の練習と平行して振りを覚えるというのが、すっごく重要な大前提です!!
この段階で基礎がほぼ身につきますので、間違ったやり方をここで覚えてしまうと、後で軌道修正が大変になることも。
どんどん先を覚えたい気持もありますが、ここはひとつ焦らず、今後の自分の美しい踊りのためと思って基礎も大切にしたいところです。
今回の講座でも基礎はきっちり毎回おさらいいたします♪

祝!カウボーイビバップ復活

2008-02-27 02:53:04 | 徒然話
すばらしいニュースが飛び込んで参りました。
なんとあの私の最愛のアニメ『カウボーイビバップ』の再放送が始まったのです!!!!

再放送というのは正確ではないかな。
初めて放送されたのは地上波のテレビ東京(ただしフルバージョンではなかった)で、次にWOWWOWで全編とおして放送され、今回のは3度目のテレビ放映になります。
アニメ専門チャンネルとかではやってたのかもしれませんけどね。でもNHKで放映されるのは、私の記憶が確かならばこれが初めてです。

今回の放送は衛星第2で毎週月曜日深夜12時からです。
おお、コンバットの前!!ただし正直申し上げて、最近のコントのつまらないコンバットより遥かに面白いです(笑)。

しかも今回は一回の放送で2話ずつ放映されるのです!!贅沢だなこりゃ。
既にテレビ放映をほとんど録ってあるうえ、コンプリートDVDボックスに手を出そうかと悩んでいる身の上ではありますが、それでもテレビ放映というのは特別なんです。どうしても、テレビが導入されたばかりの昭和の家庭のように定時にテレビ前に馳せ参じ、正座して背筋を正して心を新たに見たくなってしまう魔力があるんです。

残念ながら昨日が開始日だったので、もう2話まで放映されてしまったのですがまったく無問題です。
『カウボーイビバップ』は基本的に一話完結のストーリーがほとんどで、その中で本筋(主要キャラクターの過去が明らかになったり、人間関係に変化が生じたり)の進行はありますが、エピソードを一つだけ観ても十分に楽しめるのがこのアニメの凄さです。
一話一話が凄く良くできているんですもの。私が初めて見たのは第7話でしたけれど、もうそれだけで十分痺れました。
(※後で知ったところによると、この回はスタッフの皆さんにとっても思い入れの深いエピソードだったようで、珠玉の短編が揃ったこのアニメの中でもとりわけ傑作の一つだったようです)

そうそう、『カウボーイビバップ』はハードボイルドでスタイリッシュなアニメとして紹介されることが多いですが、この作品の味わいはそれだけではありません。
限りなくかっちょいいくせに程よくチカラの抜けた笑いの要素が随所にちりばめられていることも忘れてはいけない魅力であります。

昨日放映されたSession #1は登場人物紹介の巻ってところです。
といっても、現時点で主要メンバーは2人しか出てきません。主人公のスパイク・スピーゲルと、その相棒ジェット・ブラックです。
彼らは「ビバップ号」に乗って宇宙を翔け、賞金稼ぎを生業としています。
あと3人(2人と1匹?)、主要メンバーが加わるのですが、それらは後のエピソードで語られます。
初回はちょっとシリアス要素が濃いめでしょうか。スパイクとジェットがメインに据わると渋い方向に行きがちですね。

そして後半に放映されたSession #2で早速第3のメンバー、ウェルシュ・コーギーの「アイン」が登場します。
ちなみに私は基本猫派ですが、このアインによって犬もだいぶ好きになりました(笑)。
そうとう萌えますこの子。むっちゃくちゃ頭がいいですし。わけあって普通の犬、いや、下手すると人間より賢い頭脳を持っているのだとか。

今後の放映では、まず早速第4のメンバー、フェイ・ヴァレンタインが一行に加わります。
正直いって私は彼女に惚れています。アニメの女性キャラの中ではいっとう好きだ。
なぜって、素晴らしいプロポーションに色っぽい大人の女顔のくせに性格はきわめて乱暴でガサツなとこが最高なんです。

アニメを日常的に見ている方はお気付きのとおり、アニメの女性は体型は良いのになぜか顔だけ童顔の人物が多く、それは私の好むところではありません。
しかしこのフェイ姐さんはそういった男性ファン向けの女性像とは明らかに一線を画しており、声優の林原さんもどうやら中盤からそれを会得したとみえ、声の上でもどんどん男に媚びないイイ女になってゆきます。

もう一人のメンバーが登場するのはそれよりさらに後のことです。
この人物は烏合の衆のビバップクルーの中でもとりわけ異色ですが、なかなかいい味を出してます。よく数えないと彼女の登場回がさほど多くない(一番遅く出てきて、一番早く去ってしまう)ことを忘れがちなくらい、光る個性を発揮しています。

彼らが同じ船で生活し、時には一緒に仕事したりしながらも、一人ひとり適度な距離感を保って好き勝手に生きているところがえらく私の好みに適ってます。
個人が自立しているために、無駄にひっつき合わずカラッと乾いてるんだけど、いざってところではお互いの能力をしっかり信頼している、私の理想の人間関係がそこにはあります。
主要メンバーをこういう関係にしたのも成功の要因といえましょう。
といっても、彼らがそんな人間関係を築くようになったのには各人の過去に理由がありまして、それも次第に明らかになってゆきます。

私がこのアニメにハマったのは中2の時で、当時かなり多くのアニメを見ていましたが、『カウボーイビバップ』を知ってしまったためにほかのアニメでは満足できなくなり、最近銀魂にハマるまでほとんど見なかったくらいです。
あれから10年経った今でも、『ビバップ』を超えるアニメはまだないと断言できます。音楽も映画もどれほど技術が進歩しようと名作は色褪せないけれど、アニメもそうなのですね。

せっかく10年経って私も大人になったのですから、酒など片手に『カウボーイビバップ』のスタイリッシュな映像と洒脱味ある台詞と菅野よう子さんの音楽に酔いしれてみたいものです。
これに煙草が加わればイメージぴったりなのですが(なにしろ登場人物のほとんどがヘビースモーカーなのだ、そして困ったことに吸う仕草が往年の映画スターの如く渋いのだ)、私はあいにく煙草を吸った試しがありませんので、酒だけにとどめておきましょう。
でも劇中のスパイクのように、ひどい宿酔いで目の下にクマ作って卵酒のお世話にならないよう適度にね(笑)。

カエル円陣

2008-02-26 23:23:19 | カエル偏愛
フォーメーションの考案や説明用デモンストレーションなどで活躍している我が家の50人組カエルさんに、新たな仲間が加わりました!!
新メンバーも1色5人ずつで、元いたメンバーと合わせると総勢60人になりました♪

昨日偶然東京のお店でこの子たちを見つけ、「おおお!!同じ子だ!!!」と感動して連れ帰ったのです。

新しい子たちの色は実にかえるらしいグリーンです。
前からいる子たちのサイケな色彩や蛍光色やパステルカラーも可愛いけれど、ここではかえるらしい緑色の子たち4色20人に円陣を組ませてみました。

でもこうしてよく見ると、前からいる子たちとはちょっと顔つき・からだつきが違いますよね。
というより国籍が違いそうです。だって瞳がブルーなんだもん。
体型も手足の指先がマルっとしてて、全身がいくらか平べったく、後ろ姿もけっこう違います。

こ、これは大丈夫なのか。50人の子たちとうまく馴染めるのか。それ以前に言葉が通じなかったらどうしよう.....。
一度は激しく心配した私でありましたが、こうして引き合わせてみたらなんてことはない、ごく自然に迎え入れられてました。

かえるというのは大変個人主義で、それこそ私が彼らを愛する理由の一つでもあるわけですが、好きこのんで群れたがらないかわりに誰とも頓着なく付き合えるタチのようです。
もう少し大きい子たち(ドンことかえるちゃんと仲間たち)にもその傾向があって、いろんな新顔がやってきますが快く仲間に入れています。
こないだやってきたエルク君のことも、かえるではないにも関わらずちゃんと仲良くしてくれているようで、我々としてはありがたい限りです。

彼らは寝るときも一緒で、くっつきあって横になったところに私がブランケットをかけておきます。
室内とはいえ、かえる肌に冬の日光の気候は寒いでしょうからね。お互いの体温であたためあっているものと思われます。
その点、北欧から来た寒さに強いエルク君は、かえるたちにとっても頼れる存在なのかもしれません。そばにくっつくと暖かそうですし。

婿入り

2008-02-24 23:27:18 | 徒然話
昨日、我が家にムコ殿がやってきました!!

ムコ殿の名はエルク君といいます。
エルクelkはシカ科の一族で、またの名をヘラジカ、ムースとも。
シカの仲間...そう、マミちゃんの眷属です。
マミちゃんはもう何年も前からこのエルク君に惹かれ、彼の実家に足繁く通いつめ、このたびようやく数年越しの思いが実ってめでたく婿入りと相成ったのです。

エルク君とのなれそめは、彼の実家ことボルボのショールームにたたずむこの子を垣間見したことから始まります。
いえ、垣間見というのは適切でないな。
マミちゃんは確かに何か引き付けられるものを感じてこの子を見つけたのです。
マミちゃんの目には完全にこの子しか映ってなかったため、その建物が自動車のショールームであることなどひとつも気づかぬまま一心に見つめる日々が続きました。

そうこうしてるうちに我が家の愛車サファリ(※20万キロ走破)が長年の重労働についに音を上げ、どんなに直しても水漏れがしたり怪しい音を発したりいよいよ限界になって参りました。
ぼちぼち買い替えなくちゃ、でも荷物がたくさん載らないとダメだし、かといってサファリとあんまり変わらないのもアレだし...と思案していたときのことです。
マミちゃんに天啓が下り、いきなりボルボはどうかと言い出しました。

はたして、「おお、こんなところにショールームが」とかいいながらあの建物に入った瞬間に、すっかり合点がいきました。
中ではあのエルク君が当然のような顔をして我々を出迎えたのです。

今となってはすべてが明白です。
マミちゃんにボルボの天啓を下したのはエルク君、この建物に呼んだのはエルク君にほかなりません。

もちろんボルボにした理由はそれだけじゃありませんが(笑)。
さらに幸運だったことに、我々の担当になったYさんがものすごく優秀で、今まで出会った営業マンの中でも一、二を争う素晴らしいプロでした。
Yさん以外の方も皆さんとても感じがよかったですけどね。

ものづくりの職人や料理人のプロは尊敬できる人に大勢会ってきたけれど、これほどの接客のプロにはお目にかかったことがないです。
この方の素晴らしいところは巧みな話術などという卑近なことではありません。
とにかく、客の気持をとても誠意的に汲んでくださるのです。

分かりやすい例でいえばYさんは一度たりとも我々を「奥様、お母さま」「お嬢様」などと呼びませんでした。我々がそういう呼び名は好かんと吠えたわけでもないのにです(笑)。

しかし客の立場に立って考えたとき、それは至極理にかなっているのです。
なぜならマミちゃんはそこに一度も旦那(らしき人)を連れていったことがないわけですから、「奥様」かどうかまったく分かりませんし、このお店において直接の客となるのはマミちゃんなのですから、「お母さま」と呼ぶのも変です。
だから「お客さま」と呼んでおけば接客としては合格点なのだけれども、Yさんはそれのさらに上をいき、我々の名をしっかり覚えて資料がなくても久しぶりにお会いしても必ず「福田さん」「良奈さん」と呼んで下さるのです。
す、すばらしいいい!!!

あわわ、いかん。Yさんを褒め称える記事じゃないんだ今日は。エルク君のことでしたね。

んで、我々の新愛車も無事決まって数年が経った先日のこと、その優秀な担当者であるところのYさんからお電話をいただきました。
なんと、「エルク君をお嫁に出そうと思いまして」とおっしゃるのです!!!
にぶい私は「え?どこへ???」とか聞き返してしまいましたが、つまりはYさんが我々の(特にマミちゃんの)エルク君への執着を覚えていてくださって、うちに嫁がせることにしてくださったのです!!
う~~ん、やっぱりプロの鑑。

...ん。嫁?
ちょっと待て。エルク君って「君」づけなんだから男なんじゃないのか。
でもYさんは「エルク君をお嫁に出そうと」とおっしゃってたような.....!?!?!?
.....ま、それはちょっとした言葉のアヤってことで。
うちでは「婿入り」と称して大安吉日にお迎えにあがりました。

ショールームではYさんとエルク君を抱えたもう一人の男性の方にお出迎えいただき、マイボルボに乗せてシートベルトまで締めてもらって家までやってきました。

しかしそれにしてもエルク君、そうとう大きいです。
車に乗せたときも「チャイルドシートいらないね」と思ったほど大きくて大人用シートベルトが似合っていた彼でしたが、家に入ってもやっぱり大きい。かえるのダイちゃんもびっくりです。
画像のように、人間用ソファをしっかり占領して寛いでます。

レッスンのとき稽古場に連れ込んでレッスンを見学させていたら、生徒さんも「これだけ大きいと視線を感じる」とおっしゃってましたっけ。
ともあれ、珍しくカエルではない新メンバーではありますが、エルク君のこともどうぞよろしゅうに♪

uluhua wale au

2008-02-23 03:24:48 | ダンス話&スタジオM
「uluhua」は苛立ちや不安、ヤキモキが綯い交ぜになったアンニュイな気持を表すハワイ語です。

私が目下のところ激しくuluhuaなことといえばもちろん、例のスタジオM新ドレスのことでありんす!!

先日ようやくうちに届いたドレスがダメなシルエットだったことを受け、生地のプリントと縫製を再び急ピッチでやってもらっているんですが、やっぱり一朝一夕には縫いあがらないようで。
けっきょく、今週中には間に合いそうもありません。グスン。

しかしなんでうちのドレスは難産なのかなあ。
ほかのクラスの衣装の中には着々と出来上がってくるものもあるのに...。まあ、いろいろなところで作っているわけだから仕事の速い遅いもあるでしょうし、新しいクラスの中には期限内に出来上がってくれないとパーティーに着ていくものがないシンデレラ状態なところもあるので、せめて大丈夫なものだけでも順調に仕上がらなくちゃ困るんですが、こうも難産だとどうしても「なぜこればっかり思いどおりにいかんのよ」とuluhuaにならざるをえません。

とはいえ、原因に思い当たるフシがないかといえば、そうでもござりませぬ。
ご存じの通り、うちはただでさえ衣装デザインへのこだわりが多いです。それはすべてのグループの衣装に共通してます。
だから生徒さん本人からの「どうしてもこの形じゃなきゃダメ」などの希望がない限り、できる限りシルエットが良くなるよう知恵を絞ります。

たぶんそこまでこだわる我々はある種の変態なのだとおもいます(笑)。
その変態的こだわりはもしかすると誰にも気づかれないかもしれないけど、「何故だか分からないのになんだか素敵だなあ」と思ってもらえたら、それが本望です。
うちの目指すことはほんの僅かなスパイスが料理の味を劇的に変えるのに似ています。そのスパイスが何だったかなど、いえスパイスが存在していたかどうかすら、食べた人にわからなくてもよいのです。ただ美味しいと感じてもらえさえすれば。

その従来どおりの変態的こだわりに加え、実はこのドレス、本スタジオの久々の新作フラ衣装なのです。
こないだはタヒチアンを作りましたので、その分ブランクが空いたのです。
でもって、このブランクがさらに思い入れを強めたことは疑いようがありません。

その長いブランクを経て、今回の衣装を着て踊る新曲が始まった当初から、何を隠そう次のドレスの構想は決まっていました。
今までの数カ月間、我々はこのドレスを想定した振りを踊り、このドレスに合わせた踊り方を練習して今に至っているのです。

そしてついに先頃その曲が完成しました。あとは画竜点睛のこのドレスを身にまとうだけなのです!!!
...と書けば、我々の憧憬の気持もお分かりいただけるのではないかと思います。

今度こそほんとに無事ドレスをゲットして、パーティーではお揃いコスチュームにするぞー!!!

一見さんいらっしゃい

2008-02-22 02:58:18 | ダンス話&スタジオM
うちスタジオMには特有の現象がけっこういろいろ見られますが、中でもすごく遠方から通う生徒さんが多いというのはその最たるもののひとつといえましょう。

うちの日光スタジオなど20年以上市外から通い続けてくれている方もいらっしゃいますし、読売などそれと同じくらいの長きにわたって県外から見えている生徒さんまで!!

これから新しく始めるクラスの代表の方が「メンバーを募集してみたらすごく遠くから来る人が多いんです!」と電話口で驚いておられるのを聞いて、そうか、じゃあコレってウチ特有の現象シリーズなのね、と改めて思った次第です。

知らない場所で新しいメンバーに入って何かを始めるのって、よほど社交的な人じゃないかぎりけっこう勇気が要るって人も多いんじゃないでしょうか。
私もおよそ社交的とはいい難いキャラクターなんで、そういう人を見るとすごいなと思います。

どれだけ社交的じゃないってあなた、小学校に入ったらクラスの子供達が昼休みのたびに私の電話番号を聞いてくるのを面倒くさがって、お絵描き帳の片隅に番号を書いといて自分は絵描きの没頭してたってくらい深刻なんですぞ。って、コレ前にも書いたかしら。

それって私が人と交流できないタイプだったからというより、とりたててその必要を感じなかったからなんですが、そういう生き方をしていてもあんがい気の合う仲間は徐々に見つかってくるものでした。
そういえば私が激しく共感しているドラマの「斉藤さん」も、「べつに友達はいらない」と言いながらも、一人二人と友達ができていましたね。

えー、私がいいたいのは、仲間の作り方ってそういう自然な流れでいいんじゃないかな、ってことです。
よく仲間がいないと耐えられない、特定の人と限られた地域で安全にお付き合いしていたい、仲間はずれにされるのは嫌だ...などと考える人がいますが、そんなに必死にならなくてもいいと私は思います。

私は義務教育は地元で、高校は宇都宮、大学は東京...とどんどん地元を離れていきましたが、地元から離れれば離れるほどあきらかに気の合う人に出会う確率は上がっていきました。
それは地元に気の合う人がいなかった訳じゃなく、地域に囚われず目的で集まっている確率が上がるほど気の合う人もまた増えるということではないでしょうか。

知らない環境に行けば、そりゃ最初は知らない人ばかりだから仲間はいないかもしれません。私みたいに自ら人の輪に加わろうとしない性格だと特に。
でも、そうやって時間をかけてお互いのことを理解してからの方が、ほんとに気の合う人が見つけられると思います。

うちのスタジオにとても長くいる生徒さんたちの一団は、端から見ると一枚岩のグループのように見えるかもしれませんが、実際にはダンスのキャリアも住まいも職業も年齢もバラバラで、四半世紀かけてじょじょに集まったメンバーです。
去年のケントスでのトナ会の様子などを見ると、とてもそうは思えないですけどね(笑)。

私は狭い人間関係や行動範囲内におさまるのがどうしても嫌で、己の世界を際限なく広げていきたいと思うタイプです。
母マミちゃんもそうですね。なんたって1ドル360円を厭わずにハワイに留学した人間ですもん。

だからうちに来る生徒さんは、そういう我々の不覊のニオイを感じとって、遠距離をものともせずに通ってくれるバイタリティーの持ち主が自然と集うのかもしれませんな。

ダブルブッキング

2008-02-21 01:57:50 | ダンス話&スタジオM
来月から始まる今季のF1に関して、衝撃の事実がわかりました。
なんと初戦オーストラリアGPがパーティーの日に重なるのです!!!

うっぎゃ~。パーティーの日といえば、前回を思い起こしても一日中なんやかやと走り回る忙しさで、会場で食事をする暇もないほどの有様だったはず。
そんな状態で深夜のF1など観られるのかッ。力尽きて眠りこけてしまうんじゃないかッッ!?!?

ま、F1は録画だって観られますから(だってどうせ生中継じゃないんだもん)、そんなに焦るこたないですね。
でも確か前回も発表会当日がレース日と被ってたような...。F1開催日なんて一年にそんなに沢山はないことを考えると、うちの主要イベントとことごとく被っているのには何やら縁を感じずにはいられませぬな。

最近では何かというとパーティーの企画について話し合ってます。
もう一ヶ月を切っていますからだいたいの流れは決まっているわけで、あとはスケジュールを具体的に決め、それを円滑に進めるための案を練っている段階です。

第一に問題になるのはお食事のことです。
って我々の食い意地が張っているからじゃないですよ断じて(笑)。

前回は記念品バッグに料理のお重を入れて配り、室内でも屋外でも好きな場所で食べました。
でも今回は3月。外で食べるにはちょっときついです。
それに何より、食べられる席を焦って探すのではなく、一人ひとりにちゃんと席をご用意して、ゆったりお食事できる環境を整えたいのです。
そのためには何百人の参加者がスムーズにお食事できるように準備しておかなければなりません。

メイン会場はほとんどステージとランウェイと客席で埋まっていますから、残りの部屋で全員が一時に食事するのはさすがに無理です。
そこで、食事時を2つないし3つのグループに分け、どこかのグループがお食事している間、それ以外のグループはショッピングやメレフラなどで過ごせるように時間配分しようと考えております。
そうすればお食事のときも遊びのときも混み合わずゆったり楽しんでいただけますしね。

あ、「一人ひとりに席をご用意」で思い出しましたが、今回はステージ周りの客席をグループごとの指定席にします。
そうすれば貴重品でなければ上着などのちょっとした荷物を置いておいても大丈夫ですし、席を取っておかなくちゃ!!と焦らず自由に出入りできます。
グループ内で時々席替えすれば、すべての方が前方の列に座れるようになります♪

パーティーだけでなく、問題のスタジオM・フラ衣装もどうやら新展開を見つつあります。
我々の必死の思いが洋服屋さんに届いたらしく(私の描いた身も蓋もない比較図と、送り返した箱の中身を見たらきっと伝わると信じてはいたが)、できるかぎり急ピッチで生地プリントと衣装製作を頑張ってくださるそうです!!
今度こそ間違いが起きなければ、いよいよ今週中に全員の分が揃うかも!?
ウン度めの正直であの素晴らしいシルエットの衣装が来てくれることを、今はひたすら祈っております!!

プレミアムグッズ

2008-02-20 01:29:04 | ダンス話&スタジオM
聞いた話によれば、火曜10時のドラマ『あしたの、喜多善男』の視聴率が低迷しているそうじゃないですか。
もったいないよなあ。私なんかからすると日本のドラマの中では歴代1位かもというくらい面白くて毎週楽しみに見ているのに、なぜ見ている人が少ないのでしょう。

『喜多善男』は善意が服を着て歩いているようなお人好しなのに冴えない人生を送ってきた主人公が、11日後に迫った親友の命日に自分の人生を終わらせようと決意するところから始まります。

なのにその日からいきなり彼の人生は今までと打って変わって波瀾万丈の毎日に。
しかも、これまで知らなかったさまざまな事実が次第に明るみになってゆくのです。

どうやら喜多さんの人生は彼が思っていたほど凡庸でもなく、彼が親友と思っていた人物には思いがけない正体が隠されているようです。
彼の「最期の日々」が一話につき一日ずつ語られていくにしたがい、それらの思いがけない謎がミステリ仕立てで徐々に明らかになってゆくのです。

これまではそれらの謎は我々視聴者や喜多さんを取り巻く人々にのみ明らかにされてきたのですが、前回あたりから喜多さん自身にもその謎の存在が知らされ、ついに今日の放送ではある決定的な事実を知ることになったのでした。

それに加えて、自ら命を断とうとする彼の思惑とは別に、それぞれの事情から喜多さんを殺そうとする人々の影が...。
また彼をとりまく謎を徹底的に暴こうとする人々もおり、彼らにも何やら理由がありそうです。
そして喜多さん自身、人知れず心の闇を抱えて葛藤しています。

喜多さんを中心とした人間模様はまさにサスペンス。
にもかかわらず、まったく重苦しい感じがしないのは、気の利いたBGMと誰一人憎めない登場人物たちの性格の所以でしょう。
喜多さんを殺そうとしている連中まで憎めないのですから大したもんです。
テンポも小気味よく、次から次へと繰り出される新事実に飽きる暇はありません。

この魅力が多くの人に共有されてないなんてほんとにもったいないな。
世の中、真に優れたものが相応の評価を得られるとは限らないんだなあととみに思います。


あああ、本題が激しく蔑ろになってたああ!!!
ギャフン。今日はほんとは来月のパーティーの話をしようと思ってたのです。

パーティーでは前回同様、記念品を製作しております!!
リクエストにお応えして今度も袋物です。でも、作りは前回よりちょっと豪華め。ポケットなんかもついてなかなか便利かと思います。
サイズも優にひとまわり大きいので、レッスン七つ道具をたっぷり入れられる筈です♪
もちろんパーティー初日からお使いいただけますぞ。
その際はハンカチやスカーフ、キーホルダーなど目印になるものをご用意されることをおすすめいたします!!

ほかにも「おまけ記念品」をいくつか付けようと計画中です。
今妄想しているのは、パーティー中に使って盛り上がれるツールや、逆にあとで日常生活で活用してもらえそうなものなどなど。
それらをメイン記念品のバッグに入れてお渡ししますので、お楽しみ袋の要領でワクワクしながら開けていただければ幸いです。

さらに、今回の司会や抽選会スタッフとして活躍していただくスタジオの皆さんのためには、記念品兼スタッフマークを製作中です。
というより今日原稿を描きました。
これがまたそうとう萌えです。
...と書いただけで、どんな絵柄かご想像いただけますね(笑)。

大丈夫、「アレ」が苦手な方でもそれなりに可愛いと思っていただけるように、たしょうデフォルメしました。
何パターンもの「アレ」を描きまくり、どの子も可愛かったのですが特に一人を選び出して、その子の周りに「STUDIO M DANCE ACADEMY」の文字を書きました。
もちろん土台は鮮やかなピンクです。スタッフの目印として活用する以外は、記念品バッグに付けていただいても色が合って可愛いと思います。

このスタッフマークを付けるメンバーはだいたいみんな例のシルエットこだわりまくり新ドレス(※なぜ五七五)を着てパーティーに登場するため、受付嬢や抽選会係の際はお揃いの制服がごとくあれを着たら素敵だわ、と妄想中です。

ただそのためには衣装が間に合ってくれないとどうにもならないんですけどね~~~。
ほんとに頼むよ洋服屋さ~~~ん!!!

(↑ここ数日こればっか言ってますが、マジ目下の悩みはそこです。
昨日は冗談抜きで一日中、胃が痛かった...。ストレスが胃に来るってほんとです。気をつけなきゃね!!)

茨の道

2008-02-19 03:18:13 | ダンス話&スタジオM
今朝やっとこさ新しいドレスが家に届きました!!

おおお良かった、これで明日こそ生徒さんに渡せる...と喜んだのも束の間。
広げてみるなり我々は叫びました。


なんじゃこりゃァァァ!?!?!?


なんと、届いたドレスのシルエットが指定とまるっきし違っていたのです!!!
こ、これは由々しき事態です。とてもじゃないけどこのまま生徒さんに渡すことなんてできないッ!!!

我々は即座にドレスの各所をミリ単位で測り、比較表にして洋服屋さんに送りました。
そういうわけで、首を長くしてる皆さんはほんとにほんとにごめんなさい!!折角届いたドレスですが、直ぐさま送り返してしまいました。

にしてもミリ単位って。どんだけ五月蝿い注文だよ。

今回のは注文と出来上がりにかなり大幅なズレがあったので当然ですが、そうでないときもウチはミリ単位までシルエットに五月蝿いです。
新しいデザインを起こしてもらうときは大抵各部分の細かい寸法まできっちり指定してお願いしております。
一つのズレはミリ単位でも、そのせいでぐっと体型がよく見えたり悪く見えたりするのです。
ましてそれがいくつも重なると、まったく異なるシルエットにもなりかねないんですね。

いろんなフラ雑誌とか見ても、ここまで五月蝿くシルエットに注文つけている教室はウチくらいなんじゃなかろうか(笑)。
でもそのこだわりがあるからこそ、パッと見では真似できない独自の美麗シルエットが実現するわけでして

うちのメンバーには絶対に美しいものを着ていただきたいのです。
見てる人が恥ずかしい格好なんてのは論外だけれども、着た人がありのままの姿よりさらに美しくなれるようじゃなければ衣装の意味はないと私は思います。

フラの場合、衣装やレイも曲の意味内容をあらわす重要なツールと言われています。
しかし私はハッキリ言いたい。衣装の第一の必須条件は美しいことです。
大前提に「装いとして綺麗」というのがあって、意味だのなんだのは第二第三の要素であります。
どんなに意味に合っていようと、素敵じゃなくちゃなにひとつ意味がないですよね。

だから我々は徹底してシルエットにこだわり、洋服屋さんの仕事はプロであると信用しているゆえに、敢えて五月蝿いことをお願いしているのです。

今回のドレスも、次回こそ理想が達せられると信じてまたまたまた一途に待つといたしましょう。(←柏手)

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