舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

「VIVA!ハワイアン」イベント終了!

2012-07-30 20:01:53 | ダンス話&スタジオM
先日お知らせした「大江戸温泉物語 湯屋日光霧降 VIVA!ハワイアン」での出演が無事終了しました~!!
暑さにめげず踊ったメンバーの皆さんも、わざわざ観に来てくださったお客さまも、ありがとうございました


今日、担当のYさんからお礼のメールが届きました。
公開しても差し支えなさそうな内容なので、こちらにご紹介しますね


昨日は、ご多忙の中 皆様にて フラショーのご出演を

頂きまして 誠にありがとうございました。

本当に 華やぎあり 素敵で  お客様からも 感激のお言葉をいただきました。

私が 一番驚きましたのは、お嬢ちゃまが 音楽が鳴り出すと 反応し、

踊り始めること お顔の表情もパッと笑顔になり ・・・素晴らしいですね。

いまから 楽しみですね。



そうなのです。現場でもYさん、大変驚いてらっしゃいましたが、ウチの四代目は1歳とは思えないほど踊ります。


最初は出演前のバミリの時。
目印のテープを貼るために我々二人が舞台で作業していると、ちょうどサウンドチェックで出演曲が流れ出しました。
それを聞いた四代目、とたんに満面の笑顔になり、曲に合わせて踊り始めたのです。
プールで泳いでいた人達も、驚いて四代目を見てました。
と言っても皆さん、彼女が「振付どおりに」踊っている事までは流石にご存じないだろうなぁ。


あとはもちろんフィナーレのときです。
第一部はまだ場所に慣れていなかったのと、50人を超える出演者が乗った舞台に気圧されたのか(でも乗ってる人はみんなウチの関係者なんですけどね)、それほど踊りませんでしたが、第二部は舞台から落ちるんじゃないかと心配するほど縁ギリギリまで前に出て踊ってました。


ちなみに、舞台袖でみんなのステージを観ているときは、曲が終わるたびに拍手して「じょーずー」と声をかけます。

これらの事は決して我々が仕込んだのではなく、すべて本人が自発的にやっている事です。

彼女が四代目としての自覚と責任を持ってくれる事は、私の究極の目標ではありますが、とりあえず最初の数年間は、とにかく踊る事が好きになってもらいたいと、それだけを考えてレッスンやイベントを見せています。


どうやら彼女は生まれつき幼少時の私などより余程ダンスが好きなようで、初めて見る踊りは真剣に観察し、3回くらい観ると幾つかの特徴的な部分を真似するようになります。
曲を聴けば、振付けのある曲ならその振付けを再現しますし、振付けが無い場合は自分で創作しています。


まあ、踊ってないときはただの大食感でイタズラ好きのワルガキなんですけどね。


ともあれ、ご縁があればまた来年も参加させていただきたいと思っております。
あ、でも、楽屋はもうちょい涼しくしてもらえたら嬉しいな(笑)。

2012骨髄バンク「命のつどい」コンサート♪

2012-07-22 22:58:41 | ダンス話&スタジオM
去る6月17日(日)、栃木県総合文化センター・メインホールにおきまして、骨髄バンクNPO「命のつどい」主催のチャリティコンサートが行われました


「命のつどい」のコンサートは、宇都宮での第一回公演から欠かさず参加している恒例のイベントです。
チャリティという事で、このイベントだけは必ず参加する!という生徒さんも。

しかも、きちんと照明を入れたメインホールで踊れるので、爽快感も抜群です。
「チョー気持いい」と感じるステージは色々ありますが(特に我々はそういうステージを選り好みして出てますからw)、やっぱり大劇場の良さは格別なモノがありますね。


格別な大劇場で踊るんですから、お見せする物も舞台に相応しくなくちゃダメですよねやっぱり。
というわけで私達の場合、骨髄バンクの時は必ずこの日のための新曲を練習したり、このタイミングに合わせて衣装を新調したりしている訳です。


そんな大イベント・骨髄バンクの写真が届きましたので、今日はごく一部をご紹介します~。





撮影してくださったのは昨年の骨髄バンクからお世話になっている阿部カメラさんです。
この鮮やかな発色、やっぱプロの技だわ~。

私達のトップバッターを飾ったのが、こちらのよみうりカルチャー「エレガント・フラ」のメンバーです。
曲に合わせて南洋の海をイメージした色合いの新作ドレス。しかし最も注目して頂きたいのはシルエットの美しさですな。
それと色のバランス配分ですね。このインパクトの強い生地は、素敵ですがコレだけで全身作っちゃうとちょっとしつこい。という訳で上は敢えての黒無地でございます。

それと装飾品、このような色合いの生地に一般的な花のレイや髪飾りを持って来ちゃうと、ドレスの色彩の美しさが木っ端微塵です。これがターコイズを使う時の難しさですね。
なのでもういっそのこと全部ターコイズで特注しました。

どうやらこれらの重箱の隅を突くかのごときコダワリが功を奏したらしく、幕が上がって我々の姿が見えたところで、客席からワアッ!と歓声が上がって会場の空気が一変しました。
この、まるで魔法を使ったように会場の空気を一瞬で変えるのが、私ゃ好きでたまりません。





こちらはスタジオMのフラの模様です。
一見するとえらくシックな黒一色のドレスですが、回転したりすると表情がガラリと変化します。

この衣装は他より一足早く、去年の30周年発表会に間に合うように作ったのですが、コレを着てプログラム用の写真を撮ったところ、皆さんシンデレラ姫が現れたかのようにツンとお澄まし(ひみつのアッコちゃん)だったのが面白かったですね~。
対照的に、ウリウリを持った衣装の時は弾けるような笑顔の人が大多数でした。やっぱり着る物によって気持まで変るんですねえ。

そしてこの衣装について最も特筆すべき事は、この衣装は少し装飾を変えるとそのままディズニー・ハロウィーンで使えるという事です。
というより、じっさいにそうやって使っています
ウチの一部メンバーがハロウィーンに仮装してディズニーへ集団で押し寄せるようになって数年経ちましたが、その数年で培った経験がこのドレスを産んだと言っても過言ではない(笑)。
仮装対象日の日曜日あたりシンデレラ城前にやたらハデで同じ仮装をした集団が居たら、それは我々かもしれませんぞ。
(あ、もちろん仮装ルールはちゃんと守ってるよ!ハハッ)





で、こちらはジプシーダンスです。
そういえば過去にジプシーで使った衣装も、一部生徒さん達がリフォームしてエスメラルダの仮装に使ってたなぁ。
今回のは新作衣装で、エスメラルダに流用するのはちょっと無理っぽいですが、のちのちはベリーダンスにも使えるようにと考えてます。


これまでの写真を見ればお分かりのように、コーディネイトに多くの色を用いる事を非常に嫌うマミちゃんですが、今回のはたまたま黄色の下に赤いアンダースカートをはいてみたら良いアクセントになりました。
あと上着もポイントです。非常に苦労した難産のデザインでしたが、災い転じて福となし、ステージ映えする物が出来上がってホッとしました。
まあその分暑いんですけどね(笑)。ま、8月に待っている夏祭りイベントだけ乗り切れれば何とかなるか。


あともうひとつ、ハワイアンズに出た時に新聞に載せてもらったグループ「ティアレ」の写真もあるんですが、こちらはまた後日ご紹介しますね

7月のイベント@VIVA!ハワイアン

2012-07-17 00:19:41 | ダンス話&スタジオM

スタジオMはこの夏もイベントに出演します


まずは7月29日(日)、昨年も出演した大江戸温泉物語・日光霧降のプール施設「VIVA!ハワイアン」

に参上します。

先週の土曜日あたりには新聞チラシも入ってました!
あのチラシ、昨年までは謎の明らかにハワイアンじゃない外国人ダンサーがデカデカと載ってるのが非常に残念なチラシだったのですが、今年からはデザイン一新、だいぶセンスよく改善されてました(笑)


スタジオMが出演するのは29日の午後1時半と3時からの2ステージです。
もちろん、前半と後半で内容を完全に変えてお送りします♪


で、ウチの内部での出演者募集に使ったのが、見出しに載せたこちらのイラストです。
モデルは四代目です。モデルに忠実に描いたため、「ごはん」と「おとまり」だけ異様に目が爛々としてます。


とはいえ、踊って遊んで食べてお泊り、というのは我らがスタジオMにおける非常にデフォルトなイベント参加の形態です。
本番でシメるべきところはしっかりシメて、が前提ではありますけれど、先日のハワイアンズ同様、それに付随するお楽しみも我々にとっての「イベント」において重要な要素なのです。
たとえ日帰りで帰れる距離でも、敢えてお泊り!!!(笑)

これを楽しみにしているメンバーが(主宰者を含め)少なからず存在するのがスタジオMです。
しかも、特定の「絶対お泊り派」と「何が何でも日帰り派」のメンバーの間は、例によって見事なグラデーションをなしており、そのとき都合が合えば泊ろうよ♪という雰囲気です。

そして一緒にお泊りしても、さっさとお風呂入って寝ちゃう人、しこたま飲んで盛り上がる人(※主宰者ココ)、そんなザルな人々に混じって飲めないのに盛り上がってくれる人の織りなす、これまた見事なグラデーション。
この自由気侭なところが我らスタジオMなり。

もっとも、この自由主義が心地好いと自分達では思っています。
何しろお泊りの部屋割の基準は「部屋の設定温度」と「就寝時間」ですからね。
むりくり人様に合わせるんじゃなく、出来るだけ一人ひとりがありのままで快適な方法を探るという訳です。


もちろんお泊りは参加するもしないも自由ですが、特に新しく入って来た人の場合、お泊りイベントに参加すると、より早く仲間内に溶け込める気がします。
今では、四半世紀来の生徒さんも、まだ数年しか経たない生徒さんも、同じようにお泊りを楽しんでいる模様です。

ユルいけど心地好い繋がりを持つスタジオMメンバーならでは(?)のステージを、皆様にもお楽しみいただければ幸いです。

「トイストーリー・マニア!」マニア!!

2012-07-10 23:54:07 | Disney (パーク、映画&テレビ)
イーハー!!!


テンションが上ずっているのには理由があります。
ワタクシ、ディズニーシーの新アトラクション「トイストーリー・マニア!」オープン初日に行って参りました~!!!


このアトラクション、フロリダ&カリフォルニアには既に存在しております。
ですから、数年前フロリダのディズニー・ハリウッドスタジオにて体験済みのワタクシは知っておりました。このアトラクションはネ申だと。


最近の若者はアイドルでも何でもすぐ「神」呼ばわりして、ケシカラン神様の大安売りにも程があるとか思っている私ですが、このアトラクションを神と呼ばずしてなんと呼びましょう。
あれほど「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」が大好きでヘビロテしているくせに、トイストーリー・マニア!はその10000倍は面白いです。


で、そのアトラクションがいよいよ日本にオープンするとなったら、そりゃ初日に行かないとダメでしょう。
もちろん、前日からシー入りです。
あいにく日曜の午前中は雨でしたし、この日は招待客しか入れないのですが、開園数分後に入園し、一直線にアトラクション前へと駆けつけました。


ディズニーシーをご存知の方のために説明すると、トイストーリー・マニア!はアメリカンウォーターフロントのBBBをやってるシアターの先にあります。
一般的にわかりやすく説明するなら、シーに入ったら海沿いにどんどん左に行って、ハロッズみたいなデパートの左側の道をひたすら進むとその一番奥にあります。
ここに、トイストーリー・マニア!を擁するエリア「トイビル・トロリーパーク」があります。


エリアと言ってもトイストーリー・マニア!用に作られたエリアですから、このアトラクションの他は、ワゴンの売店とちょっとしたミニゲームコーナーくらいしかありません。
ちょっとレトロな遊園地のイメージで、どちらかというとランドにあった方がしっくり来そうな感じです。特に夜の電飾などを見ると、ワールドバザール~ディズニーランドホテルみたい。
でも、あちらには既にバズのアトラクションがありますし、シーの方が圧倒的にアトラクションが少ないですから、どうしてもこっちに持ってきたかったんでしょうね。


日曜は招待客のみの日でしたが(招待客パスを提げてる人達を何人も見かけたよチクショウ)、このエリアの様子だけは外から眺める事が出来ました。
昼間のレトロで可愛らしい色彩も、夜のイルミネーションもとても綺麗です。
「う~、あのエリア混むから暫くは行かないでおこう」と思っている人も、異常な列(初日は400分待ちが出たらしいですぜ)に並ばないでエリアだけに顔を出す分にはそれほど混雑の被害を受けませんので、閉園数分前などに行ってみる事をお勧めします。


あ、そうそう。
これから乗ろうと思っている方に、非常に重要なお知らせがあります。
【警告】バケーション・パッケージについてる「どこでもファストパス」は現在このアトラクションでは使えません!!!
これ、知らない方も多いようなのでホントに気をつけて!!
私も知らなくて最初ウッカリ申し込もうとしちゃったよバケーション・パッケージ。あのチケットで入りゃ楽勝じゃんとか思って。


しかしミラコスタに泊まっている人なら心配ご無用。一度ホテルを出て専用ゲートに並べば、一般ゲストより20分早く入園出来ます。
そう、ミラコスタから直接入場出来るゲートからのアーリーエントリーは終了してしまったんですね。一旦外に出なきゃならないのは面倒くさいですが、一度に捌ける人数が全く違うので、確かに朝だけはこの方が良かったかも。
月曜日=オープン初日の朝も、わざわざ外に出た甲斐あって、宿泊者の列の殆ど一番後ろに並んだ我々でさえ、非常に早く入る事が出来ました。


入ったら当然イタリア→ニューヨーク方面にダッシュ!
私のダッシュとは大体普通の人の早歩きくらいの速度なんですが、周囲の人達がのんびり歩いていたので、精神衛生上のダメージは少なくて済みました。

そしてまずはファストパスをゲット。
うへ、ちょうどチェックアウトの少し前の時間じゃん。「チェックアウトは出来るだけギリギリに♪」をモットーとする(←迷惑なモットーだな)私は非常に不満が残りましたが、まあこの神アトラクションのためとあらば仕方ございません。


無事ファストパスが手に入ったところで、おりよく四代目を乗せたベビーカーを押してやって来た母マミちゃんも到着。
一緒にスタンバイの列に並びました。
まだ一般ゲストの方はここまで着いていないようで、この時点で40分待ちと言われました。


並び出して比較的直ぐに建物沿いの屋根の下を並ぶエリアに入り、四代目に朝ミルクを飲ませだしたあたりで一般の人達が到着した模様。劇的に列が伸びて行きました。
あれよあれよという間に列が増やされ、その殆どを炎天下で待たなければならないのは結構キツそう。
もうちょっと屋根を増やす方法は無かったのかねえ。せめてこのエリア全体だけでも屋根で覆えば良かったのにという気もします。


ともあれ列が進んで、いよいよ建物の中へ。
おお、可愛い。まるで自分が小さくなったかのように、巨大なオモチャやカラーリングブックが至る所に散りばめられています。
ここの出来は明らかにフロリダよりGJでしたね。フロリダももちろん巨大オモチャが沢山あって可愛らしかったんですが、東京バージョンの方が「自分の身体が小さくなって子供部屋に迷い込んだ感覚」を味わえました。


部屋の中をジグザグしながら奥へ進み(一度に捌ける人数が多いのでこのアトラクションの列は比較的進みが速いです)、次の部屋へ行く直前に、3Dメガネをゲットします。

ちなみに私、体質によるものなのか3D効果を殆ど感じる事が出来ません。
自分の眼鏡と二重にかけてみても同じだったので、視力の所為ではないみたいです。
それでも3Dメガネをかけないとモノが二重に見えてしまうので一応かけるんですけどね。


ともあれ、次の部屋はいよいよ乗場です。
アンディのベッドのそばから出発するという設定。一応探してみましたが、やはりディズニーですのでアンディのベッドの下には健全な感じの物しか無さそうで、私の期待したようなモノはありませんでした(ってオイ)。


あ、くだらない事かいてて肝心な事を書き忘れるとこだった。
重要なお知らせその2、高得点獲得を目指すなら、お連れ様と一緒に乗ったらダメですぞ。
乗り物は二人乗りで、シューターも2つ付いてますが、ゲーム画面は一台につき一つだけ。
つまり、「二人で一枚のパイを取り合う」状態になってしまいます。
高得点の的は一度に1~2個しか出ない事も多いので、出来るだけ高得点を狙うなら、どう考えても一人ずつ乗るべきです。



《以下ネタバレ注意》



アトラクションの概要を説明すると、これは乗り物に乗って行うシューティングゲームです。
それも、バズより更にシューティングに重きがおかれています。
つまり、ただ乗ってさえいれば楽しい世界に行けたりスリルが味わえたりするモノではないので、ある程度シューティングゲームをやる気で乗らないと、このアトラクションは楽しくありません。
逆にいうと、ディズニーの普通の乗り物が楽しくない人であっても、ゲーマーさんであればこのアトラクションなら楽しめるかもしれません。

乗り物は大画面から大画面へと移動し、それぞれが異なるステージになっています。
あるステージでは標的に卵をぶつけ、あるステージでは皿割り、あるステージでは輪投げ…と、様々な種類の射的ゲームを、自分の前にあるシューターで行います。
シューターは向きを自在に変えられるようになっており、後ろに付いているヒモを引っ張る事で卵や矢が発射されます。

的にはそれぞれ点数が付いており、高得点の的はそれだけ狙いにくいですが、ザコ的と比べるとまるで効率が違いますので、できるだけ速くヒモを引いて連射し確実に仕留めることが重要です。

それぞれのステージの最後で自分の点数の小計や的中率が出ます。
これを見ているとわかりますが、点数はステージが進むごとにインフレ化する、つまり高得点を得やすくなって行きます(もちろん射的の種類による取りやすさの個人差はあると思いますが)。
特に最後のステージはボーナスコーナーもあるので、序盤は腕慣らし程度に頑張っておき、最後のステージで全力投球する事が高得点ゲットのコツです。


すべてのステージが終わると、いよいよ総合得点の発表です。
ボーナスコーナーのあたりから、さっきまで自分のスコアを教えてくれていた手元の画面が見られなくなってしまい、最終的な得点はこの発表コーナーに行かなければ見られません。
どこのクイズ番組だよ。じらすねキミ。


ともあれクイズ番組だかなんでも鑑定団みたいな発表コーナーの時になると、シューターがクラッカーに変ります。
気前よくヒモを引きまくって自分の健闘を褒め称えましょう。
もっとも、私は点数発表で頭がいっぱいなのと、死力を尽くした所為で力が残っておらず、クラッカーを鳴らせた事はまだ一度もありません。


ちなみに、得点発表の最後には「一緒の乗り物に乗ったメンバーでの最高得点」と「今日の最高得点」「今月の最高得点」が出ます。
せめて同じ乗り物に乗った10人程度の中ではイチバンを取りたいものです。


しかし私は高得点を取りたがるわりに腕のいい人のプレイをただ観ているのもけっこう好きなので、いつか友人の天才ゲーマーをシーに連れて行き、隣に乗り込んでどんな高得点を叩き出すかじっくり見てみたいという願望もあります。
ま、どう転んでもシーに引っ張り出すのは無理そうな人材なんで、夢見るだけに留めておくつもりですがね。

フラ話@プライド・オブ・アメリカ

2012-07-03 18:09:00 | Hawai'i
う~む、時間があるのを良いことに、うだうだと長文を書く悪癖が復活してしまったぞ。
ともあれ今日こそはハワイ4島クルーズでのフラのお話です。


プライド・オブ・アメリカのパンフレットの表紙にはフラガールの写真が使われていますし、何より「ハワイ」クルーズなのですから、どうしたってフラに期待せずにはいられません。
まぁ観光客相手のクルーズ船でそうそう素晴らしい踊り手に出会えるとは思ってませんが、少なくともハワイの風を感じさせてくれるダンサーにはお目にかかれるだろうと思っていたのです。

ハワイの風。それはネイティヴな「ハワイのフラ」を踊れるダンサーだけが吹かせることの出来る風です。
これと上手下手は一切関係ありません。まるっきり素人のムスメさんでも、この風を吹かせられる人もいます。ハワイでちゃんとしたフラを習っている人なら、ですけどね。
そんなハワイの風を期待しつつ、船内新聞に載っていた告知に従って船内のレッスン会場へ。



先日も載せた、こちらのラウンジがレッスン会場です。
そこに現れたのは「ハワイアン・アンバサダー」なる、えらくもっともらしい肩書きの二人の女性でした。

そして、そのうちの一人が肩書き通りもっともらしいフラよハワイ文化の解説を始めました。

………って、長ッ!!

長い。いくらなんでも長過ぎる。

そりゃあ確かに会場のお客さんの殆どはハワイ文化のことなど全然知らない観光客の人達かもしれませんが、というかそういう一見さんだからこそ、こういう時の解説ってのはもう少し簡潔で良いんじゃないのかね。
なのにこの人ときたら、このまま講義だけで終了まで突っ走ってしまうのではないかと心配になってくるほど長々と喋り続けています。
それも結構偉そうにドヤ顔で(笑)。


しかし、本当の衝撃は彼女が踊り始めた時に訪れました。

な、なんですかこれは。
最近巷で噂のフィットネス・フラとはこの事か!?と見紛いそうな、運動効果は素晴らしそうだけど動き過ぎて最早フラではないダンスが目の前で始められた時に私が感じたヨロメキは、船の揺れではなかったはず(だってこの日は停泊日、船は動いてなかったし)
もちろん、ハワイの風とか完全に凪いでます

イヤもうホント、歩幅1mくらいのカホロに始まり、激しすぎて目が追いつかないアップダウン、ずっと前屈みの姿勢、鬼気迫る表情で、ペレが怒っているところかと思いきや、じっさいに踊っているのは至って平和な「フキラウソング」という、まことに驚くべきフラでした。


毒吐き過ぎと思われますか? そんなことはないですぞ。
いくら客から直接お金を取ってないとは言え、「ハワイアン・アンバサダー」なる看板を背負っている「プロ」なのですから。

たとえば先日惜しくも亡くなってしまったオブライアン・エセル師の率いるカネ・ダンサー達をメリーモナークで拝見しますと、カヒコの時はダリル・ルペヌイ師のスタイルを色濃く受け継ぐそれはもう勇猛果敢な体育会系フラですが、アウアナになれば一転、軽快な音楽にぴったりの楽しく軽やかなフラを踊っておられました(正確にはジャンルじゃなくて意味内容によってそうなるんですけどね)。

まあメリモ常勝グループと比べるのは酷ってモンですが、それにしたってプロであれば(自身のスタイルと矛盾しない範囲で)自然と曲に合わせて踊り方も変わって当然なのであり、少なくともフキラウソングが勇猛果敢になる事は無い…ハズです。


あともうひとつ、今回の「ハワイアン・アンバサダー」を例に教訓を申し上げておくならば、どんなに綺麗な御託を並べられてもそれだけで信用しちゃダメってことです。

もちろん知識は必要です。充分な専門分野の知識と、それを教えるための充分な日本語の知識は。
しかし、これらは、最も肝心な「踊りの技術」があって初めて意味をなすものです。
踊りをみて良し悪しの判断出来ない段階で、「この人はこれだけ立派に喋れるからホンモノだ」と思っちゃうと、のちのちマズい事になったりします。
御託に惑わされず、あくまでも踊りで判断する力を養う事が大切だという、いつもの結論に辿り着きました。


ただ一つだけマジレスするなら(いえ今までのもマジでしたけど)、そういう「見る目を養って~」なんて悠長な事言ってられない観光客を相手にするとき、「どうせわからないんだからこれでいいっしょ」と御託を並べるのだけが得意な人を使うのは、ちょっとどうかなと思います。
特にこの船の場合、じっさいにハワイ4島を巡ってる訳だからさ。そこで立派な肩書き背負わせてフラを教えさせるなら、ある程度は「ホントに分ってる人」を使うのが、ハワイに対する礼儀ですよ、やっぱり。

幸い、船を降りればそこは本場。各寄港地に素晴らしい人材がいくらでも見つかると思いますので、ノルウェージャン・クルーズの担当さん、いっちょ頑張って探してくださいな。

プライド・オブ・アメリカのエンターテインメント

2012-07-01 18:07:47 | Hawai'i
さぁ~て、毒吐きますか~(ヲイ)。


ま、要するにそろそろプライド・オブ・アメリカのハワイ4島クルーズで観られるショー的なモノの話をしようかなと思ったわけで。
具体的にいうと、「ハワイ」4島クルーズってことで当然出てきたフラのショーと、毎晩シアターで開催されるメインのショーのお話です。


既にご存知の方も多いことと存じますが、小生、こんな業界の端くれの人間ですからして、話題がショーとかダンスとかになると色々と辛口でございます。
こと、プロのダンサーとして看板出している方々については、敬愛するおすぎ様の映画評論にも似た様相を呈して参りますことも多々ございます。
したがいまして、どんなショーも「わあー、凄い」とピュアな心で捉えることの出来る方は、毒にやられてしまうおそれがございますので、【閲覧注意】にてお願い致しまする。


……とりあえずまずは毒少なめの方から参りましょう(笑)。

大型客船はほぼすべて大型の劇場を持っており、ディナー前後の時間帯にはそこで何らかのショーが行われます。
たとえばディズニークルーズであれば、毎晩のようにミッキー達キャラクターが出てくるショーを楽しめるのです(我々はほぼ寝てましたが)。


結論から申しますと、このプライド・オブ・アメリカ、さすがアメリカの船というべきか、今まで乗った中ではこのメインのショーの出来は一番良かったです。
逆になんでディズニーの船はアメリカだしディズニーなのにアレだったんだろうね。たぶんキャラクターに頼り過ぎてるのがマズいんじゃないのかな。キャラクター出しときゃ良いだろとか思っちゃうともう、ショーとしては残念な代物が出来上がっちゃうよね。

それはさておき、我々の採点ですと、エンターテインメントが売り(であるはず)のディズニーの船より、こっちの方が全体的な評価は高かったです。
とはいえ、すべてのショーが良かった訳ではありません。7夜毎日異なるプログラムが上演され、ものによって完成度にかなりの波がありました。


もしかしたら誰かの参考になるかもしれませんので、ざっとご紹介しましょう。
ちなみに第1夜はスミマセン、見逃しました
いやあ面目ない、到着そうそうグロ面のままアラモアナへ走り、弾丸ショッピングを強行して来た身にはちとキツかったです。


第2夜…"Aloha Polynesia"

タイトル通り、王道のポリネシアンショー。
ベタですが内容は素晴らしかったです。何が素晴らしいって、ダンサーが踊れる人ばかりだったのが良かったです。
この日はマウイ島停泊日だったので、もしかすると普段はマウイのどこかでプロとして出演している人達なのかも。
観光客向けのフラやポリネシアンダンスというと、とりあえず若いお姉ちゃんに露出度高い格好させとけってレベルのものが少なくないので、ちゃんと踊れる人を何人も揃えたことは、なかなかに好感度高いです。
なのになぜそういう人をフラ講師に雇わな(以下略)


第3夜…『ライト、カメラ、ミュージック、レビューショー!」

私達が乗ったとき、ちょうど初上演だった新しいショー。
ということは、向こう数年間このクルーズに乗ると観られる可能性が高いです。
このショー、ガチお勧めです。
ミュージカルの名作の数々のハイライトシーンを、優れたダンサー、豪華な舞台装置と衣装で、非常にテンポ良く見せてくれます。
たとえていうなら、ディズニーシーのシアターで以前やってた「アンコール!」をスッポン→月まで高レベルにしたような感じです。

何かアレだね、ディズニー好きのくせに悪い例にばっか使っちゃってるねミ●キー。
でもあのショーはちょっとテンポ悪くて中だるみが多かったと思うんだミッ●ー。私、ショーには辛口なんだよごめんね●ッキー。


第4夜…『ソウル・サティスファクション』

っくゥ~~~!!! そそるタイトルじゃござんせんか。
「モータウン」とか「ソウル・トレイン」とかいう言葉を聞いただけで脈拍数上がっちゃう私のような人間が、このタイトルにグッと来ないはずは無い。
上演前のBGMもまさにそっち系の曲ばかりで、それを聴きながら客席の椅子の上でグルーヴィーに踊りまくる四代目も含め、一家三人ワクワクしながら開演を待ちました。

ああ、なのに。それなのに。

幕が開くや否や、悪い予感が背筋から這い上ってくるのを感じた我々。
なぜって、舞台に立っているのは素人臭がハンパない男女二人組(明らかに夫婦)なんですもん。

そして、彼らの第一声を聞いて悪い予感は確信に変りました。
なんじゃこりゃ。ソウルなんて微塵も感じないぞ
「近頃の若者の音楽はただの騒音ぢゃ!」とおっしゃる方がおられますが、まさに「ただの騒音」(笑)。
明らかに私と同じものを期待して来たと思われる、この上なくファンキーな光り物のドレスをお召しになったご婦人も、ものすごく残念そうに耳を塞いでおられました。


第5夜…"Oh What A Night!"

フォーシーズンズという、男性(boysと紹介されてるがどう見てもboyではない紳士方)4人組による歌と踊りと軽妙な(?)トークのショーです。
歌は皆さん上手で、踊りもそこそこ踊れますし、往年のヒットナンバーを歌ったりもしてくれますので、洋楽ポップスが好きな人なら楽しめるかも。
という控えめな評価なのは他でもない、私自身がポップスってジャンルには疎いもんでけっこう寝ちゃってました(笑)。
あとたまに起きてみるとトークが結構スベってる気がしたのは気のせいでしょうか。気のせいだな、うん。


第7夜…"Rock-A-Hula"

さり気なく第6夜を飛ばしましたが、これはその日の出演者が前夜のフォーシーズンズ&なんかコメディアンの人のショーだと聞いてスルーしたからですね。
6日目はカウアイ島停泊日であり、このクルーズがやたら力を入れているルアウショーの晩だったので、ショーをやるスタッフがみんなそっち行っちゃって船には居なかったんだと思います。

ともあれその翌日、最後の夜のステージを飾ったのは、タイトルだけ聞くとものすごくワクワクする系の演目でした。
しかし先日の微塵もソウルを感じない夫婦漫才(違)の例がありましたので、過度の期待をしないで行ってみた訳ですが、期待し過ぎなかったのが良かったのか、最後に相応しい上々のショーでした。

ただタイトルから想像される「フラ」を期待してはいけません。
ここでの「フラ」は『リロ・アンド・スティッチ2』(あくまでも2ね)におけるフラやハワイと同じ程度の意味合いです。
その証拠に、ウリウリを殆どチアダンスのポンポン代わりに使って踊ったりとかしてました。

ショーはミュージカル仕立てで、高校かなんかの2校の学生がダンスコンテストの決勝のためにハワイに来て、お互いいがみ合ったりしつつも最後は仲良くコンテストで成功してハッピーエンド、ついでに最後には各校のリーダーの男と女がくっつくというお約束の展開もアリの、内容的には至って良くあるタイプです。
しかしダンス部分については大変テンポが良く、場面展開も速く、しょーもない芝居の部分に目を瞑れば(←※じっさい目を瞑って寝てた人)、とても面白かったです。
あの色恋のくだりを抜いたらずっと良くなると思うんだけどな。あ、そうすると早着替えの時間が持たないのか(笑)。


まあそんなわけで、こうして書いてみるとなんだか殆ど寝てるみたいに思われるかもしれませんが、今までの船のショーの中では一番寝なかったんです。ホントですってば。
このくらいのレベルのショーをやって貰えると、船の豪華なシアターがちゃんと有効活用されてる感じがして、嬉しいですね。


ともあれ、要するに最初のポリネシアンショーを除くと、ショーにおける「ハワイらしさ」はゼロです。
完全にハワイじゃなくてアメリカ。でも、フラとかハワイらしさを求めないで観れば、レベルは充分に高かったです。

にもかかわらず。この船には「ハワイアン・アンバサダー」なる称号を名乗る人達が乗っているという。
しかも、彼女達がフラ講座を教えるという。
一体どんなモノなのか!? 期待と不安が1:9くらいの割合で、我々はフラ講座に行って参りました。


てなわけで、後半へ続く!!

(ひ、引っ張るつもりは無いのよう。うだうだ書いてたら前半が長くなり過ぎちゃったのよう)

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